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嫌いな食べ物「キュウリ」


2003年05月23日(金) 「愛するが故に殺してしまいたくなる」

 というタイトルで文章を書いてみようかなぁなんて思ってました今日。塾講師バイトに行く車の中でね…。
 私の中では(愛憎ありの)耽美物語の王道中の王道過ぎてありきたりなのだろうなと血迷って考えたりしてましたが(笑)良く考えてみたら其れは「私」が考えているからであって、一般に言われる耽美派お嬢様たちの思想とはまた全然違うのかも知れない…と思ってみたり。ていうか私耽美とかそういうの以前にそういう衝動に出たがりだからかも、とか色々。実家の可愛いわんちゃんだって、愛し過ぎてディープキスしたりギュー!って抱きしめて肋骨折って殺してやりたくなるけど、あんまり理解してくれる人少ないじゃない?…凹む…。ていうか(「ていうか」が多いな!)私耽美好きだけどもしかしたら私の耽美って耽美じゃないかのかもね。…寧ろそうなのかも知れないって言うよりそうです。かも。
 日本語変で御免なさい。
 だってね。何をして耽美なのかねぇ?原宿の橋の下は耽美なのかねぇ?何が好きだったら耽美派なのかねぇ…。
 例えばね。例えば、一見して「嗚呼この娘耽美って響きが好きなのかも?」って思うのって、あれでしょう、偏見かも知れないけれどもゴシック調の服を着てて、お部屋は人形とリボンと籐の椅子があって、彩色の細かくしている小物入れを沢山持ってて、シフォンのカーテンで、白くって、華奢で、声が小さくて、文学少女で、銀河鉄道の夜を書いた人(名前すら忘れた)が好きで、外国文学とドラキュリアが好きで、K本っていう漫画家さんの漫画を持ってて、仏蘭西語が出来て、ついでに独逸語が出来て、露西亜語が出来て、そして朝ご飯は紅茶だけだったりするでしょ?
 私そんなの殆ど当て嵌まってないよ。別に三島作品が好きなのだって、三島由紀夫の表現方法が好きなだけで彼が耽美派だからじゃないし、それは唯の偶然だったし、寺山修司が気になるのだって、もしかしたら今年が没後ウン周年だからかも知れないし(笑)、殺したいとか死にたいとか殺せとか死ねとか言ったりしちゃうのも一寸気性が激しいからだったりするしさ。だから私よくよく考えると全然耽美じゃないじゃん。薔薇が好きとかそんなことも無いし、寧ろ花の良さが判るのは夜桜とか桜くらいだし。寧ろ鹿おどしのカコーン…なんて音に日本人って最高だな…って思うし。
 本当は耽美派になんて規定は無いんだろうけどさ。耽美だろうと思いながら上記の変なタイトルの文章はあんまり書く気がしないんだよね。耽美だろうと思っても其れは私の中での耽美規定なのかも知れないから、一寸哀し恥ずかし滑稽じゃない?
 でもまあとりあえず、「愛しているから殺したい」という気持ち自体が私の中に無きにしもあらずなのでいつか書きますか。耽美とは切り離した精神中心に見た立場で。(私の精神中心に見た立場で。)近いうちにねえ…。


 今日は文が乱れ飛んでるな…。今日一日蝶々の羽の部分がどうなってるのか考え過ぎた所為かも。


さくま