キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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何故 仕事をするのだろうかと考える。
逃げようと思えば、きっと逃げられるんだと思う。 私なんて特に女だから、事務職だってパートだって 永久就職して主婦って手もある。 地元に帰って、両親と暮らして、なんとなく仕事を見つけるのもありだと思う。
けれど私は東京に来ることを選び、働いている。 緊張の連続の日々。 自分の力不足を痛感する日々。 これからの不安に眠れない日々。
私は自分の好きな事を 仕事にした訳ではない。
友達には、「給料が安くてもいいから自分のやりたいことをしたい」 と言って、研修期間もない、小さな会社に勤めていたりする。 「毎日が楽しい。」と言っていて、 自分とは違う次元にいるんだなと感じた。 分かり合えないって思ってしまった。 私はまだ楽しくないから。
比べたってしょうがない。それはよく分かる。 けれど自分より幸せそうな人がいたら、 「いいな。」って思ってしまうのは当たり前で。 自分は弱いなとまた再確認する。
ただ頑張るしかないのだ、今は。 結局その答えに戻る。
できる女になってやる。 男の人は「できる女」が嫌いみたいだけど そんなの気にしないもんね。
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