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2004年01月27日(火)  にゃにゃにゃにゃ〜い!(1)

ありえなぁ〜い(栞のテーマ)
事件勃発から一ヶ月。覚えておいででしょうか。ついに解決の糸口が、ってかものすごくショボッ!って結末に胸打たれること請け合い。

遡ること12月25日。
舞台は会社だったのです。えぇ、えぇ、つまり?鈍子絡みの事件だったわけです。昼休み鈍子とふたりで弁当を食べながら前日のイブの話を聞かされていたわけなんですわ。「聞ーてくださいよぉ、結局彼と会えなくてー。仕事中だと思ってメールしても『待ってて』としか帰って来なくてアタシ家で2時まで寝ないで待ってたのに何にも連絡ないからさー、ひどいよねー?」なんて語られていたわけなんですよ。まぁヨソのカップルの付き合い方なんてわからんですよ、連絡がマメな人かとか、そんなこたぁアタシにとっちゃ未知ですよ。鈍子はイブの晩10時頃のメールを最後に一晩明けても彼から何も連絡がこないことを怒ってました。その日、お昼を済ませてから急な仕事が入り、鈍子と手分けしてなんとかその日中に終えてしまおうと考えていたのです。もともと空気の読めない彼女のことなので、急ぎ仕事の急ぎ度を読みとれないんですよ。なので「集中して7時目処で作って。」としっかり頼んだわけですよ。7時って言ったら大抵8時になってしまう人だということも考慮して頼んだわけなんですよ。

で、午後2時半過ぎ・・・。
隣のデスクの彼女が「やだ、オヤジからメールが7件も入ってるー」と言い、家に電話をしはじめた。したら、突然「どうしよう!」と叫んで立ち上がったので、何事か?と思ってフロア全員が「どーしたの?」って目で見たわけ。したら携帯を持って、アタフタしてる。「か、彼のお母さんが電話くれって言ってるー!どうしよう!」「どうしよう、なんだろう!?なんかあったのかなー!?」とか言ってオロオロ。てか普通にみんな仕事してるわけだ、ココ会社だから。今、仕事中だから。開いた口がふさがらない内に、自分のデスクの電話で彼の家に電話してんですけ怒!フツー勤務時間内の私用電話は席外してかけるだろーよ!しかも会話が丸聞こえでバカ丸出しで脱力。「えっと、いつも寝る前に『おやすみ。仕事頑張ってね。』っておやすみメールするんですよぉ。でも昨日の夜10時頃『待ってて』ってメールが来て、ずっと寝ないで待ってたんですけど連絡がなくて、仕事なのかと思ってわたしからメールもしなかったんですよぉ。」・・・おやすみメールって何?てゆーかメールの文章まで言わなくてもよくないか?もちろん仕事中のフロア全体に聞こえ渡ってるんで。もう、アタシは同性として我慢なりません。もともと自分の彼氏のことを大っぴらに話すタイプのコなのだけど、ハタチ前の若者でもないんだから勤務時間内は控えるべきと思うのよねーってのは古い考えなんでしょうか。

