原初

羅列 回帰



―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2008年05月26日(月)
やっと終わりが訪れてくれた。


二足歩行の我々の背後は常に街や壁や人であり。四足歩行の猫の背後は空。
それってすごくかっけくね?
いや別に猫の専売特許じゃないですが四足歩行。猫を見て思ったので。
まぁね。そんなん言ったってやっぱり背後とか木とか雲とか霊とかいっそもう空気とかなんでもありですが。ただ、恰好いいなと、思った気持ちだけ。

話題作りやら視聴率対策やらはたまたギャランティ問題やらで五月スタートと噂されているやや曰く付きのキムタクドラマが始まりましたね。あまり見る気は無かったのですが深津さん目当てで見てしまうおれが憎い。あのっ、あの人すきなんだ結構!
賑やかしでない政治への干渉は一切致した事の無い自分と致しましては、うわ今非国民ってな視線を浴びた気がします。いやしかしだ、ドラマで触れられた極く有り触れた選挙風景にさえ、虫唾が走って仕方が無い。出来れば使いたくない単語を用いてまで強烈に否定したい。
いやだってどんな行動も、マイナスイメージしか懐けないんです。煩い街宣車、瞬間と場所を間違えればセクハラとも取れる握手会、票を入れて欲しいが為にその時だけ取り繕う綺麗事の演説。
決して全てを否定しようとなんて思って見ていないのに、須くが癇に障る。正味な話、皆様選挙の際本当に、これらの行動を根拠に票を入れようとお考えですか? 大方親族知人の類いが入れている辺りに適当に入れておこうとか、どうせ何も変わんねーと適当に大きい政党や天邪鬼精神で小さい政党に入れたり、いっそ選挙拒否だったり、しませんか?
嗚呼しかし今の形が確立している以上、それが尤も有効な策として認知されているのだろうから。
取り敢えず後援会というものがひたすらカルト集団にしか見えなくて身の毛が弥立つ僕にはそもそも、そう土台選挙を愛する或いは真面目に考えるなんて無理な話なんじゃねぇのって事ですか。ふ、敗北者。


原初 羅列