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■ 裸の心で。
あなたは 愛した女性を、自分と同じように たいせつに、愛せる人で 全部を、受容れられる人で
いつも、誰とでも、 裸の心で、向き合える人で
そんな性格だから いつもあなたの周りには 老若男女、たくさんの人が慕って いつも、みんな、あなたの優しさや 人間性や笑顔の虜で、
あたしは 自分以外をどうしても愛せなくて みっともない所を見せたくない方が勝って 傷つきたくなくて
予防線を張って、 愛することでも愛されることでもなく 自分が傷つかないことを、第一に ずっと生きてきて
だから、わかるの。 万が一にもないけど、 もし、あなたがあたしことを 全身全霊で愛してくれたとして
あたしはきっと怖くて逃げる どこかでブレーキを踏んでしまう 生理的にも心理的にも あたしはブレーキを踏み続けながら、生きてきた もう、足から離れない この枷を外したいって死ぬほど思ったけど 外せない。
今も、ほんとは、外したいよ。 でも、世界でいちばんくらい 憧れてるあなたでも 外せないんだろうなって思うなら きっと、外せない。
だって、みっともない所は見せたくないし 傷つきたくないし 嫌われたくないし 生身同士でぶつかるなんて 武器も持たず、防弾チョッキも着ずに そんなの、怖くて、できない。
防弾チョッキを着ていたら 絶対に感じられない温もりを 感じたいって熱望する一方で そうなったら撃たれるかもしれないという わずかな危険性を考えてしまう そして、怖くて、また、 武器を持って、人と接してしまうんだ
あなたみたいになりたかった ほんとうは。 今も、なりたいよ。 そう生きられる人を 羨ましいと思ってしまう。
でも、なれないものに憧れをいだくほど 不毛なことはないことは もうわかってる。 だったらなれないって 認めてしまったほうがずっとがいい。
素っ裸で付き合えたらいいのに。 全部を、見せられたらいいのに。
偽り続けて生きてるのに ちょっとだけ、疲れた。
2023年10月23日(月)
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