Movin'on without you
mako



 後悔。

こないだの、

「ゆーすけはへこむと甘えられる対象を探す」

っていう男友達の一言を、
あたしはずっと忘れられないまま、
いろんなことを思い出してた。


あたしはゆーすけにとって
そんな対象にすらなれなかった。
そう思ってた。


でもいろいろ思い返すうちに、
あたしにも甘えられてた頃があったのかもしれない。

それに・・・気付いた。






風邪をひいたゆーすけが、
電話をかけてきたことがある。
・・・夜中の1時だった。

「どしたの?」
あたしが聞くと、ゆーすけは、
「声聞いてから寝ようと思っただけ」
って言った。

あたしは怒って
「早く寝なさい!」って言ったんだけど(笑)



あとね。
「昼寝するから起こして」
って言われたこともある。

・・・告白してフラレる、3日前。







あの頃はたしかに甘えられてた、あたし。
今になってそんなことに気付く。



どうしてあたしは想いを伝えたんだろう。
どうしてあのままの関係でいられなかったんだろう。

何も不満はなかったのに。
凄く幸せだったはずなのに。




どうして先に進みたがったんだろう。
どうして確かなものを欲しがったりしたんだろう。








2001年12月05日(水)



 友達の話。

昨日の話の続き。

ちーちゃんとごはん食べた時に、
まあ当然というか2人きりなわけなくて
(てか、今ちーちゃんと2人きりになるのは無理・・。
 あたしの身が持たない・・・。)
まあゆーすけの友達もいたわけよ。何人かの男友達。

その中の1人は、あたしの友達でもある人で
ずっとまあ、「最近どう?」とか話してたんだけど、
そのうち話がゆーすけの話になってって。
まあ奴はあたしとゆーすけの間に起こった一連のことは
何も知らないんだけどね・・・。


奴がそこで言いました。
「ゆーすけは、へこむと甘えられる対象を探す」


うーん・・・。
なんか複雑だった。
知ってたけど、改めて知りたいことではなかったし、
次から次へとその対象が変わってくのも知ってる。

そして。
その甘えられる対象にすらなれなかったあたし。





ちーちゃんを目の前にして
あたしはやっぱりゆーすけがひどい男なことを
嫌というほど友達から聞かされて思い知ったけど。

本能に従って生きてる人だ、ってことも
酒飲むとすぐ女の子口説いて手出しちゃうことも
みんなみんなあたし、知ってたけど。



それでも、嫌いになれない。









「あたしじゃなんでだめだったの?」
もの凄く聞いてみたかった。
一度、ゆーすけに。
あたしを利用したいだけ利用して、
ぼろぼろにして次にいってくれた方がまだよかったのに。


こんな宙ぶらりんで置いていかないで。


恋人じゃなくてもいい。
都合のいい女で全然かまわない。




だから会いに来て。
あたしが望むのはそれだけなの。

ただ会って、
一緒に時を過ごしたいだけなんだよ。







2001年12月04日(火)



 元彼女。

こないだ。
ゆーすけと喋った後。
彼の学校の方々とごはんを食べに行った。

そこにはゆーすけの元彼女である
ちーちゃんもいたわけで。

ゆーすけはいなかったけど・・・。


しばらくぶりにちーちゃんに会ったけど
やっぱり彼女は可愛い。
人気があるのも肯ける。
ちっこくて愛らしくて目がくりくりで。
ぎゅーってしたくなる女の子だと思う。

でも性格は強いんだけどね。
あのゆーすけと付き合える女だもん。
強くないとやってけんってば。

驚いた事は、
ちーちゃんが煙草を吸っていたこと。

きっかけはもちろんゆーすけ。
奴とつきあってた時代に吸い始めたらしいけど、
高校時代は煙を吸うだけでも辛かったらしいのに。
男は女を変えるもんだなあ・・。と。

まあ実は言うほど驚かなかったけども(笑)


