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2004年01月28日(水)  にゃにゃにゃにゃ〜い!(2)

事件のつづき

1月5日。いなくなって13日目。
仕事始め。出社した鈍子は消えそうな声で「おはようございます」と言い、Macを立ち上げるとタバコを吸いに外へ行ってしまいました。・・・っおい!なんか言うことあるだろーがっ!だろぅがよぅ!(←懐)あのね、一応ワタシがいっちばん仕事上付き合ってます。年賀状来ませんでした、わたしは出しました。アケマシテオメデトウは?普通にかしこまらなくたって友達同士だって新年最初に会ったら言うよねぇ!?ましてココは会社。今年もよろしく、くらい言うよねぇ!?だって年賀状ももらってないし。想像はつくさ、それどころじゃなかったんだろ?でもさぁ!?・・・延々心の中で説教タラタラですよ、同い年の若者に。(若者に語弊が?)あーあ。なんでこんな嫌な先輩キャラみたいな思いをさせられなきゃならないのだ?昼休みになって例の話が特にされなかったことから、未だに行方不明なのだと察する。てかそろそろヤバくな〜い?死んでな〜い?とか不謹慎にも思っちゃうよねぇ?鈍子も自殺するんじゃないかと言い張る。恋人の予感らしい。正しいかも・・・なんて言えない。


1月6日。いなくなって14日目。
ついに、鈍子欠勤。体調不良で休むと電話があったよ、と人づてに。理由が体調不良じゃないことをほとんどの人が知っているってのもどうかと。あんなに大騒ぎしちゃった手前、思いっきり仮病なのが笑える。・・・困るんだよねぇ!


1月7日。いなくなって15日目。
出社すると鈍子から電話があったことを聞く。なに?今日も休みー?午前中は休ませてくださいって話。ふーん?午後から来るつもりなのか。てゆーか、仕事ぅ!仕事ぅ!結局アタシが全部やるならやらねば(←懐)ならず、超不満。一応『体調不良』で休んでいることになっているので、真相を知っていても同僚として心配気な態度で待ってる演技をしてみたんだけど。それなのに!1時なっても2時になっても来やしねー。連絡も来やしねー。アリなの?そーゆーの。社会人ですか。人ですか。『ほうれんそう』ができないヤツは大人も子供も消スぞ。でさ、アタシだけならともかく他の人も頼んでいる仕事があるから「今日鈍子さん来るのー?」「この時間まで来なかったら休みじゃないの?」なんて会話をしてるわけですよ、どーなの?電話くらいしろ。したら3時半過ぎクラ〜く現れたよ。ふざけんな!嫌味の一つでもと思って「休みかと思った」と言ったのに「今日は行くつもりでした」だと。この時間に???何がイヤって、『体調不良』で休んでいたものだから「そんなムリして来てくれなくても」とかやたらと心配されて病気のフリしてるところが許せない!そんなヤツはイラクへ行け!結局3時半に現れて6時半に帰る鈍子。何しに来た?


1月8日。いなくなって16日目。
今日は普通に出社してきた鈍子。出社してすぐに携帯が鳴り、慌てて電話に出る鈍子の様子が変。電話が終わるとアタシのところへ走ってきた鈍子、「トモコさーん、もうだめ・・・。」「どーしたの?!」なに?今の電話でナニが?「○○警察署から身元不明の水死体が上がってって電話があって・・・彼の特徴を教えてくれって言われて・・・なんでアタシの携帯にそんな電話がくるのー?」と泣いてる。○○警察署ってのも驚きのアタシ。「で?違ったんでしょう?」と聞くと、「なんか髪型はって聞かれて『短髪です』って言ったら水死体はロンゲの金髪だったの・・・」ホッとしてるけど動揺した面もちの鈍子。違ってよかったけど。そうやって身元不明の水死体が上がっている事実はなんとも気味が悪い。普通に暮らしていて隣でサスペンスが起こってるなんて。紙一重ですよ、ホント。いや、にゃにゃにゃにゃ〜い。しかし、その日の昼休み衝撃の事実を知らされるのでっす。

昼休み。水死体の件でブルーな食事。したらば、「実はここ2、3日でちょっとわかったことがあって。」と鈍子。以下まとめます。
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事実1
●彼の家に不振な男からの電話が頻繁にかかっている
 そのことを両親は鈍子に隠す傾向がある
●携帯の遠隔操作に成功(これはアタシも進めた方法)
 相手の暗証番号がわかると、相手の電話の留守電と聞くことができる機能で(要は盗み聞き)
 留守電に入れられた内容が判明
●留守電の内容
 1)不振な男から電話くれという電話が何本も。相手の携帯番号も吹き込まれている。
 2)彼の母親から。
   『お父さんもお母さんもアンタに何かされたらすぐ会社クビになっちゃう年なの!』
   『そんなお金とても・・・』
★推測・・・やっぱ金?サラ金?借金取りに追われている?

