Movin'on without you
mako



 さよなら。


ごめんなさい。


日記を読んでくれてる人。
自分の決意。
いろんなことに対して、

謝らなきゃいけない気がする。


ゆーすけに、メールを送ってしまった。

しかも深夜2時。
さらに「ゆーすけ起きてる?」っていうひとことだけ。
最悪の内容な気がする。

1ヶ月、何の連絡もとらなかったのに。
頑張ってきたのに。


昨日の日記を書き終わって、
私の頭の中は、それこそ甘い記憶で満たされてしまって

感じたくなってしまった。どうしても。
彼の声、生きてること。存在。

送信ボタン押すのに、10分迷った。
けど「いいや!えいっ!」って押しちゃった。
・・・そんな時だけ思い切りのいい私。



帰ってこなかったの、返事。

朝起きても、夜になっても。

たったひとことも。




ばいばい、ゆーすけ。

もうほんとに忘れる。



2001年10月16日(火)



 たまにはいいこと。

・・あってもいいよね?



ゆーすけのことでかなりまいってた私に、
昨日ステキな電話がかかってきた。

明日、おにいちゃん(10/11の日記参照)に会えます。
お仕事を手伝いに行くことになったから。
ひさしぶりにあえて、純粋にうれしい。


彼のこと、今は純粋にお兄ちゃんと思ってるけど、
その昔あこがれたこともあったんだよ。実は。

お兄ちゃんとこんなになかよしになったきっかけ。
2度目に会った時、携帯の番号を書いた紙を渡したの。
「もしよかったら、電話してください」って。
今まででいちばんの冒険かも・・。

たぶんちょこっとだけ憧れてた。
お兄ちゃんはとっても魅力的で、
まだ18だったあたしにいろんなことを話してくれた。
一緒にいてたのしかった。

その当時あたしはつらい恋をしてたから、
お兄ちゃんのくれる安らぎみたいなものに甘えたかったんだ。

なのにねえ、
ある日突然、真剣な相談があるって呼び出されたの。
中身はなんと、
「結婚しようと思うんだけど・・。」
!!!!
今ではかなり笑い話にしちゃってるけど、
その当時は笑えんかったよ。自分の男運の悪さにね。

そのとき本気で愛してた人も、結婚目前だったから。


まあそんなことがあったおかげか否か、
お兄ちゃんとはずっとなかよしでいられてる。
結果オーライ、ってゆーのかな?(笑)

今でも、お兄ちゃんに会うと安心するよ。
だから今夜はちょっといい夢が見られるかもしれないね。



2001年10月17日(水)



 どうしたらいい??

ゆーすけに、電話しなきゃいけなくなった。
部活の関係で。



電話なんて、したくない。
できるわけないじゃん。
あたしからの電話なんて、出てくれないかもしれないのに。

そしたらあたし、どーしたらいいの?


いまさら普通の顔して、しゃべるなんてできない。
ゆーすけの声なんて、もう聞きたくない。



・・・最後の1文だけは、嘘だよね。
でも怖い。怖くて仕方ない。




どうしたらよいのでしょう・・。

今日はちょっと困惑のまこでした。



2001年10月18日(木)



 手をつなぐとゆうこと。


おにいちゃんに会ってきました。
ほんとは話したいこといっぱいあるんだけど、
今日はとりあえず簡潔に・・?

おにいちゃん(10/17参照)は、優しい人。
それは、誰にでも。
仕事の同僚、後輩、友達、家族。みんなに優しい人。
あたしにも、やさしいひと。
そして、とっても誉め上手な人だと思う。

おにいちゃんは何度も言った。
「まこは会うたび綺麗になってくね」って。
こんな歯が浮くような台詞も、
おにいちゃんが言ってくれると素直に嬉しい。

「女の人は、綺麗になってく時期が必ずあるんだよ
 まこは、しばらく見ない間にびっくりするほど大人になった」

自分では変化したなんて思ってないけど、
もしおにいちゃんが言ってくれた台詞がほんとだとしたら、
私を変えたものはなんだろう。

ゆーすけへの、恋なのかな。
負けたくない、と思わせられたあの時間なのかな。

・・・それも、なんか違う気がするな。



そう。あのね。
おにいちゃんと、手をつないでしまった。
ふたりでおにいちゃんの母校を歩いているときに。
どちらともなくつないだその手は、
あたしをものすごく複雑にさせてしまって。

むこうとしたらただの妹なんだろうけど。




また気が向いたらおにいちゃんとのことは書きます。
おやすみなさい。



2001年10月19日(金)



 日記が書けない・・。

ちょっち日記をお休みしててごめんなさい。
なんか言葉にしようのない、複雑な気持ちに襲われてました。
エンピツリストへの登録もいったんやめたりして、
自分の心の中を誰かに見られることが苦痛になっちゃって、

それじゃあここで日記書いてる意味全くないよね。
誰かに見てほしくて、知ってほしくて始めたことなのに。

なんだか今も複雑な心境は変わってないのですが、
ちょこっとずつまた戻ってきます。
でも、しばらくはエンピツリストへの登録はお休みします。
ごめんなさい。
ちょこっと休んで気持ちの整理をしてきますね。

って、何があったわけじゃないんですけど。

2001年10月24日(水)



 日記再開。

今日で10月もおしまい。
とゆーことでそろそろ日記を復活しようと思います。
長い間お休みしてしまいごめんなさい。

うーんと、日記再開の理由は、
すごく簡単なことなんです。「明日から11月だから」
ほんとそれだけ。

まこにとって11月は、1年でいちばんすきな季節。
そして、いちばん想い出のおおい季節なんです。
だから、11月に日記をつけないなんて、
そんなもったいないことしたくない。

そんなきまぐれな理由から、
復活です。日記もまこ自身も。
これからもどうぞよろしくおねがいします。


2001年10月31日(水)



 11月は「運命の恋」の月。

今年もまた、11月が来た。
すっかり朝晩寒くなってきて、冬が来るんだなあ、と思う。


昨日、映画を見に行ってきた。

以前「千と千尋の神隠し」を見たときのこと。
映画館に貼ってあったポスターの、
この言葉に、ものすごく心惹かれた。


―――11月は「運命の恋」の月

『スウィートノベンバー』
キアヌリーブスとシャーリーズセロンが演じるラブストーリー。


映画の内容とか俳優とかどうでもよくて、
ただただ、このひとことにものすごく惹かれた。
とにかく見てみたいと思った。


11月は、私にとっては「運命の恋」の月だったと思う。
21年生きてきて、あんなに人を愛した月はなかったから。
あの人の、生まれた月だから。

だから、そのひとことにこんなにも惹かれた。





<追伸(笑)>

映画自体はまあ・・普通のラブストーリーだった・・。
ちょっとは泣けたけど期待していたほどでもなく。
でもいい映画でしたよ。エンヤの曲最高!!

ちなみに映画は男友達と見に行ってたんだけど、
シャーリーズ・セロン演じるサラが、
キアヌ・リーブス演じるネルソンに向かって、
「今日で10月は終わるわ。
 あなた、私の“11月”にならない?」
って口説き落とすシーンにちょっとどきどきした。
その男の子を同じ文句で口説いてみようかと思った(笑)



2001年11月01日(木)
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