ゆーすけと彼女が「つきあっていた」って事実は
事実として消えることはなくて
あたしはそれがとてもうらやましくて

あのゆーすけが3回も選んだ女だから、
やっぱり彼はちーちゃんのことを好きなんだろうし
あたしはこの先ももう一度くらい復縁がある気がする。

彼女は、ゆーすけの選んだ人。
ゆーすけに選ばれた人。
ゆーすけの「特別」な人。「特別」だった人。


そう考えながら彼女を見ていたら
たまらなく苦しい気持ちになって、

2人のつきあっていた頃の生活を思い浮かべてみたりして。

あの助手席に彼女はいつも座っていたんだろうし
あの台所で料理もしたはずだ。


そんなことを考えてたらやっぱし胃が痛くて
笑えなくなっていたたまれなくて。








しんどいです。
でもなによりしんどいのは、あえないこと。
会いたくてしかたない。



2001年12月03日(月)



 いっぱいいっぱい。


ものすごくしんどい。
苦しい。


昨日、ゆーすけとしゃべった。
あたしはもう随分前からものすごくどきどきして、
顔を見てちゃんと話ができるかものすごく心配で、
もうとにかく緊張しまくってた。


そこに現われたのは
あたしの知ってるいつものゆーすけだった。
3ヶ月前と何も変わらない。

そしていつものように。
昔と同じように。
ほんとにごく普通にあたしたちは会話をした。
「ひさしぶり」とも言わずに。
まるで毎日会うクラスメイトとの会話の如く。


あー、そうだ。これがゆーすけって男だ。


あたしに圧迫感や緊張感を感じさせない、
一緒にいても沈黙を気にしなくて済む人だった。
だからあたしは彼と一緒に過ごす時間が好きだった。

隣りに座って、彼の横顔を見てるだけで、
別に何を話すわけでもないのに幸せで。

彼が煙草を吸っている間の、そんな時間が好きだった。




ひさびさに蘇ってきたあの甘い感覚が、
思い出があたしをものすごく苦しくさせてく。


わかってたけど、
あたしはまだ「全然」が百回つくくらいゆーすけが好きで、
忘れることなんてまったくもって不可能で、








だから苦しくてしかたない。
どうしていいのかわかんない。

もういっぱいいっぱいだよ。あたし。






届かない思いを抱えているのは、つらい。






2001年12月02日(日)



 あたしが彼を好きな理由。

あたしね。

ものすごくものすごく緊張して
胃が痛くてお昼ごはんが食べられなくて。


永遠に夕方が来てほしくないような気がして。




3ヶ月ぶりにゆーすけを見た。
それはこの日記をつけはじめたきっかけともなった
ゆーすけへの失恋以来で。

ずっと会いたかった。
でも会えなかった。



ゆーすけは、女に不自由しない人だし
あたしがいなくたって彼の日常が変わったりしない。
はっきり言えば、彼にあたしは必要ない人間で。


それを知るのが怖くて「会いたい」なんて言えなかったし
だからといって自然に会う機会があるわけでもない。








あたしが今日見たゆーすけは
あまりにかっこよくて、あたしは泣いた。


それは、あたしが届かないことを知った瞬間。





あたしはゆーすけにはかなわない。
かっこよさも、自分勝手さも、全部。
ゆーすけは、誰より自分に自信を持ってて
その自信が彼を支えてる。

ゆーすけが誰よりかっこよく見えるのは
その、自信のせいなんだと思う。


そしてそれが、あたしが彼を好きな理由。








ゆーすけ。
会ったらぜったい今以上に苦しくなるから、
せっかく閉じ込めてた気持ちの蓋を開けるようなこと
ほんとはしたくなかった。

だけどどうしてこんなに会いたくて
会えた今、泣きたい気持ちになるんだろう。



2001年12月01日(土)



