
戯 言ノ源
―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰
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| 2008年01月12日(土) ■ |
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| パニックの指先。 |
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新ドラマエジソンの母。何故か打つ際勝手に手が、はな、と打ってしまう謎。母と言う文字にそこまで縁が無いか! それなりに歳を食った(まだまだ若輩ですが作中の子供に比べ)自分も、真面目に本気で1+1が2で無ければならないのかと言い出すタイプなので、非常に楽しみにしている反面。 そここそがまた盛り上がりどころなのだろうから織り込み済みですが、そういった異分子、異端者を異常と呼び、迫害には到らないまでも冷遇する絵も書かれるのだなと思うと、我が身を振り返るようで痛くてたまらない。 更に言えば主人公なのだからそういった状態から改善されていく、乃至認められていく演出なのだと判っていても、悪役として設定されていると判っていても、その批判者を冷笑せずにはいられないこの心の狭さ。
仕方が無い。豊かな好奇心であっても構築された論理の裏打ちがあっても、常識外、教えられ定められたその範疇の外から物言いされるのを人は極端に恐れるし、何故そんな型破りな真似をするのだと、飛び火をいやがったり煙たがったりする。 理解不能なものは故におそろしいのであり、故に理解を示す事は出来ないのであり、故に鼻摘まみなのであり。 実際自分が若し1+1の謎を唱えられても、賛同はしながら取り敢えずはと2になる過程を答える他アクションは取れないだろうし、そんな存在に振り回されると思うとうんざりしてしまうのやも知れない。所詮推測、されど推測。 共通項があるとしても何かを元にしていてもあくまでつくりものと判っているのだから痛がる必要もないのだと、常の第三者視点も設けられているけれど、考えだとか精神論が酷似してしまうと、矢張り突付かれ奇妙に疼く。 見ていけるのだろうか。愚者と笑われ知恵遅れと疎まれ異常者と名を叩き付けられていくであろう今後を。
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