キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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前回の日記に書いたコトハちゃんのこと。 彼女からはまだ何の連絡も無い。
でも、私はコトハちゃんの気持ちは凄く分かるんだ。 多分、 「自分以外の人はなんて幸せなんだろう。」 「なんではるか(私)ばっかりが幸せを手にしていくんだろう。」 って思っているのだと思う。
コトハちゃんとは、ずっと色々な悩みを共有してきた。 将来に対する不安。 大学での人間関係。 恋愛が上手くいかないこと。などなど。
でも私は就職が決まり、そして大好きなJも居る。 コトハちゃんから見て私は、「何でも持っている人」 に見えてしまうのかもしれない。 そう見えてもしょうがないとも思う。 私もずっと、そういう目で姉のことを見て来た。 姉は何でも持っていた。才能も優しい恋人も良い将来も。 姉には怖いものなど何も無いような気がしていた。
でも、私はJという恋人が出来て、恋愛に対するイメージや感情が 物凄く変わった。 私はずっと「恋人がいる=全てが幸せ」だと思っていた。 でも全然違った。 毎日が不安で、好きなのに、好きだから不安で、 物凄い幸福と、最悪な不幸が同時に存在しているということを 何よりも深く理解したのだった。
でもコトハちゃんは、まだそれを知らない。 だから私が「恋愛なんて、付き合ってても辛いこと沢山あるよ。」 と言っても、理解できないと思う。 人は想像だけじゃ生きていけない。体験しないと分からない。
コトハちゃん。 私は確かに、コトハちゃんから見れば幸せかもしれない。 でも、毎日辛いことや苦しいこと、沢山あるよ。 泣きたい時も多いし、実際泣いてることも本当に多いよ。 でも私なりに頑張ってます。 そしてコトハちゃんには、本当に幸せになって欲しいと思ってる。
そういう気持ちを、彼女に知ってもらいたかった。
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