 遭いたい人。

でもあったらきっと話せない。
顔すら直視できないかもしれない。



誰かに会うのに
こんなに緊張したのって
ものすごくひさしぶりな気がする。


ゆーすけに会うのに
こんなに緊張したのって
初めてだ。


初対面のときでさえ
初めて一緒に飲みに行く約束をしたときでさえ
あたしはこんなに緊張しなかった

むしろ
緊張しなかったからこそ
あたしはゆーすけを好きになったはずなのに。

一緒にいてとても楽だったから。
次の会話の内容を、探さなくて済んだから。

あたしには、ものすごく貴重だったの、そういう人。





なのに。
今ものすごく
いっぱいいっぱいあたしは緊張してる。


どうしていいのかわからないよ。






会いたいけど会いたくない。
逃げたいよ・・・・。








2001年11月30日(金)



 忘れられない人。


あたしは、
移り気だけど
気が多いかもしれないけど
それでも恋は滅多にしない。

いちどした恋を
いちど好きになった人を忘れられずに
誤魔化すかのように誰かに心を持ってかれたふりをする。

でもしょせんふりはふりだけでしかなくて
あたしは誰かに恋したわけじゃない。
だから、うまくいかなくて
余計に好きだった人を忘れられなくなったりして
なんて悪循環・・・。




1年前の夏。
生まれて初めて付き合った人と
あたしはたった3ヶ月で別れた。
通じ合えたと思ってたのはあたしの方だけで
それはそれは辛くて
初めての恋愛というのはすなわち
今まであったものを失うってのも初めてなわけで。


なのに。
恋と彼を失ってから3日もたってない
まだ涙も止まらないままの状態で
あたしは新しい人とつきあい始めた。

それは確実に恋愛とはかけはなれてて
ただその人があたしを好きになってくれたタイミングが
あたしが弱ってる時期にどんぴしゃで
それにあたしは前からその人のこと
ちょこっと「気になって」たし・・・。
だからいっか。って。

あたしは彼のことが100%好きなわけじゃなかったのに
誰かに自分を好きでいてほしくて
「想われる」って幸せがほしくて彼と恋愛をしようと試みた。


でもね。
本当に好きな人に想われるから
「想われる」ってことが幸せに変わる。
あたしはその人に想われても幸せだと思えなかった。
同じ場所で同じことをしてるのに
なんでだろう。幸せだと思えなかった。

その人といることで逆に
あたしは前の彼氏がとてもとても好きなことに気付いて
どんどんその人の気持ちは重荷になって
当然のようにすぐに別れを切り出すことになって

人を無駄に傷つけただけで。



それから半年経って
あたしにはまた、気になる人ができた。
だけどつきあうことになったその日から
あたしはまだ彼と比較してた。すべてのことを。


あたしは恋愛をしてたわけじゃなく
彼の「想い出」を消してくれる人を探してただけで。
そんなの、恋でもなんでもない。

結局本当にすきになるどころか
とても嫌いに近い状態でその人とも別れて
あたしは正直「黒い女」となりつつあった。
一定の線より気に入ってる人なら誰でもいいから
抱きしめてくれる人についていきそうな勢いで、





そんな悪循環を、止めてくれたのはゆーすけの存在。


あたしは・・・ゆーすけに恋して初めて
ようやく最初につきあった人を忘れる事ができた。
1年ぶりだったの。本当に。
そのときに、あたしは心から
ゆーすけのことが好きなんだって確信した。
好きになってしまったんだな、って・・・。






高3の時真剣に愛した人がいた。
彼=いかせんを忘れる事はきっと一生ない。
誰を好きになってもどこかであたしは彼を想ってる。

だけど「生まれて初めての彼氏」だった人は、
本当に本当にたいせつなひとで
恋愛関係になる前から大切な親友だった人で
いかせんを好きな気持ちより
彼を好きな気持ちのほうが勝ってたと思う。その瞬間は。