いったい何の電話だったのか。
電話を切った瞬間の鈍子。「ど、どうしようー!シュウイチさんがいなくなっちゃったよー!」と社内で叫びました。・・・は?シュウイチって誰?彼氏名前で言われても。アタシは知ってるけど。もうなんだかガタガタが震えちゃってんの。さすがに同性の同僚として声をかけないわけにもいかず「どーしたの?」と聞けば、もう半泣き。「半落ち」ならぬ半泣き。おまえいくつだよ!っていう受け答え。「23日からシュウイチさん自宅にも帰ってなくて、アタシ24日も会えなかったしメールしたけど『待ってて』って返事来ただけで仕事忙しいと思って、それ以上連絡しなかったんですー。そしたら今日会社から無断で休んでるって自宅に電話あったらしくて、それで携帯も繋がらないからお母さんからクリスマスだからアタシといっしょにいるんじゃないかって電話があって・・・。」そーなんだー。もう泣いてるしさー。こっちもどしたらいいわけ?おまけにアタシに言うだけならともかく、そのときフロアにいた営業さんみんなに言ってるようなもんで、こっちが恥ずかしいっつーか、彼女はもう動揺しちゃってまともに話せない状態だし、そんな彼女をみんな心配して「とにかく落ち着けよ」となだめる所長、課長、係長・・・上司総出。内心どう思ってるんだか。あたしはウンザリだったんですが、ナニカ?「シュ、シューイチさんがぁ〜」と泣く・・・もう帰れよ。でもさ、そんな時に限って超忙しいんでアタシも仕事やってもらわんとどうにも困っちゃうわけよ。あまりにも動揺しちゃってるんで「仕事はできる?」と直接的に聞いたわよ、厳しいようだけれど。「仕事はちゃんとやります、すみません。」なんて言うわりにもう、ぜんっぜんやれてない。おまけにあきれて声も出ないのが、心配した営業さんがホワイトボードの前でマジック持って「状況を整理しろよ、いつからいないの?」とかってドラマの刑事のように書き始めたじゃないか。それに同調して「えっと、ちょっと待ってくださいね。23日の7時のメールが『おつかれさま、仕事忙しいの?今日も三味線がんばったよ。』ってアタシが入れて返事がなくて。」脱力、あっぱれ。自分の打ったメールをそのまま読んでいる・・・。バカ?バカですね、バカでしょう。(ちなみに鈍子は三味線を習ってるんだけどさぁ。)どーなの?ねぇ!どーなの!?『23日7時メール返事ナシ』とかホワイトボードに書き込まれ・・・いんだけどさぁ、サッサと仕事してもらわんと!営業さんもさぁ、『若い女子が悩んでる』と思って完璧コドモ扱いで心配してるだけなのに(でもだってアタシと同い年!)、本人はいろんな人に話を膨らめていっしょに考えてもらいたくってしょうがない。普通、彼が行方不明(?)なんて隠しておきたくないか?必ずしも彼に非がない失踪とは限らないじゃん?サラ金だったり、女だったり。そんな理由だったら他人には隠しておきたいよ、アタシならば。そんな失踪するような男と付き合っているのかと思われるのもイヤだし。彼女が言うには思い当たる節もなく、借金は車のローンくらいしかないらしいし、金絡みではなさそうだし、アタシも本人を知っているから派手な男じゃないのもわかるし、女・・・ってのも鈍子とはラブラブ(古)だったと思うし、失踪癖も特にないし、ただ『思い詰めると何するかわからない人だから』って言われても、そんなのみんなそうじゃん?でもなぁコドモじゃないんだからわきまえた行動とれないような男なんてどーかと思うよ。当事者の気持ちは計り知れないが、仕事に持ち込まないでほしいところ。今ある仕事をちゃんとやってくれるのかどうか、それがいちばん問題。アタシも鬼じゃなので「彼の友達とか聞いてみたら?」とアドバイスを。「そうですね、友達、友達。聞いてみます。」結局友達だって昼間働いてるから何一つ解決はせず、集中力を欠きながら仕事もしてもらったのだけど、終わったの10時半。7時に終わってほしかったのに・・・。しょーがないか、しょーがないよな、事情が事情だもんなぁ。←あぁ、なんて優しいんだ、ワタシ。明日になっても解決してなかったら、鈍子仕事ちゃんと来るのだろーか。不安なまま25日の夜は帰宅。


