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風にのって龍が翔ぶ
瑠奈
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2003年10月01日(水)
知恵子抄 

先日図書館で「知恵子抄アルバム」を借りてきた 学生の頃だったか「ちえこしょう」という言葉の響きに惹かれ高村光太郎の詩集を読んでいたことがあった この間、新聞で光太郎の非公開だった彫刻が出てきたという記事を読んで、なぜかまた彼の詩集が読みたくなったのだ まだ少女だったあの頃に読んだ詩集、、、よく意味がわからないまま感動し、これが詩というものなのかと感じたことを覚えている

底の知れない肉体の慾は
あげ潮どきのおそろしいちから
なほも燃え立つ汗ばんだ火に
火竜はてんてんと躍る

われらの皮膚はすさまじくめざめ
われらの内臓は生存の喜にのたうち
毛髪は蛍光を発し
指は独自の生命を得て五体にはひまつはり
(愛の賛歌より)

これは智恵子との性愛を詠ったものである
好きだとか愛しているとかいう言葉は光太郎にはいらない
とにかく光太郎の詩は生々しい
人が人をこんなにも愛せるものだろうか
自我すら崩壊して人格が溶け合うような愛

天才詩人であり怪物彫刻家でもある光太郎にこれほどまでに愛され、愛した高村智恵子とはどんな女性だったのか知りたくなったのだ(続きはまた明日)



2003年10月02日(木)
知恵子抄 二

高村智恵子は精神分裂症になり45歳で肺結核で亡くなった 智恵子もまた芸術家であった 智恵子が狂った理由として光太郎自身は彼女の猛烈な芸術精進と、光太郎への純真な愛に基く日常生活の営みとの間に起こる葛藤だという 純真な智恵子には主婦と画家を両立させる技巧がなかった 光太郎は智恵子と二人でひとつだと思っていたが智恵子にとっては自分がつぶれての二人でひとつだったのではないか しかしわたしは智恵子は不幸せだったとは決して思わない あんなにまで愛され愛し貫いた 愛する人は幸せだと思う そしてそれに応える愛があれば幸せはその何倍にもなる この小さな詩集がずっと読み継がれてきたのは類まれな愛の詩集だったからではない 生とは、死とは、愛とは、人間が人間らしく生きるとはどういうことなのかを常に問いかける 一組の男女の誠実な生の試みが時と処を越えて人の心を揺り動かすから戦争の最中であろうと殺伐としたこの現代であろうと読み継がれてきたのだろうと思う
壮絶なまでに智恵子を讃えた歌

「あなたはだんだんきれいになる」

おんなが附属品を棄てると
どうしてこんなにきれいになるのか
年で洗われたあなたのからだは
無辺際を飛ぶ天の金属
見えも外聞もてんで歯のたたない
中身ばかりの清冽な生きものが
生きて動いてさつさつと意慾する
おんながおんなを取りもどすのは
かうした世紀の修行によるのか
あなたが黙ってたっていると
まことに神の造りしものだ
時時内心おどろくほど
あなたはだんだんきれいになる



2003年10月03日(金)
テスト

新しい日記帳にしてみたん 過去日記が一目瞭然で見れたらええとおもうやろ?
日にちとタイトルがバンとでてくるんやで ええやろ〜 カレンダータイプちゃうけどこれのほうがサボッたのがわかりにくいんちゃう?有料なんやけど、ま、ええか 二週間お試し期間あるんやて 画像はタグではらなあかんけどさ、これがめんどうやな、、、どうしようかな、、、 まあしばらく試してみます 



2003年10月04日(土)
しくじった(T_T)

日記書いて、画像貼り付けて出来た!〜というところで指がヘンなキーに当たってしまったのか全部消えてしまいました 今日は長文やったのにぃ。くやしいです
ええこといっぱい書いたのに、、、面白い話も書いたのに、、、

今夜はカエルを見ておカエルください さぶっ。(-_-;)






2003年10月05日(日)
ネットの世界

昨夜は冷え込んでいよいよ冬布団を出しました 衣替えもそろそろせんとあかんしな、、、セーターとかウールのぬくもりって好きだな

ふと気がついたんだけど私、プロフィールに♀って書いてなかったよね 実は♂なんです って言ったら驚きますか?いやん。ほんとはネカマなの って言ったらもう明日から来てくれませんか? ウソです すみません ♀です TOPに女神って言葉もあるしわかりますよね 今更プロフに♀って書いてもマヌケですよね 書の雅号(名まえ)は男性みたいなのでその世界ではわたしのことを男性だと思っているかたもいるらしくて「かな書」をやる風流な男性ということにしてあります 

しかしネットの世界というのは面白いです HNだけでは性別がわからない 女性だとばかり思っていたら実は男性だったり、、、言葉使いだけでは判断できない部分もあってこうなるともう自分の思い込みというか、都合のいいように判断してしまう もしかしてネットの世界では逆の性別で楽しんでいる人もいるかもしれませんね いいんじゃないかな そんなのもあって(^_^)

天高く馬こゆる秋




2003年10月07日(火)
冬への準備

お店の家電売り場に行ったら、商品の入れ替えをしているところだった
ホットカーペットやファンヒーターなどがずらり並ぶんだろうな 買い物を済ませて玩具売り場の前を通ったら早くもクリスマスツリーが飾ってあった はやっ!と思ったが今年も残り三ヶ月もないではないか 忘年会の話なんかもチラホラ聞くようになってきた 早くセーターを出さなきゃ!夏物をクリーニングに出さなきゃ!
日本は四季があって素晴らしい国だと思うけど、面倒なこともいっぱいだわ(^_^;)




2003年10月08日(水)
贅沢なひと時

朝はひじょうに慌しい いっぺんにしなければならないことがあってパニクルことしばしば。朝の五分は貴重だ しかし朝食後の数十分はできるだけゆったりとした気分を持てるように心がけている この時間を持てるか持てないかで一日の始まりが違ってくるのだ 好きな音楽を聴きながら一杯のお茶をいただく・・・ただそれだけのことなのだが贅沢なひと時だ