| 2002年08月12日(月) |
国体選手選考会の結果 |
注・今回のはどえらい長いです。読まれる方は時間を。携帯から閲覧される方は通信代をじゃっかん覚悟なさってください。m(_ _)m
昨日は国体選手選考会に出てまいりましたが、ほんと疲れた・・・。いまだに体えらいし・・。なにせ先週は風邪で寝込んでろくに動いてないわ、当日はすこぶる暑いわで本当に泣きそうでした。
しかし、以前の日記にも書きましたが、数日寝込んだことで疲労というか足のシコリだけは今季で一番無い状態で臨めました。ハードリングの際にリード足を躊躇なく伸ばしにかかれたのは本当に久しぶりのことでした。(二年ぶり近いね・・・( ̄▽ ̄;) )
さて、まずその予選ですが、こ〜れが自分的にはほんとすこぶる動いてくれた方だと思います。リード足が伸ばせるから、振り出しの際に前への推進力は作れる、ディップをかけて体の浮きも抑えれにかけれると久々に理想のハードリングができました。
三台目までですけどね。
すこぶる動いたものの、それでも5レーンの子が自分より前にいたし(ハードルはバックストレートでも、回りがハードルを飛ぶタイミングで自分の位置が把握できるので)、何より病み上がりの人間がこんな全盛時並みの切れ味鋭いハードリングをやってたらラストまでもたねぇという消極的な(ある意味、賢い)判断から、4台目からはいつものダラダラハードリングに戻しました。
しかし、驚くべきことにそれでもラストはバックリ行きまして、前半の貯金があったので2位確保を確信したあたりからはほんとダラダラに流しました。
いや、流したというよりは体力的に流さざるを得なかったという表現が一番正しいですね。
たしか57秒64くらいのタイムで2位になったのですが(全体でたぶん4位通過)、ラスト80mくらいは流したのもかかわらず、レース後はダウンジョグどころかウォークもろくにできず、頭痛・吐き気・手の痺れ等に襲われ、死にそーになってました。決勝までの間が3時間無かったら間違いなく棄権していましたね。(ちゅうかレース直後は「このまま決勝コールもれとなっても悔いはありません・・。」的心理状態に陥るほど死んでました)
俺はこの時ほど「毎日の練習ってのはほんとーに大事だな・・。」と強く感じた時はありませんでしたね。普段、あれだけ「400mHはそれほどえらくないよ」と言ってたのにこんなにバテるとは・・・。みんなも練習はもちろん、全てのことにおいて1日1日の積み重ねを大切にしましょう。継続はほんとに力だよ。
んで、このくらい死んでたわけなんですが、ここまで苦しめば肺にしっかりと負荷が行って決勝ではラストまで体力が持つ自信があったので、自分的にはあとは決勝までにいかに体力を回復させるかがポイントでした。
この決勝まで三時間のうち、2時間くらいを横になった状態(動けない状態)で、冷え切ったお茶やポカリで水分補給(合わせて1.5Lくらい)、そしてウイダーインゼリー(ビタミン)とカロリーメイトで栄養補給し(固形物はとても口にできんかった・・。カロリーメイトはポカリで溶かして流し込みました)、なんとか普通に歩けるくらいまでは回復。
そして、決勝レースの1時間ちょい前くらいからアップ開始。予選を一本走っていることもあり、アップはウォーク・ジョグ・ストレッチを軸にし、ドリルと流しはほんと少ししか行いませんでした。(ダッシュは1本だけ入れましたが)
このアップは、体力回復に当てるためにとり過ぎた水分をいかに楽して外に出すかも自分的にはポイントだったので、この一時間は口が乾いても顔を洗ったり、ウォータークーラーでとことんまめに口をゆすいだりして、もうできるだけ水分を取り入れること無く、乾いた感じを取り払うことに細心の注意を払い、アップを行いました。
んで、なんとか動ける状態を作り出し、決勝へ。この決勝はいつも通りのダラダラハードリングで5台目以降からの後半勝負で行くこととしました。
この決勝レースは、他の7人も結構体力的にきていたらしく、前半はあまりおいていかれること無く、五台目以降はするすると順位を上げていける理想的なレース。8台目が15歩ではちょっと踏み切りが遠く「マリオジャンプでかつ、ぶつける」という器用なことをしたものの、この時点で横に1人いただけでトップ。自分的に後半勝負をイメージしていただけに「これはもらった!」と思ったんですけどね。
