語り
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| 2004年08月25日(水) |
期限切れのホウ酸団子 |
おとついの夜。 風呂場でおもいっきり身体を洗っている時に、 突然窓のすきまからごっきーが現れ、侵入してきた。
多くの例にもれず、ごっきーが弱点の自分。
「ぎゃおーー!」
と大声で叫びたいのをぐっとこらえ (※深夜だったので)、
みてみぬふりをして、 (※おもいきり全裸の己には、なんの武器も手立てもないので)、
やむなく彼奴と、生きた心地もせず、フロ時間を共有した。
奴は幸いにもおとなしく風呂場の天井にじっとしていたので、 わたしもヤツをおどかさない様 (※この狭い風呂場で飛んでこられたりしたら、間違い無く私は絶叫するだろうから)、
そおっとシャワーをあび、そおっと風呂場を出た。
心労でぐったりした私は、「なにもみなかったことにしよう」と、 その夜はすぐに就寝してしまった。
そしてさっき。 部屋にうつぶせにねころがって、雑誌をめくっていると、 横に、なにか気配をかんじた。 ちらりと横目でみると、 わたしの雑誌を一緒にみるような位置に、 あたかもわたしと並んでくつろいでいるかのような、ごっきーの姿が...!!
あまりの至近距離に思わず
「ぎゃーーー!!!」と叫んでしまい、
「なんやねん」と、父と母が驚いて飛び込んできた。
2人は、事情を察すると、あまりの驚愕で固まっていた私に、 そっとキンチョールを置いて出ていきました。
父さん、母さん、ひと事かよ・・・ 一緒にやっつけてくれよ・・・!! (鬱忍足のようにへっぴりごしのワタシ)
そしてわたしの叫び声に驚いたヤツは、すごいスピードで逃げ、 わたしより数メートル離れた壁にじっとして、しばらくそのまま動かなかった。
あまりのおとなしさに、わたしは突然
「もしかしてこいつは過日、風呂場で見のがしたヤツじゃないだろうか」
と思い、
なんとなく、さっき、わたしの横の床におとなしく寄り添っていた姿を思い出し、
「もしかして、ごきぶりは賢いというから、こいつ、こないだのフロの一件で、私に懐いたんじゃないだろうか」
と、わけのわからん事を思い込んでしまい、 急に情がわき、 とどめをさせなくなり、 キンチョールをスプレーしながらヤツを窓に追い立て、外においはらってしまった。
「世の中のゴキブリの動きが、もうすこしスローだったら、彼等も多分ここまで人間に嫌われてないだろうに」
と、なんとなく思った私は、
戻ってくるなよ・・・ゴッキー・・・ 次に会った時は、間違い無く殺すからな・・・!
(※戦士ものに良く見かけるセリフ。かっこいい、自分!)
と、思った。
ちなみにさっきまで、イキイキと這い回っていたゴッキーがいた壁の近くには、ホウ酸団子がきちんと備えてあるんだけど。
なあ・・・全然効果ねえよ・・・コレ・・・・!!
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