samahani
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2002年12月08日(日) パーティーは思索の時

夫の会社関係のパーティーというのは、妻にとって大変疲れるものである。師走のこの忙しい時期に(←気分だけは忙しいのだ)、なにもパーティーに呼んでくれなくてもいいのにと思うのだが、相手がこの時の上司となれば、無碍に断る訳にもいかないのだ。(子どもが小さかったら、「ベビーシッターが見つからなくて」と言い訳もできるのになあ・・)

なので、行ってきました、雪の残る日曜日の夜に。

わたしも、これはお仕事のうちと思うものの、下手な英語で会話し、ダンスの時間(ディスコティック・ダンス)に参加し、難しそうな仕事の話に分からないまま頷き、放って置かれれば一人で思索の時間に充て、はあぁーー、もう一週間分の妻の務めを果たしたゾという気分になった。

以下は、そんなパーティーで起こったこと、考えたことのあれこれである。

・夫の仕事は、中東・北アフリカ地域に関係しているので、フランス人やフランス語の喋れる人が多い。(←なぜか奥さんの方も) 「この中でフランス語の喋れない人いるの?」と言われて、思わず、「はいっ!」って、元気よく手を挙げたら、それってジョークにもならなかったみたいで、一瞬、みんなが凍り、リアクションに困っていた。気まずかった。

・パーティーには15分遅れで着く、というのは常識なのだが、1時間遅れ、もしくはそれ以上遅れてくる人もいて驚いた。6時からのパーティーに30人全員が揃ったのは7時半くらいだった。(一番遅くに来た人が一番早く帰ったこともビックリ)

・パーティーにでても、昔ほど疲れなくなった。けれどそれは私の英語が上達したからではなく、会話の内容が分からなくてもまあいいやと開き直れるようになったからである。

・昔から何度も思うことだが、英語の習熟度とアメリカ滞在期間は正比例しない。なので、(ボストン時代も合わせて)6年半もアメリカに居て、こんな程度の英語しか喋れないの?という言い方(ツッコミ)は全く正しくないのだ。

・同じく、英語の上手さとコミュニケーションの上手さは別物。英語が下手でも、社交的で前向きな性格の人は、どんどん人前に出て友達付き合いができる。(ま、そういう人は大抵、英語も早く上手になるけど)

・牛肉の食べられないインド人(ヒンズー教徒)が、ひとつひとつの料理を指差して、これには何が入っているのかと聞いていた。当然、中東のアラブ人(イスラム教徒)も多いので、豚肉料理もなかった。因みに、今日のメニューは、豆料理2種、ポテトとカリフラワーのカレー風味、なすのカリカリ揚げ、白身魚のクリームカレー・ライス付き、チキンのチリソース煮、トマトとレタスのサラダ。

・夫の職場では、上司も部下も関係なく、ファーストネームで呼び合うのだが、夫も、初めのうちは苗字で呼ばれていた。1年後に、ファーストネームになり、2年後に、お昼のカクテルパーティーに呼ばれるようになり、3年後に、夜のディナーパーティーに呼ばれるようになった。そんな変遷を経た今回のパーティーにも、夫は多少の感慨深いものを感じていたに違いない。

・それにしても、私って英語が下手になってる・・・いま英語学校に通うのを辞めてるからなあ・・・とかなり反省した。いくら音楽の所為で聴き取りにくいとはいえ、壁の花(にもなってないが)ではダメだぁ〜。


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