語り
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2001年11月22日(木) 「I can show you the world, Shiryu」

 Trust me. 
 
「僕を信じろ」

 心トキメク、有名なアラジンの口癖。

 オトメの心を常に忘れないワタシであるが(※いや、食事時は食べ物に夢中で忘れていることもしばしばあるが)、そんなわたしはディズニーのアラジンが好き。

 こないだ、うちの近所に会社の転勤で引っ越してきた大学時代の後輩(スゴイ縁だ)の家に遊びにいったとき、たまたま彼がアラジンのビデオを持ってるのを発見、

「貸してくれ、かわりにわたしのライオンキングを貸してやる」

といって無理矢理奪い、昨日ひさびさに見た(ちなみにまだライオンキングは貸していない。ひどい先輩)。

 有名な曲、アラジンの「a whole new world」の冒頭を字幕を読みながら聴いた時、

 「まあ。とっても氷河紫龍ネ」と、わたしのシベリア脳細胞に響きました。

 っていうか、けっして、この日記のネタにしようとして無理矢理解釈したわけではありません・・・。多少ヒクと思われますが、パソの画面から少し距離をおきながら、熱い語り(※かなりイタイので注意)を聞いて下さい(ーー)

 お姫さまとしてうまれたジャスミンは、自分一人では行きたいところへも、好きな人を探すこともできない運命。
 そんな彼女を好きになった少年(エセ王子として登場したけど(ーー)、アラジンが魔法の絨毯に、王女ジャスミンを乗せて、彼女に世界中を見せます。
 そのときにディズニー伝統のミュージカル仕立てになり、彼が歌うのです。

 「本当の世界を見せよう  キラキラ輝く外の世界を
  
  お姫様、自分で何かを決めたのは いつのこと?」

 
 わたしのプリンセス(プリンスは氷河なので・・・)、紫龍にとっての、知らない、本当の世界ってなあに。

 それは、彼等が命をはって守っている世界に住む、ふつうのひとびとの、ふつうの暮らしじゃないかなって思うのです。
 おとうさん、おかあさん、兄弟、恋人、配偶者の待つ、帰る家のある世界。

 父も母も知らないので、友情だけは信じたい、
 運命に負けないくらい強くなりたい、
 沙織さんを守って、自分達のような境遇の子供をなくしたいと
 言ってた紫龍。

 エライわ・・!▼;ω;▼(と、ここで既に泣いていてはイケナイ)

 運命に負けない程強くなったけど、運命から逃れられたわけではない、
 紫龍。
 闘って闘って闘う(しかも、不本意)運命の紫龍。
 彼は、自分の守ってきた世界がまだどんなところかを知らないのだ・・・というわけで、
 
 彼にとっての、「a whole new world」は、

 魔法の絨毯で飛びながら、アラジンと見下ろす、アラブのサルタンの城でもなく、エジプトの砂漠でもなく、古代ギリシャの神殿でもない、 

 ごくふつうの家庭。

 無償の愛を与えてくれる、世界の平和のために自分の犠牲を強いられないそうゆー世界(まあ、わたしがホットカーペットのうえでココア飲みながら寝転がってビデオみてるようなところだけど。ぶっちゃけていえば)。

 そしてその世界を見せてくれるアラジンは誰?

 11/10の日記とかぶるんですが、やはりここは、すでにその世界をマ−マという存在を通して知り、その世界を常に願っている氷河であってほしいな、と思うトキメキレディ純子。

 老師は春麗ちゃんに、アラジンになってほしそうだったのだが。
 ゴメン、老師(※己のともだちか)。
 わたしは、できれば、紫龍と全く同じ境遇、おんなじ思いをしてきた春麗ちゃんに任せるよりも、

 紫龍の全く知らない、肉親の強い深い愛の記憶を常に胸にもっている氷河が、紫龍のアラジンになってほしいのだ・・・

 それでこそ、a whole new world (全くの新しい世界)。 
 

 

 
 



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