誰かがいかせんを越えるというのは
実に2年ぶりくらいのできごとで
いかせんに恋に落ちた瞬間から
その瞬間までたったの一度もなかったことで



あたしはこうして数えてみる。
そしたらほんとにわずかなの。真剣に好きになった人。
自分でもびっくりするくらい。片手で足りそうなくらい。
気になった人ならいっぱいいる。
かっこいいと思った人も、いいな、と思った人も。

だけど、好きになれる人は
ほんとに心からすきだと思える人は・・・







ゆーすけ。元気ですか?
会いたいよ・・・。












2001年11月29日(木)



 声。

今夜のビッグイベント。

ゆーすけに電話した。
たった5分間の電話。




思ってた声と違ってて
あたしは最初、違う人が出たのかと思った。


それくらいあたしたちは、長い間喋ってなかったんだね。




あたしの中で思ってたゆーすけの声は
いつのまにか想像上でつくられた「それ」になってて
記憶は曖昧になる。日々。

ゆーすけに言われた台詞のひとつひとつや
あたしに触れる指の感触は覚えてるのに
いつのまにか消えてく、ゆーすけそのもの。










あたしは土曜日ゆーすけを見る。
その日だけ特別、
いつもより100万倍くらいかっこいいゆーすけを見る。


あたしはゆーすけの顔をちゃんと覚えてるだろうか。
ゆーすけをちゃんと見れるだろうか。




辛い記憶から逃げてしまいませんように。
ちゃんとゆーすけのすべてを見つめられますように。



2001年11月28日(水)



 あたしの嫌いなあたし。

ドリアン助川という、詩人がいた。
今は違う名前になって、アメリカで活動している。
好き嫌いが分かれると思うけど、
あたしはこの人がとてもとても好きだった。
この人の考え方や、話す言葉が、とてもとても好きで、
本も何冊か持っている。

今朝の新聞に、彼が、こんなことを書いていた。
まあかいつまんで言うと、
「幸せになれるに違いないと思ってると
 不幸でない時も不幸に感じるし
 逆に不幸をあたりまえだと思っていれば 
 日常の何気ないことが幸せに思える」



人間は孤独なのがあたりまえなのに
あたしは孤独でありたくないと思ってしまうために
ひとりでいる時間を寂しいと思う。

あたしの人生は幸せであるはずだと思うばかりに
毎日の生活に幸せだと感じられなくなる。



最近のあたしね。
自分でもものすごく嫌な子だ。自分が嫌い。
人に嫉妬ばかりして、感謝の心を忘れてる。

あの子はなんでもてるんだろう?
なんで人気者なんだろう?

自分のことは棚に上げて
原因は周りにあると勝手に決め付けて。




このままじゃだめだとはわかってるんだけど
どーすればいいのかなあ。
なんか自分が嫌い。それって最低。
自分のことも好きになれないあたしが
他人から好きになってもらえるわけがないよね。
昔はもっと自分のことが好きだったのに。
いつのまにか自分が嫌いになってた。


いつのまにか、
あたしはもっともっと自分がきらい。



2001年11月20日(火)



 しし座流星群☆

冬の星空が好き。

凍るような冷たさ。
しんと静まり返った緊張感のある空気。
白くなる吐息。

たったひとりで立って空を見上げる。
その緊張感と孤独感が好き。




しし座流星群、みなさまは見ましたか??
もうあたしはひじょーに感動して、
思わず隣にいた友人の手を握りしめてしまったくらい。
わざわざ近くの山まで見に行ったかいあって。
めちゃめちゃ降りました。流れまくり☆
ひさびさに「宇宙」の存在に感動させられました。








あたしなんてちっぽけなんだよね。ほんとは。
だけど。ちっぽけだからこそ精一杯生きてく。
あたしがいなくなっても、誰かの心に残れるように。
宇宙は見上げたらいつもそこにいてくれるけど
あたしはいつかいなくなる、ちっぽけな存在だから。

だから現在を一生懸命生きてく。



2001年11月19日(月)
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