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■ 帰宅拒否症。
家にいると 現実が重くて
どうしてこう 人を傷つけることばかり 発しあっているんだろう。
誰かが特別悪いわけじゃないと思う。 あたしだって、そんなの嫌で嫌で仕方ないのに、 あの場にいると、なぜか そういう言葉しか言えなくなってしまってるから。
家族みんながみんな、 自分が傷つくのをわかってて 相手を傷つける言葉しか言えない。
そんなの悲しすぎる。
一緒にいる意味なんてどこにもないのに それでも「家族」だから。
あたしは今 帰宅拒否症になりつつある。
1年前くらいから あたしの家庭はちょっとずつ歯車が狂ってる ・・・気がします。
家にいると悲しくなるから 逃げたくて逃げたくて
部屋にこもったり なるべく遅く帰ったり
あたしがそんな風にするたびに また、壊れていくのかもしれない。
4年前も同じように あたしは帰宅拒否症になりました。
その頃は今より子供で だからもっともっと自由度が低くて
逃げる事すらできなかったから、余計に重症で。
理由の大半は、母親の過度の束縛。
家に帰ると気分が悪くなって、 帰りたくなくてでも帰らなきゃいけなくて。
救ってくれたのは、いかせんでした。
そんなあたしを、 何も言わずに 抱きしめてくれたのはいかせんだけだった。
「家に帰れ」って言うことなしに いつまでも頭をなでていてくれたのがいかせんだった。
そうされていると いつも、不思議と気持ちが落ち着いて 「帰れ」って言われなくても 自分で「帰る」って言えた。
その度に、いかせんは 「ん」って笑顔で頷いて、
背中をぽんって押してくれた。
あの家に、帰る勇気と元気を 与えてくれていたのはいかせんだった。
今、あたしは
そんな風に頼るものもなく 増えたものは、逃げ出す力、だけ。
立ち向かう、勇気を 背中を押してくれるあの人の手を 何でも相談できたあの場所を いつだって泣けたいかせんの腕の中を
あたしは、いちばん大切なものを
いつのまにか失ってしまっていたんだと
あの頃と同じような状況になって
・・・気付いた。
2002年04月23日(火)
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