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2004年05月22日(土)  先のあるバンド


スーパーカー、ライブ行って来た。
よかった!
あいにくの天気と寒さでライブ装備をしていかなかったことが悔やまれる。
長袖シャツにウールのカーディガンってやりすぎだったか?
とにかくビショビショになってしまった。

彼らのライブを観るのは二度目。
二年前にはじめて観たときは噂通り「ライブの下手なバンド」だと。
要は生の歌唱力に難あり。
しかし、今回はよかった!
最新アルバムに準じた選曲だったので歌唱力が関係なかった。(それってどうなの?)
スーパーカーはギターバンドという思いがあったので
歌が下手なのは致命的だーと思っていたのだが
近年のアルバムではバンドバンドした曲から電子音系にシフトしてきたようで
激しく歌わなくなったのが功を奏している。宇川氏の映像もおもしろかった。
わたしは今のスーパーカーの音も好きだ。
今回のアルバムを軸にするといつもより静かなライブになるのか?などと
イメージが掴めていなかったのだが、前の方は盛り上がっていたみたいだ。
特にミキちゃんの親衛隊デスカ?異様な盛り上がりデスネ。
やっぱ客席から観て左の前の方はミキファン男子なのデスカ?

わたしは年寄りなのと、なめてたのが重なって15分前に会場入りしたところ
行き場がなく、後ろの段の真ん中右ら辺が定位置に。
意外と人多かった。のと、AXってもっと広いと思いこんでいたのが間違っていた。
一瞬あたしたちの目の前に巨大な男女が居座り、目の前は奴らの背中色に。
隣の見知らぬ女子と顔見合わせちゃったよ、あれは犯罪だ。
小声で「見えないー」とかわざと言ってみるもので、彼らはしばらくして去って行った。
そう、スーパーカーはまだいーよ!
ミッシェルとか外人バンドの場合、男率高いし、外人率高いし、
日本人女子160cm以下にとっては死活問題。
前回スーパーカーのライブに行ったときは、お客の背の低さに涙が出そうになったものだが、
今日は前より背が伸びてるー。
周りが背の高い男子ばかりで、
よりによってなんでおまえがアタシの前に行くかー?
どこから観てたって丸見えのデカさのくせに、どーして俺の前を塞ぐ???
キリキリしながら観ていた。ヤツが動く度にアタシの視界はやり直しで。
そんなんでワタシは最近、より後ろが定位置なので、周りはそれなりに落ち着いた客層。
ゆえに、あのアルバムに沿った選曲だったのでわりと周りは無反応に近い。
アタシは自分がどこにいようと、常にノリたいんで遠慮なく一人で弾んでいたが。

選曲はほとんど最新アルバムを網羅。
随所で抑えるとこは抑えて、ラッキー演ったり、
ピンポン繋げたり(strobolights〜YUMEGIWA)
ラストへの下りはやっぱコレじゃなきゃ!という
STORYWRITERとWhite Surf style 5.
こういうの演ってくれないとアタシとしてもライブに来た感覚が乏しいし、
振り乱して歌うナカコーを観たかったし、その歌がたとえ下手でも。
ミキちゃんはノーコメントで。
リズムに遅れ気味だったんだけど・・・カラオケだよ、ありゃー。
しかし、よかった!いいライブだったよ。
STORYWRITERはアタシのいちばん好きな曲なのでこればかりは後ろだからって関係ない!
ガンガン飛びまくった。
この曲の瞬間幸せになれるってゆーか、イントロでいけるかんじ!
リクリエーション、ラストシーンは生で聴けてよかったわー。

少な目のMCも、もともとMCなんて皆無のバンド慣れしてますんで(ミッシェル)
しゃべるくらいなら曲演ってくれと思うし。
ただ、アタシの視界から何も遮られることなく、
最初から最後まで石渡くんのみがくっきり見えて、
彼の司会者のような堅い挨拶にまたびっくりした。
なぜ石渡くんだけがこんなによく見えるのに、そんなに嬉しくないんだろう?と自問自答。
彼、ギターなのに。花形なのに。
石渡ファンだったらよかったのに。
ワタシはやっぱりボーカル観ないと楽しめないんだわ。
さすがにナカコーかっこいー!までは気持ちが揺れない正直な自分だが、
彼の苦悩するように歌う姿に心は打たれっぱなし。
ナカコー髪が南ちゃん入ってた。(見てますか、タッチ)
コーダイは相変わらず一人おっさんのような佇まいで、
マイクが回ってきたら声が出ないだと。
ミキちゃん曰く、「カラオケで歌いすぎて」だと。
ほほえましい・・・実にほほえましいエピソードだ。(笑)

