原初

羅列 回帰



―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2005年09月11日(日)
確かめる日が確かにいつか来る。


そういえば、映画SHINOBIってバジリスクなんですね。CMを見ていてそんな気がしていたけれど、
事実としては知りませんでした。行きたいようなー、気もしますが。無理です。
何故って、あれでこれをしていたらあっという間に貯めていた、実に一月分のマイマネイが、
凄まじい勢いでふっとんだからさ! 何したか判る人は判る。というか判ってもう突っつかないでくれ。
三日も通ったのは全て父君様のせいであって、やめようっていったんだ!! 何度も引き止めたんだ!
やっぱり、エヴァの魅力ってば魔性です……嗚呼、そんな事したんだね。


判ってくれと云いたいのではなく、これはただの、一人言。いつだって一人が一人で一人に呟く一人の。
例えばそれはちょっとした仕草の中で、ふと振り返ったり軽く手を振ったり、方向的にも意味合い的にも、
若しかそれは己にされている事なのではないかと淡い期待を懐いてみても、決して一回目ではその手を
振り替えしたりさえしないのは、失礼だと判っていても、しないのではなくて出来ないのだと。
若しもそれが他の同じ方角にいる人に向けてだとしたら? 一人芝居もいいところじゃないか。
一人相撲なんて出来るだけ、恥を受け入れる度量も無く、結局顔を俯けたまま、一人蚊帳の外歩いて。
直接来て声を掛けて貰うまで、自分からは何も起こせない、此処まで面倒くさい生き者。
そんな生命体に苛立ちを覚え、確かにそれが自分であるのだと、感じていながらも結局何も。
出来ないままでいるのは決して、いたいからではなく全てを委ねてしまうんだ。
まだ、話せていない事がある、それも確かにしこりなのかも知れない。ずっと言おうと思っていて、
そんな宣言まで出していて、勇気さえも出ないから、待っていてくれと妙な期待外れ。
自分勝手に言い出した事だから、もう忘れられても当然でありながら、きっとそれを覚えていなければ
独り善がりに彼女を責めてしまうのだろうし、そんな醜い醜過ぎる、醜悪を演じる事は出来ない。
先ずそれを語るには、何から話せばいいのだろう。その糸口さえも見えない状況。
到って個人的な話なのに、それをわざわざ話すのだろうか。聞く耳を持っていて、貰えるのだろうか。
語られるくだらなさは、彼女には必要ないものなのに。知りたい訳でも、無いのだろうに。
文面であれば好き勝手出来るのに、出会えば顔を直接見れば、まともな言葉に一つや二つも、
浮かばない訳じゃなくてするりと出す事が叶わない。きっとタイミングを、間違えたとか、
ボタンの掛け間違いであるとか、そんな洒落た問題でもないのだ。ろう。喜ぶ何も知らないくせに、
それだけを言って仮に聞いて貰えて、それで一体なんになるって言うんだ。そうで無い彼女からは、
既に一度逃げ出したくせに。置いてけぼりにしてぼろぼろに傷付けて、それでもまだ追いかけてくれる、
彼女には何もしてやれないくせに。そんな押し付けがましい態度のくせに未だ。
彼女と彼女は違うと判っていても、同列であるなどとは到底思えない。それは傲慢に過ぎないからだ。
若しか互いにどちら共を、追いかけている気であってもそれは無く、若しかゆったりとした歩みのまま、
肩を並べて歩いているのだとしても、或いは劣等感、或いは疑心暗鬼、何一つそこには確かなもの、
なんて無い。から。相変わらずこわいだけのこわがるだけのそれしか出来ないくせに未だ虚勢を張って。
どうしてなんだろう。どうしたいんだろう。もっと近付きたいとか、そういった特別な感情ではないのに。
ただもう、これは義務の内。言わなければ、ならないのであると。此処まで付き合ってくれた彼女に。
接してきた全てが嘘であるとは、告げたくは無いから。例え内容が、それに酷似していたとても。
いつまでなら待っていてくれるだろうか。逃げずに考えられるのもそんな逃げ方だけ。
それでも未だにとってあるのは、古いメールのやり取りであるとか。よくもまぁ言えるよなクサい台詞に、
込めただけの思いなんて、判って貰える筈も無いのだけれど、言葉が言葉のままでは無く、
けれど確かにそれは言葉であるのだと、理解や受け入れを望む事はもうしない。逃げたければ、
逃げればいい。自分にそういう事は出来ないけれど、せめて彼女にそういう事は、出来るから。
人には其々の付き合いが有り、私が離脱した場所で彼女は生き、そして彼女を生きる場所を
確立しているのだ今も。見たから実感した訳じゃない。ただ、知っていただけだからそれまでは。
だからきっと、彼女は彼女のようには、ならないのだろうしという確信も持ち、その為に再びの
逃げ口上を、用意してしまうのはか弱い存在に。だけどせめて、だけどせめて、いつかまだ彼女がそっと
待っていてくれた暁に、勇気を用意する事が出来たならば、くだらない笑い話の途中で、酒でも笑って
呑み交わしながら、真実を告げる事は、出来るのだろうか。


選挙に行こうと頻りに誘うのは街だけではなく、電車内でも引っ切り無しに、正直言って煩わしい。
そんなに来て欲しければ、罰則か景品を設けなければきっともう駄目なのだろうとは、思います。


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