12月26日。いなくなって3日目。
翌日、目をはれぼったくした鈍子が出社。その様子ではきっと彼は帰ってこなかったのか。「昨日の夜中に捜索願出してきました。」・・・深刻だ。話を聞けば、23日の夕方「先輩が危篤なので」と言い、仕事を早退したまま家にも帰らず連絡が取れなくなったのだと。その危篤の先輩ってのも彼周辺の友達には心当たりがまるでないらしい。嘘じゃん。ってことはやっぱり自分から消える理由があったってことだ。身内も鈍子も友達も会社も心当たりがまるでないことに変わりない。カーディーラーの営業をやっている彼には25日に納車が控えていて、納車っていちばん嬉しい瞬間らしい。そんな日に無断欠勤するなんて・・・というのが会社の言い分。わたしは8割方借金じゃないかと思ったんだけどさ。自分の車もアルファロメオだし、もしかしたら販売ノルマ達成のために自分で買っちゃってたんじゃないか?とかね。と単純にスリル&サスペンス。血が騒いじゃって騒いじゃって。心配してるフリして、進展が気になる。鈍子が仕事に集中できないのは承知なのだが(普段だってまともに働いてないし)しょっちゅう電話がかかっては深刻な話を繰り広げ・・・否応なしにアタシも「なんかわかったの?」とか聞くハメに。だってさ、『きーてよオーラ』出まくりなんだもーん。どーしたかって?昨日彼が自分の口座からお金を引き出していたことが判明。25日が給料日だから会社が調べてくれて判明したと言う。引き出したのが本人なのか?いくら卸したのか?・・・不謹慎ながらもドキドキワクワクしちまいました。防犯カメラに映ってるんじゃないのー?とか、ちょっと捜査の香りにうっとり。内心『サラ金何じゃね−の?』思っていたので、外野ながらもイマイチ深刻感に欠ける。この日、部署の忘年会だったのに鈍子はとてもそんな気分じゃないというのでアタシが一人で上司と飲んだ。ちょっと鈍子のグチなんかも聞いてもらってアタシ的に気分スッキリ。


12月27日。いなくなって4日目。
鈍子ゲッソリ。さすがに人として心配。明日で仕事納め。毎年最終日は大掃除して、夜は飲み会。今年はアタシがもっとも去ってほしくなかった上司の送別会。鈍子にとってもめちゃくちゃ世話になってる上司である。鈍子は明日来るのだろーか。さっそく「トモコさん・・・明日の送別会行かれるかわからない・・・」と打診。「しょーがないよ。明日は掃除だけだし休む?」と聞けば「掃除の日をさぼるのはちょっと・・・」と言うので「じゃぁ朝来てもらって掃除だけして終わったら帰っていいからさ」と言ったのに。あたしは!


12月28日。いなくなって5日目。
朝9時・・・大掃除始まりました。大掃除と言っても大したことはしないので10時には終わります。もちろん鈍子は現れません。は???やっと来たのは10時半。なんですか?ナニカ用?掃除終わってますけど?終わった頃に来るってどういうつもりですか?てっきり無断欠勤だと。ついにソコまで堕ちたかと。彼氏も堕ちればおまえもな。なんだかなぁー、大人になって『掃除サボってズルイ』なんて思う日が来るとは。「ごめんなさい、9時に来ようと思ったんだけど、起きれなくて。」は?寝坊?なんだ、寝坊なの?・・・シネ。送別会には参加する気になったらしく、暗いカンジで座っておりました。5分おきに話しかけてやらないと、ボーッとしちゃう・・・うぜー!めんどくせー!飲みに来るなー!これまた話題に上がったのがよりによって車の話だったりして、危険信号点滅でっす。えぇ、鈍子、元気な頃は彼氏のアルファロメオ話をさんざんしまくったんで、墓穴掘ってます。「鈍子サンの彼、いー車乗ってんだよねー」とか今回の事情を知らない人が言う度に、アタシはうまくこの場を切り盛りせねば!と気を使いまくったのでした。エライでしょう?そんなカンジで休みに突入。


12月30日。いなくなって7日目。
休みに入ってからも鈍子からの連絡もなく、まだ見つかってないのだろうと想像する。紛らわしいと悪いと思ってメールや電話を控えていたのだけれど、アタシも2、3人の友人に話してしまった手前(おい!)、彼らからも「どーなった?」と聞かれていたので心配するフリしてメールしちまいました。相変わらずレスポンスは悪く、朝入れたメールの返事が夜返ってきました。いんだけどね、別に。もともと鈍子は、こっちが返事を待ってるようなメールを送っても返信してこない人なんで、普段メールのやりとりはほとんどしない。想像通り依然そのまま。調べようもなく彼からの連絡を待つのみ。ってゆーか、ホントなんなんだろーねぇ?自分の意志で行方をくらましてるのか、事件に巻き込まれたのか?いや、とは言ってもサラ金にちがいねー。とアタシは思うわけさ。


事件は年明けにつづく



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