事実2
●12月初旬に水没して使えなくなった彼の携帯の履歴をチェック
●妖しい女から押せ押せムードのメールが殺到「今から会えませんか」等
●女の素性
 名はジュリア。インドネシア人。
 というのも彼の会社にジャカルタから年賀状が届いていたことから。
 看護婦。
 彼が車を売った客。
 正確にはジュリアの彼氏(医者)にアルファロメオの『ジュリア』って車種を売り、
 彼氏がジュリアにプレゼントした。
 そして鈍子の彼はアルファオメオの『ジュリア』に憧れていたらしい。
 車をくれた彼氏が転勤になり遠距離恋愛になったため、
 鈍子の彼に言い寄るようになったらしい。
 ジュリアの存在を鈍子はタダの客として認識はしていた。
★推測・・・女か?浮気か?駆け落ち?国外逃亡?ジャカルタで暮らしてるかも?
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そんなわけで鈍子はけっこう手に負えないとやっと気付いたらしい。いっそ「女」であってほしいと願うくらい。いや、あたしはそのシチュエーションも信じ難く、ジュリアって女の彼氏が医者などではなくて、ヤクザで、ジュリアはクラブの女で、「俺の女に手ぇ出しやがって!」みたいな濡れ衣を着せられ・・・とか。サスペンスの見すぎですか?こりゃ人ひとりくらい死ぬな、と。恐ろしいったら。アタシはこの時点で独自調査とかやめようと思ったよ。(いやそんなことしてないし)浅見光彦にはなれないよ。


1月23日。いなくなって31日目。
しばらーく音沙汰なく、こっちから進展を聞くのも楽しみにしてるみたいで悪いので何かあったら言ってくるだろうと目論んでおりました。朝から通常通り仕事をし、昼休みのこと。「トモコさん、実はきのう、彼から連絡があったの。」だとー!!!!!聞きたいことで胸イッパイ。どうやら直接話したとかいうことではないらしいのだが。彼の実家の留守電に声が入っていたのだ。すごい、大進展じゃん!生きてたんだ〜!(スタン)
留守電の内容
「今、岐阜にいます。迷惑かけてごめんなさい。明日からこっちの工場で働きます。」

ショボッ!ダッサー!なんじゃそれ!事件性ゼロ!ゼロって!こんなに迷惑かけといて結果それかい!そしてなんで今更電話する気になったのか?よくわっかんねーなぁ!そういうわけなのでそっとしといてくれと鈍子は彼の親に言われたらしいが、そういうわけでそっとしておくのか?どんなに勝手な息子さんですか!親も親だな。無事だったことが先立って真意を見失っている。そして岐阜ぅ?!なんで岐阜ぅ?それ聞いてさすがの鈍子も「シュウイチさんのバカ!」ってメールを入れたらしいんだけど、それに対しての返事が「自分を見つめ直したいから待ってて。」って。何言っての?待つバカがいる?どのツラ下げてそんなことを?どんなにお子様なんですか!1コ上なんですけど!自分今から見つめ直してどーにかなるんですか?おまえの奇行に付き合わされたこっちの身にもなりやがれ!てゆーか、「彼も向こうで頑張るって言ってるんで、アタシもこっちで頑張ろうと思う」みたいなことを平気でかます鈍子、にゃにゃにゃにゃ〜い!おまえ、待ってる気満々じゃん!アタシびっくりしちゃったよ。フツー嫌気ささない?すごーい、ある意味、愛の力ってこおいうことね。(棒読み)


にゃにゃにゃにゃ〜い!
つまり彼は今の生活がイヤになり、すべてを投げ出して自分探しの旅へ出たってことです。1ヶ月がかりでやっと糸口が見つかったと思ったら、コレ。最初からなにもなかったんだ、事件なんて。サラ金だと思った電話も車のローンでジャックスからだったし、ジュリアも思ったほどの関係じゃなかった。なんだったのだろう。てゆーか、この際事件の方がマシだったよ。こんなショボイ結末なのが悔しいよ。なんだかすっごいモヤモヤしたまま、妙に前向きな鈍子に更に引くワタシでした。このバカップルが!おまけにワタシにしたのと同じ説明を関わった営業サンにまでしている・・・恥恥恥。「彼はぁ、心に問題がある人なのでぇ、しばらく時間をあげないといけないかなって思って・・・」とか。は?にほへといろはぁ?
にゃにゃにゃにゃ〜い!にゃにゃにゃにゃ〜い!にゃにゃにゃにゃ〜い!



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