キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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| 2009年05月05日(火) |
私だけの貴方でいて。 |
あなたは王子だと思う。 ブルガリの香水と、グレイのジャケットがよく似合う。 『愛してる。』と、私によく言う。 朝眠っていると、美味しい朝ごはんを作ってくれている。 必ずレディーファースト。 そして何故か、お酒を注がせてくれない。 何故か、料理は彼が盛ってくれる。 (↑私がやろうとすると、「これは男性の仕事です。」と言ってやらせてくれない。)
やっぱり王子だ。
そう思うので、実際に彼のことを”王子”と呼ぶときがある。 (そうすると決まって彼は私を”姫”と呼ぶ。)
こんな23歳と25歳で果たしていいんだろか。 …いいことにしておく。 だって貴方が好きなんだもの。
好きになればなるほど不安になっていく。 私の、一体、どこを?どこが好きなの?なにが?要素って?ん? 分からない。
『オレ、はるのことすごく好きだから。』
真剣な顔で貴方は言う。
『今まで付き合ってきた彼女の中で一番可愛い。』
えーと…うーん、どう考えても私、全然可愛くないです。 スタイル良くないです。 賢くないです。 おしゃれでもないです。 不安要素しかないです。
私、あなたにあげられるものが、何も無くて。怖いの。
そういう気持ちを告げると、
『はるは何もしなくていいんだよ。自由にしてていい。』
彼はそう言うのだ。
朝目が覚めると、冗談で 『姫、朝ですよ。』と私にキスをする。
あなたはやっぱり王子だと思う。
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