甘い煙
頭出し|巻戻し|早送り
昔から、すごく近いかすごく遠いかの距離で恋愛をする私だった。 とっても仲良しになって、相手にも自分にも、お互いがいちばん身近な存在というほど近づいて、周りにはつきあう前からつきあっていると思われるような恋愛。 ほとんど話したこともなくて、遠くから見つめている、それだけで満足、でもお話してみたい!そんなやきもきときめいているのも楽しくて、成就させる気があまりない、自己満足一辺倒の恋愛。 ほとんど前者だけれど、とりあえず、ぱっきりとどちらかのパターンにわかれていた。 イチくんは、その中間なんだよねぇ。 ミックス。
火曜。友達につきあっていることを打ち明けた。 彼女は、私の友達の中でいちばんイチくんに近い子。 話して良かった。ものすごく気持ちが軽くなった。 イチくんの話も教えてもらえた。いいなぁ。いいなぁ。私もイチくんと同じ空間で、集団の中の彼も見てみたいよ。
その子は、イチくんの第一印象があまり良くなかったとも言っていた。 既知の友達への態度と比べて、初対面の自分への態度があまりにも、えーと、無反応だったからと。 そういえば以前イチくんに、“よく俺に撥ね返されずに(精神的なテリトリーに)入ってこれたね。今思えば不思議だ”みたいなことを言われたことがあった。 たしかに全然抵抗なくするりと受け入れてもらえたなぁ。そう、むしろするり。 だから、友達のこのエピソードを聞いて、逆に驚き。そして嬉しい。わーい♪
そしてその後も、心の赴くまま幾人かの友達に打ち明ける。 もちろん、それなりに相手を選んではいるけれど。
で。 あぁ、これが自然なことだよなぁ、と実感。 とっても無理してた。ものすごく重い蓋をしていたみたい。 思考が転換できて、思い切ることができて、良かった。それも友達のおかげ。
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