ここからの2台は16歩になってしまったものの、以前ほど足の状態も心配はないと思い、躊躇なく9台目を逆ハードル、そして10台目を順足で踏みきれたので「いける!」と思ったら、10台目を越えたとこで右足のハムがほんとかる〜くですが痙攣みたいなの起こしやがって、筋肉が伸びたまんま戻らないみたいな状態とでも言うのでしょうか?とにかく踏ん張りが利かなくなっちゃいました。
それでもがむしゃらに腕で走りを持っていったのですが、さすがアームアクションを駆使するハードル競技・・・。10台越えた後に「腕で走りを持って行く」のは練習不足の男には無理な注文だったらしく、腕どころか背中にまで「それはもう無理っす!」と言わんばかりに動きを拒絶され、それでもゴールへ必死に飛び込んだものの、けっきょく逆に離されてしまい、2着でした。
トップの速報タイムが54秒7台だったので、「54秒台がなんとか・・出てくれてないかなぁ・・。」と願ったのですが、正式発表では55秒01・・・。また、あれなタイムを出してしまった・・・( ̄▽ ̄;)
今季は55秒がどーしてもきれない。それにこの人は勝負に弱いだけでなく、実は数字的なものにも結構弱いんですね。今回の55秒01にしても、400mベストの49秒10にしても県選支部予選の55秒12にしても「あとちょっとで10分の1秒が変わるとこなのに」という数字は必ずギリのところで止まってしまうという悪い癖(?)があります。こいつも何とか改善したいなぁ。
しかし、今回の試合は直前まで寝込んでいたこともあり、「56秒台が出れば、良い方かなぁ」くらいに思っていたのが、なんとシーズンベストが出てしまったということで万々歳の結果となりました。
んで、決勝は他にチームメイトが残っていたこともあり、ビデオで自分のタッチタイムを全部とることはできなかったのですが、予選の時は一人だったこともあり、ビデオをとっていただけたので動きやタッチタイムが全て確認できました。
前にも書きましたが、やっぱ自分の感覚と同じく3台目までは素晴らしいハードリングに見えました。
あと、予選後にスタブロからの出方をゆうたさんに「すごい『よっこらしょっ』って感じで出てましたよ」と言われましたが、それもビデオで確認したところ、ほんと最初の3歩くらいは「よっこらしょ」って感じだったので自分でもビックリしました。
ただ、それでも1台目の入りのタイムとしては今季最高どころか全盛期より速いくらいで、今季はいつも6秒5台くらいのものが5秒9台の入りでした。
ここから3台目までは行ったのですが、そこから自分的にはちょっとゆるめたにもかかわらず5台目(185m)のタッチが23秒3、そしてさらに8台目(290m)のタッチに至っては37秒5で行っていたのです。予選は8台目を越えてから流しにかかってしまったのですが、今季はここからの110mをだいたい15秒〜16秒台でカバーしていることを考えると・・・。まぁ、そうそううまいことは行かないでしょうけどね。(*^_^*)
でも「3台目まではむかしの動きで行けた」ことから「全盛時の10分の3までは確実に戻って来た」ということで、ちょっとだけワクワクできました。しかし、かつてはあのハードリングで10台行けたんだから、そりゃ強いわなぁ・・。(逆にいや今回の予選なんてラスト110mが20秒もかかってるんだよね・・( ̄▽ ̄;A )
ちなみに2位になったので、一応選考参考書類なるものを提出してまいりました。この大会で3位内に入賞したのは2度目なのですが、初めての時は「またそのうち入賞できるだろーし、こんなタイムじゃ選ばれるわけねーからいーや。」と提出してこなかったのですが、今回は「もうこんな機会は二度とこないかもしれないから、記念に・・・。」と提出してまいりました。かつての強気な姿勢はどこへやら・・。(T▽T)
Today's race
予選 57秒64(?) 2着 決勝 55秒01 2着
以上!
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