ひまつぶし日記

2003年02月09日(日) ホスピスと隔離病棟(真面目話)

さっきテレビで南アフリカにある
エイズホスピスのことを放送してた。

ホスピス
[hospice]
〔原義は、巡礼者などを泊める宗教団体の宿泊所〕死期の近い患者を入所させて、延命のための治療よりも、身体的苦痛や死への恐怖をやわらげることを目的とした、医療的・精神的・社会的援助を行う施設。


そのホスピスに日本人の神父さんがいて、
死んでいく患者たちのケアしてた。

壮絶なドキュメンタリーを見た後の
感想というのは安っぽくなってしまいがち。
私の言葉は足りないし。
でも死んでいく人たちの最期の
生きている姿に呆然としてしまい
書き記しておかないとって思った。

23歳の女の子が白目をむいて死んでいった。
ほんの2週間前の写真では
キレイな白い歯を見せて笑っているのに。
神父さんは泣いてた。
毎日毎日人が死ぬところを看取ってるのに。
それでも泣くんだなって思った。

こういうときなんて表現すればいい?
ごめんなさい思いつかない。
神父さん、患者の苦しみを少しでも引き受けようとしてた。
どうしてつぶれてしまわないのか。
私は私の抱えることだけで気が狂いそうになるのに
人の苦しみまで貰ったらどうなるの?自問

小さな女の子を残して死ぬ母親の
叶わぬ夢が苦しかった。
いつかその子にボーイフレンドができたら
3人でお買い物したいって。
叶わぬ夢は夢じゃないなんて言うな。
毎日死にたいとか消えたいとか
面倒くさいとか私ばかり苦しいとか言って、
私とよその国の末期患者は比較対象にならない
なんて大きな勘違いだ。
私はまだ今のところ生きられるんだ。
人の苦しみまで引き受けられるかどうかはわからないけど。

うちの前には大きなハンセン病患者の施設がある。
広大で林に囲まれていて中はよく見えない。
中には住居やコンビニなんかがあって
小さな町のようになっているんだって。
その昔隔離されていた人もいるのだろう。
今は自在に一般人も出入りできるそうだ。

ホスピスとは全く違う隔離病棟の跡地。
ハンセン病患者は老人しかいないから
年々亡くなって減っているらしい。

9年後にはこの施設も閉鎖されて、
大きな公園になるんだって。

ここの周囲を囲む林には
春はきれいな桜が咲くよ。
秋はキレイな紅葉が見えるよ。


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