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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2008年05月30日(金)
そしていつか君が辿り着いた地に。


会社で使おうと思って買ってはみたもののあんまり使えなかったからあげると、事情を知らなければ素直に喜べたものを微妙なニュアンスでワイヤレスマウスを頂きました。
あれだね、すっごい反応いいね! 掃除しないのがいけないんですが全然こっちの操作通りに動いてくれない矢印に苛立ってばんばん叩く必要ももう無い訳だ。いやだからやれよ、ボールの掃除。
煩わしい紐が一つ減って机にぶつかるとかちょっとした事で直ぐにウィィィンとスタンバイから起きる事も無くなって万々歳なんですが、その、マウスを動かしたんじゃ目覚めないと言うのがややもの足りなくもあり。
えぇいなんなんだこの駄々っ子め! そういう時もありますよねって話。

常に誰かに肯定される事も況して守ってくれる事も望んでいない。何も負いたくない責任が付き纏う世だからこそ、そんな嘆かわしい人間が生きている結果になんかくだらない事言っていますよと、罵倒してくれとは思わないがそれっくらいの方が気持ちいい。
だって嬉しい事を言ってくれる人はこわいもの。優しくされたら気持ち悪いもの。受け入れられたら、在り得ないと拒絶するもの。
所詮文章なんて一面でしかない自分を、それでも己だと創り上げたいのは、何処か自慰行為みたいなものだろうか。自己満足万歳ではあるけど、それだけじゃないとも知ってる。
結局あれだ、それが総てだとがっつり飲み込む事は出来ないって、それだけ。歩み寄りも突き放しも無く、ただ、そこにあってくれたのならそれだけで、きっと。


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