嫌いな食べ物「キュウリ」
最近サラダばかり食べている。直径約30cmの大皿に山盛りのサラダを。毎日のように。別に身体に気を使っているわけでは無いのに。
私にとってサラダとは、美味しいとはあんまり思えない。不味いとはもっと思えない。つまり普通に食べられる代物なのですが、これは凝ってるというやつなのでしょうか。
レタス4分の1にトマトを一個にアスパラを二本にブロッコリー、絹さやに蚕豆に人参にベーコン、更に半熟卵。上からレモンを絞ってオリーブ油と少々のノンオイルドレッシングを掛けて食べる。これをもう5日くらい続けている。
凝っているとするなら、理由は…見た目が良いことか。とっても綺麗。相撲の桝席で大量に貰ってきた大皿に盛ってあるとは思えない。驚きだ。
ということで多分これを見たさに作ってるんだろう…。と、思う。
一人暮らしというのは私にとっては何とも味気無いもので(そりゃぁ気楽だとか外泊が多くても平気だとか色々利点を感じるけれども)、他人が居るなら頑張りもするが、一人の食事ともなればとてもつまらない。味が良く判らない。つまらない。不味くなければ食べてしまう。兎に角腹が減ったら何か詰め込んでおけ、腹を膨らませておけ、後は寝ろ、という感覚で、気分が良くて動く気があって一寸お洒落な一人暮らし気分を味わいたいとき位にしか料理らしい料理はしない。何時もは麺を茹でてつゆにつけて食べる程度なのです。金があろうが無かろうが。
それが此処の所サラダばっかり作っている。確かにちゃんとした料理よりはとってもとってもとっても楽だけれど、それでも麺を茹でるよりは面倒。野菜は切らなくちゃいけないし、茹でなくちゃいけないし、卵は茹でたら冷まさなくちゃいけないし、オリーブ油はスプーンに取って掛けないと上手くいかないし。
凝っている、と言えども単に腹を膨らませる為に一生懸命作っている自分は凄い、と思う。拍手を贈ってやりたい。
…でももしかしたら野菜が腐る前に食べてしまいたいだけかも知れない。
そう思ったら途端に色々萎えてきた。明日からはもうサラダを作るのは止めよう…かな…。
さくま