Movin'on without you
mako



 情けないあたし。

あたしが昔付き合ってた人と
・・・正確に言うとあたしから別れを告げた人と

あたしの昔からの友達が


・・・付き合いだした模様。




この期におよんで
動揺してるあたしが情けなくて
かっこ悪くて仕方ない。


―――何、嫉妬してんだか。






「彼」の方は。
それはそれはすごくいい人で。
あたしはその優しさが余計につらくて
その当時は別れの言葉を口にするしかなかった。

余裕も、思いやりも、優しさも
何ひとつ、もてなかったの。あの頃は。

それくらい、
すごく、傷付いてた時で。

そして、彼まであたしは傷つけた。


今でも
ごめんね、って思う。









「彼女」の方は。
あたしが昔、「親友」だと思ってた友達。

でもある時からあたしたちの歯車は
少しずつ少しずつ狂いはじめて。

それでも修復可能だと思ってた去年の秋。

彼女の心無いひとことで、
あたしは、それを信じるのをやめた。








あたしは今、
大切な人がいて、
いかせんがいて、

だから今さらこんな気持ちを
どこへぶつけていいのかわからないし、

今さらこんな気持ちを抱いてること自体、
なんか情けなくて、
格好悪くて、
自分が馬鹿みたいで、
消えちゃえばいいのに、って思う。

人間だから仕方ないけど
だけどこんなあたしは、要らない。
こんな醜い部分は要らない。

もう好きじゃないのに、
想いは全然ないはずなのに、
なのにこんな変な独占心が、
あたしの心を痛くしてて。



馬鹿じゃんね、あたしって。






明日になったら、
みんなの幸せを祈れますように。




優しい素敵な笑顔が、できますように。






2002年05月20日(月)



 穏やかな日々。

最近、いかせんとはあんまり話してません。
けどあたしは平気。

今、いかせんはすごく忙しいから。
あたしにも、それがわかるから。


こういうときは、
何もせずに、ただ、近くにいる。



あたしの存在が邪魔になりませんように。
そして、すごく疲れた日に、
あたしがそばにいることが
何かの役に立ちますように。






2002年05月16日(木)



 言葉の約束では繋げないもの。

ここ数日、
何度も日記を書こうとして、
うまく文章が書けなくて止める。

そのくりかえしだった。




あたしは
好きになったら必ず
想いを伝えないと気がすまない性質で

だから「告白できない」なんて経験ないし
絶対にだめだと思ってもとりあえず言ってみるし


「だめもと」
「当たって砕けろ」

俗に言うこーゆー言葉たちを
モットーにしてここまできたから。




この年になって初めて、

「想いを伝えない」って選択肢があることを知った。








あたしは、前の恋で

想いを伝えたことを、もの凄く後悔した。

そんな、時期があった。







今、一緒にいられること。
今、笑いあえること。
今の自分。今の環境。そして、今の気持ち。


今、現在、流れてる時間が
実はすごくかけがえのないもので
二度とは戻ってこないもので



だから、この一瞬を大切にしたいと
なぜか、今、あたしは違う選択肢に気付いてる。




そりゃあたしだって
「トクベツ」になりたいと強く強く願う。

あの人のトクベツでいたいと思う。




だけど、
告白したからって
特別な存在になれるわけじゃないと


特別な存在というのは、
別に言葉で想いを伝えなくても

その時お互いがお互いを必要としていれば
それが「特別」ということで

恋人じゃなくても、大切な人がいる。
好きだよ、と言わなくても、
好きで好きで仕方ない人もいる。




告白してしまったら、
壊れてしまうもの。


今のこの時間。
彼と過ごせる時間。

楽しい日々。
笑いあえる空間。

あたしに語りかけるときの楽しそうな瞳。
時折見せる真剣な表情。




今は、それが大切。
その時間を、関係を守りたい。


だからあたしは、
想いを伝えない。






自分が幸せだったというのは、

案外後で気がつくもんなんだよ。





もう、失った後に
あの頃はよかったと
口にはしたくないから。






だからあたしは、
今、彼といられることを選びます。



一緒にいて
お互いを大切な存在だと思う感情が
あたしたちの間に、ほんの少しでいい。


―――生まれますように。












2002年05月12日(日)



 横顔と寝顔。


あの人の

横顔が好きです。




好きというか、

いちばん見慣れてる顔、

なのかな。








忙しそうにしてるとき、
話しかけられないとき

遠くからそっと横顔を見る。


あ、しぶそうな顔してる。
パソコンに向かってなにやらうってる。
電話して笑ってる。
たまに、寝てたり。




くすって
誰にも知られないように笑ってみる。


すごく、幸せになれる瞬間。








でも、
いちばん好きなのは、


寝顔。








時々、あまりに疲れてると、
彼は仕事しながら寝てる。




その顔を
これまた誰にも気付かれないように

見てるのがすごく好き。

すごく、幸せ。




めったに見れる顔じゃないから。







いつも見てる顔とたまにしか見られない顔。



あたしの好きな、いかせん。









何してても
どんな顔してても

結局はなんだって好きなんだろうけど。














寝顔をいつだって見られる奥さんが

羨ましくて仕方のないのが、最近のあたしだったりします。













2002年05月08日(水)



