キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2008年04月12日(土) AM2:51

夜中の3時。
キミからの着信。

ぐっすり眠っていたのにも関わらず、
無意識に電話をとっていた。

キミは不安そうな声で私の名前を呼ぶ。
眠い頭で、「なんでそんな苦しそうなんだろ?」と考える。


Jは才能があるから、就活も上手くいっていて
私はあんなに苦労したのに、と思うと
Jのことをひがんでしまう。
Jは私と違って、ものすごい自信家。
考え方が違いすぎて、時々どうしようもなくなる。

「はるちゃん。はるちゃん。」
キミは苦しそうな声で何度も私の名前を呼ぶ。

「はるちゃんの話が聞きたい。」
と言うので、最近の話をした。

Jの、「うん。うん…」という声がだんだん小さくなって
Jの声は聞こえなくなった。
徹夜明けで、すごく疲れていたみたい。


もう眠ってしまったJに、
「おやすみ。たくさん寝るんだよ。」
と言って電話を切った。



いつかの、未来が怖い。


キミは私とは全然違うから、私はキミが羨ましい。
その性格もその才能も。
キミは弱いところもたくさんあるけど、なんだかギラギラしてる。

それが羨ましすぎて、
私はいつかJと居るのが苦しくなってしまうんじゃないかって
そう思うんだ。



はるか |MAIL

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