で、アタシたちの間でなにより問題とされていたのが、七尾問題。
そう!ライブの数週間前にスーパーカーHPで
「七尾旅人、スーパーカーライブ緊急参戦!」みたいな喜びと取れる発表がされていたのだ。
なにーーーー?!ゆーるーせーーーんッッッ!!!!
しかも「5人目のスーパーカー」なんて言うなー!
ゆーるーせーーーんッッッ!!!!
なんで七尾が出るの?まさか本気でスーパーカーに加入する気?
七尾で台無しだー!とアタシたちはひどく嘆いていたのだ。
てゆーか、ほんとに本気で七尾が嫌い。
(前回の発言で波紋を呼んだがしょーがないじゃん、嫌いなもんは。)
前回のHigh Boosterで彼のパフォーマンスを観て完全に引きまくったんで
なんでアタシたちの大好きなスーパーカーが七尾を絶賛するのか理解に苦しむ。
だから今日も羽を付けて彼がステージでポエムみたいなことをするのかと思ったら
野次を飛ばす覚悟で。
せめて、前座として、スーパーカーの音には混じらないでやっていただきたい。
メンバーがステージに登場する中に、もしや羽・・・を付けた人影が・・・。
あぁ、やられた。七尾が羽しょってナカコーの後ろ(わりと真ん中)に鎮座している!
最悪だー!おまえ、何する気だー?と驚嘆の声を上げるも、
そうだ、これは七尾のステージじゃないんだ。
よかった、単にバックとしての参戦だった。←でも必要???足りてると思うんだが。
七尾にスポットが当たることなく終了したのでホッと胸をなで下ろす。
あぁ、もちろん、中盤でナカコーが七尾を紹介したが、
そんときの寒さで身も心も凍った。
なんか鳥型の猫じゃらしを持って来てて・・・それが何の為なのかまったく理解できず
前方のお客さんは笑っていたようだが、後ろ、凍り付いたぞー。
しまいには、ライブ会場を後にする際にもらったフライヤーの袋ん中、七尾情報満載!
なんなの!
てゆーか、悲しいことに、アタシの好きなアーティストがなぜか七尾をリスペクトしている・・・
認めねぇ、俺は認めねぇよ!
だいたいさー、こんなにちっさい字で(4ptくらい)
ぎっしり自分史を書くことが気に入らないもん。
High Boosterでヨシキネタがバカうけ?初対面キッズにも好評のうちに幕を閉じた?
はぁ?!いったいぜんたい誰のことでしょう?
あきらかにあのライブで客を引かせていたと思うけど。
これまた「不思議少年です」と言わんばかりの活字がずらずら。
ウケたいのかー?そーゆーとこがチラッと見えるとダメ、全面拒否。
知っているだろう?あたしの偽天然嫌いを!
いやだよう、なんでみんなして尊敬しているのだ?
これはアタシの自由だ、みんなが好きでもアタシは嫌いだ!
「すっげーいいヤツ!」と紹介したナカコーの人格を疑ったよ。

あまりによいライブだったので(七尾の必要性だけがわからないが)
満足だったけれど、ふつー、アンコールってあるだろー?
当たり前のように2回は出直すつもりで待っていたのに
客がコールしてもハンパに電気付いちゃうし、そのうち出ていく人もいるし、
それでも大半のお客がみんな拍手喝采でアンコールがあると信じて動こうとしなかったのに
結局大分そんな時間を過ごしたけれどアンコールなく終わってしまった。
ステージを片づける人まで出て来ても、誰も帰ろうとしなかったから
万が一もう1曲あるんじゃないかって淡い期待もしてたんだけど
なにもなく。
・・・不完全燃焼。いや、ライブはすごくよかったから満足なんだけど。
あの状況、アンコールあると思ってフツー。
スーパーカーってアンコールないバンドなの?
でも前方の熱いファンもアンコール待ちしてたからねぇ。
High Boosterはイベントだったからちゃんとエンドロールが出てきっちり終わって
アンコールがないのは納得できたけど。
あの状況でみんなの声が伝わって出てきてくれたら、さらに感動したんだろうな。
たとえそれが演出でも。
そういや、ライブがこんなに時間厳守なものか?と心配になるくらい6時きっかりに始まったので
終わりも時間どおりってことなんだろーか?
惜しかったのはソコだけ。あとは万一の七尾加入を阻止せねば。
そうそう、会場入りの際にライブの記念のカードをもらった。
そういうの嬉しい。
しかしこんなん全員分作るって相当金が・・・ついついそういう心配をしてしまう。

先のあるバンドは楽しい。(ミッシェルへの当てつけ?)



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