甘い煙
頭出し巻戻し早送り


2017年02月14日(火) まえとうしろ

もう、つきあうしかないんじゃないかと思っている。
道はまっすぐ、つきあう方向に伸びている、と思う。正直に言って。
その道しか見えない。自然に進むなら。


年が明けてから、映画デートと初詣でデートと誕生日祝いデートをした。
この並びが既にラブ感満載…。


相変わらず超健全。それも好き。
元々、つきあう前の両想いなかんじや、つきあうのにあとは決定的なひと言だけ、という状態や、関係がいつ深まってもおかしくないときが好きなので。
そしていまそんな感じなので。
それに何より、つきあう前はちゃんとしているというか、きちんと線引きできることが好きなので。


ためらいは捨てきれたわけじゃない。
歳が離れているぶん、自分の老いがこわくなる。
今はまださほどでもないけれど、如実に見た目に現れる時がこわい。
そして、つきあいが長くなったときのことを考えるとこわい。
あのこのご家族にどう思われるかがこわい。
あのこはこどもが好きだ。でも、私は産めるかわからない。
年齢には抗えない。普段自分自身が気にしていなくても、体は年相応になるし、他者や世間は容赦ないこともある。


全部、まだ起きていないことへの心配や不安ではある。
だけど、年の近いふたりがつきあうのと、女性の方がかなり年上のふたりがつきあうのとでは、後者の方がリスクが大きいのは確かだろう。
お互いそれなりの年齢だったら、後者でもさほどつらくないのかもしれないけれど、相手はまだ若い。
そう考えると、つきあわない道を選んだ方が、長い目で見てお互いのために幸せなんじゃないかと考えたりもする。
する、けれど。




けれ










亜子 |MAIL