 彼の、奥さん。

あたしは、彼の奥さんを知っている。



とても綺麗な人だった。
気が強くて、
わがままでやきもちやきできれい好きで



あの人とは、
合わない人だと勝手に思ってた。



だからそれだけに
2人が付き合っていると最初に聞いたときには

ただただ驚きで、
反射的に涙が止まらなかった。






しばらくして彼女に会った時

彼女の中指には、指輪が増えてた。






単純に
悲しくて

あの頃の自分の精神状態を、
思い出すだけで、しんどい。













初めてふたりが一緒にいるのを見たとき。





あたしは、
もう、
どうしていいのかわからなかった。



今でもその時のことを思い出すと泣けるくらい
鮮明で
衝撃で。







だって

あんなに穏やかな彼の顔を
あたしは一度だって見たことがない。










それはまるで
母親が子供を守る時のような

本当に愛しいと思うものに対して向ける
そんな、目をしたあの人を






あたしは、見たことがありません。












2002年05月03日(金)



 途中経過。

彼と会えない時間は長い。

・・・と思っていたんだけど。



黄金週間のあたし、
誰かしらが遊んでくれて
ちゃんとカレンダーには毎日予定があって
楽しくて
彼のことを考える暇がないくらいで。

一安心。


彼がいなくても
彼のことを考えてなくても

あたしは、ちゃんと幸せ。



そのことに
少し、ほっとした。





これからのことを考えて、
少し・・・ほっとした。











彼は今頃
奥さんとどこかに行ってるのでしょうか?

それとも
体の弱い奥さんだから
家でふたりきりでゆっくりしているのでしょうか?







どっちにしろ
あたしには何もわかんない。

連絡をとる術も持ってないし
あったとしても連絡なんてできるはずがなくて。





でも
たまにはこーゆー穏やかな時間もいいんだと思う。

会えば
幸せになれるかわりに
嫉妬とか、かまってもらえない寂しさとか
なんだかどろどろした自分の内面と
戦わなきゃいけないおまけまでついてくるから。





無論。
「たまには」ね。







2002年05月02日(木)



 涙脆さと危うさ。

最近。

とても涙もろい。






あたしは泣けなくなったと思っていたのもつい最近。
いつの間にか泣かなくなってた自分に驚きすら感じてた。






だけど、
いかせんを好きで仕方ない近頃のあたしは


いかせんを好きな気持ちと比例するかのように
涙もろくなっていく。




少し冷たくされただけで
頭の奥がつーんとなって
あ、泣くな。って涙耐えるのに必死になる。
他のことが考えられなくなる。

訳もないのに、
夜ひとりになると涙が出てくる。



いかせんに恋してる、って実感は100倍くらい。
でも苦しさや切なさはその2乗くらい。








まだこんな気持ちが
こんな純な感情が



あたしにも、あったんだね。







2002年04月30日(火)



 会えない時間。

明日から・・・
バイト先も、世間の流れに当然の如く乗りまして
ゴールデンウィークというやつです。


お休み。




別に、休みなんて要らないのに。






あたし、
昨日の夜から肌荒れがひどくなって、

いかせんに会って苦しくて泣いて帰ってきて
そしたらひどい肌荒れで
今日は化粧もできなくて。

こんな顔で
いかせんには会いたくなかったから

今日はいかせんに会わないよーに
できるだけ避けて避けて仕事してたの。


だけどね。
明日からもう、
10日くらい会えないんだよ?って思ったら
顔見ないまま別れたくなくて
そんなの切なすぎて絶対嫌で。


結局、いつものように話をして
でも嬉しくて。





会いたくても会えない。
声を聞きたくても聞けない。

今日からしばらく
あの人から、さらに遠い生活。





2002年04月26日(金)



 どうしようもないこの気持ち。

前に進むこともできず
後ろに退がることももうできない。



この気持ちを
どうしたらいいのか

自分でもわからない。




――――違う。



自分でもわからないんじゃなく、

もう、どうしようもない。







あたしはいつになっても
あの人を忘れられない。

月日が経てば
想い出となっていくこともあるけれども


いかせんのことは
どんなにどんなに願っても

いつまでたっても「想い出」にならない。



あの人があたしを
見ることももうないことは

痛いくらい分かってる。


好きじゃなくても
思いはなくても抱きしめてほしい

そんな願いすら、叶わない。





できることなら
今すぐあの人のことを忘れて

違う恋をして
新しい恋をして
幸せに想われる恋をして

そうして、前に進んでいきたいけれど



あたしは
いかせんが恋しくて恋しくて恋しくて

恋しすぎて、胸が痛くて
何もしていないのに涙が出るような
辛くて仕方ないのにそれでも会いに行ってしまうような


そんな想いを、まだ抱えてる。









いかせんをとてもとても好きだった頃、

いかせんのためなら何時間だって待てたし
いかせんのためならなんだってできた。


21歳になってその頃を振り返って
あれは、若かったからできたことだと
そんな風にあたしは思ってた。

懐かしく、その頃を思い出してた。
もうそんな純な気持ちは、
あたしにはないと。

そう、思ってた。






だけど。
22歳を目前にした今のあたしは

いかせんをこんなに愛しく思ってる今のあたしは

あの頃と何も変わらず
いかせんを何時間だって待ってしまう。

たとえ雪がどんなに降っていようとも。
たとえどんな嵐の日だとしても。
たとえいかせんが・・・

来ることがなくっても。




いつまでもいつまでも
あの人を待ってしまうあたしが、

19の頃と何も変わってないあたしが
ここにはいる。




前にも進めない。
後ろにも退がれない。


苦しくて苦しくて仕方ないのに
この場でもがくことしかできないあたし。





なのになんで

なんでこんなにいかせんが好きなんだろう。



なんでこんなに愛しくて
あの人じゃなきゃだめなんだろう。








苦しくて愛しくて

あの人の後ろ姿を見ただけで、
涙が出たりします。












2002年04月25日(木)



 sakuraドロップス。

涙が出そうです。




あたしもいつか

彼を忘れることができるのでしょうか。







あたしの中で
いつまでも消えない人。

忘れられない人。






忘れたくない人。







2002年04月24日(水)
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