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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2008年08月03日(日)
離れる程の余韻。


一刻一秒を争う勢いで太陽光から逃れたい星人ですこんにちは。好きなところは冷房の効いた室内、冷房の効いた屋内、冷房の効いた施設です☆
それなのに所要で相変わらずくそ暑い中ドンキまで出掛け急いで店内に駆け込んだんですが、少々焦り過ぎたか十分、二十分程開店前でした。
それに気がついたのは、入店して品物を手にとって、同じように物色している目の前の御婦人が注意を受けたのを見てでした。なんてこったいと商品を棚に戻しいそいそ出直そうとする背後に、大荷物を持って自分が道を塞いでしまっている為立ち往生している店員の方が、抑揚無く自分にも同じく、まだ開店前です、と告げたのですが。
……なんっかむかつく。というのがどストレートな感想でした。
いや、いやいや。
先ずは当時の己の気分を考えてみましょう。すっかり開店しているものと思っていた早とちり、自分も注意されないようにとの焦り、そしてそれが失敗した恥ずかしさ。
店員の方も、用事を邪魔される面倒、誰にでも言ってきた定型文、その慣れによる感情の無さ。
自分も勤め先は二十四時間営業中ですが開店閉店があったらば、ほぼ似たような応対でしょう。つまりその店員個人への責めではない。更に言えば結構此方の心境による解釈なのは先述の通り。
それでもまだそうした蟠りが残る以上、八つ当たりであれなんであれ矢張り人やものに嫌悪を持つのはよい事ではありません。ですから自分も何方かにそんな気分を味わわせてしまわぬよう、注意して接客しなければ、とそういう決意のお話です。
でもふとした気の緩みや忙殺されていると、そんないちいち構っていられない事実。そんなものにたまたま当たって気分を害されるお客様は溜まったもんじゃないですから、如何にそれを表面化させないかがスキルの内ですないや全く。


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