
目を閉じていても まぶしいこの窓辺には 死んでいくものたちと かわらぬものたちが いっしょに不器用に 精一杯器用にしている ずっとそうだったように
遠のいていく 記憶をくずす 全部光る 飛びたつ鳥の羽ばたく音は なんの合図? 言葉を濁せばうまれる 夢を見るようにこの窓辺にうまれる
ねぇ終わりの向こう側の窓辺で目を閉じているのは 新しい遊び方?それとも新しいロマンス?
誰の時間にもあわせる必要のない時計を 全部 花瓶の中深く沈め 頭の中から一コマづつ抜け落ちてゆく 言葉と螺旋状の夢
ねぇ終わりの向こう側の窓辺で目を閉じているのは 新しい遊び方?それとも新しいロマンス?
窓辺に羽ばたく鳥 静かでまぶしい昼すぎ
滝本晃司 『窓辺にうまれる』
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