語り
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2005年03月17日(木) コスプレ


私もすごく綺麗な髪の、長い髪の、中学時代の友人に、

「純子、青春時代の一ページを私と一緒に綴ってみないか。どうや一緒にコスプレしてみーへんか」

といわれたことがあります。
その言葉に、ちょっと心が動いたので、

「コスプレかあ・・・どんなんやるん?」

とドキドキして尋ねたら、

「わたしは、一生の内でこれしかやらんと決めてるねん。これが最初で最後や。銀河鉄道999のメーテルをやりたいんや」

と、なんかすごく厳かにいわれました。

「へー」
「鉄郎は、純子・・・・・ずっとお前にやってもらうって心に決めてたんや」
「なんでじゃ」
「すごく鉄郎っぽいから」
「絶対やらん」
「純子が鉄郎やってくれるんやったら、私、この髪を本気で脱色してもいいとまで思ってる」
「いやいや、自分はメーテルすごく本気やからやろ」

そして、なんだかんだで丁重にお断りしたら、

「純子が鉄郎をやらんのやったら、私もメーテルはできないな・・・」

とそいつにものすごく残念そうにゆわれました。
そのこだわりはどこから来てるんだろうか・・・。
何故そんなとこだけ無駄に友情の連帯の熱いヤツなんだろうか。
結局私とそいつの青春のあまずっぱい一ページは、綴られずに終わったけど、いま思えばちょっと綴っとけば良かったかもしれないと思います。

ちなみにこの話は、3年前の話です。

それでも「青春の一ページ」といいきった私の中学時代からの友人と、その言葉にちょっとでも心が動いてしまった私に、

どうぞ皆様おみそれしてやってください。


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