初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2021年01月30日(土)
産地をブランドに

今、改めて大切に思うのは「情報発信」。
えっ今更?、と言われるかもしれないけれど、
やっぱり、基本に戻って「情報発信」を極めたいな、と最近思う。
そのヒントは、メガネの「鯖江」にあった。
どうして、世界のメガネブランドが誕生したか、と調べたら、
「産地をブラントに」したから・・というフレーズを見つけた。
「○○といえば●●」は、昔から言い古されているが、
一般的な会社の名前ではなく、地名(名所)をブランドにしたから、
世界に知れ渡ることになった・・ということだ。
さらに「鯖江市」と言っても知らない人はいるけれど、
「福井・鯖江ブランド」と情報発信しているから、
「福井県鯖江市」ということがわかる。
さらに「世界の『福井・鯖江ブランド』」と情報発信すれば、
それは、世界的なメガネブランドに昇格する。
あとは、それに見合う「技術」(人)と「歴史」があれば、
正真正銘の「世界ブランド」として、誰もが認める。
私の大好きな「柿田川」は、その要素があると思う。
ないのは「町民こぞって」という連帯感。
「柿田川ブランド」に誇りを持ち、
自信をもって情報発信するだけなんだけどなぁ。



2021年01月29日(金)
現代人って耳が弱くなった気がするな

NHKラジオ「文芸選評」短歌 テーマ「声」、
選者は、サラダ記念日でお馴染みの「俵万智」さんだった。
「声」というテーマをついて、司会の石井かおるさんが、
どうして、このテーマにしたのか、訊ねたところ、
こんなエピソードを明かしてくれた。
俵万智さんの短歌の先生「佐佐木幸綱さん」がこうおっしゃった。
「現代人って耳が弱くなった気がする」と言った後、
そういう時代だからこそ、より耳を澄ませることが大事だよ」と。
彼女も同じことを感じていたらしく、
「最近、特に『目』から入る情報がすごく多くなった」
「テレビでも喋っているのに、日本語で字幕が出たり」と、
番組司会の「石井かおる」さんに話していた。
滑舌の悪い私には、耳が痛い話だけれど、
「日本語で話しているのに、日本語で字幕」って、
意味のわからない方言だったらまだしも、標準語にも出る。
You-Tubeでは、字幕機能があるので、
講演などもほとんど字幕入りである。
メモする私はとっては、とてもありがたいが、よく考えれば、
必要ないのになぁ・・とも思う。
そうやって、少しずつ聴覚が退化していく、そんな気がする。
視覚ばかり酷使すると、人間の視力は低下するんだろうし、
要は、バランスよく使うってことなんだろうなぁ。



2021年01月28日(木)
東海って「4県」だったよね

ややローカル的な話になるけれど、
私が記憶している「東海」って、愛知・岐阜、三重・静岡の4県。
インターハイの予選も「東海4県」だった。
しかし、コロナ禍の中、全国各地の自治体がある一定規模で、
検討された緊急事態宣言は「愛知・岐阜・三重」を称して、東海3県。
えっ、東京・神奈川の首都圏、愛知の間に位置する「静岡」は、
まさしく、東海ベルト地帯だったはずなのに、
なぜか、今回は東海の定義から姿を消したのかと、感じてしまった。
鉄道の「東海道本線」「東海道新幹線」をはじめ、
高速道路の「東名高速」「新東名高速」は「東京・名古屋」を結ぶ道路、
だから「東海」から外れることは、考えられなかったので、
ニュースで「東海3県」という文字、声を耳にした時、違和感を感じ、
思わず「東海って『4県』だったよね」と呟いてしまった。
言い慣れた言葉に固執するつもりはないけれど、
子供たちが勉強する「社会」「地理」にだって影響するはず。
今まで使ってきた言葉を、新しい意味で使うのであれば、
「周知・説明」が必要だよなぁ。私たち小市民にとっては。



2021年01月27日(水)
宇佐美りん(小説家)の大学・学歴は?

芥川賞を受賞した「宇佐見りん」さん。
インターネットでは、彼女の生い立ちを始め、
これでもかってくらいの情報を集め、ブログにアップしている人が
予想以上に多く、その反響の大きさと、話題性に驚いた。
しかし、誤字脱字を見かけると、ちょっとがっかりするのも事実。
先日、偶然見つけたブログでは、
「宇佐美りん(小説家)の大学・学歴は?学生時代のエピソードも紹介!」
けっこうのボリュームで書き綴り、興味に合わせて読み切った。
数日後、もう一度、読み直そうと思ったら、見つからないので、
気になっていたら「宇佐見りん」を「宇佐美りん」と紹介していた。
確かに、私の知人にも「宇佐美」さんはいるので、打ち間違いだと思うが、
経歴を間違えるより、主人公の名前を間違えたら、台無しとなる。
このこと、気がついたら、なんの面識もない、単なる一読者の私が、
「名前、間違っていますよ」と指摘してあげるべきなのか、
ちょっと困ったなぁ、と思いながら、この一言を書いている。
私だったら、どうだろう。面識のない人に
「ネットにアップした記事、間違ってますよ、と指摘されても、
「見つけてくれて、ありがとうございます」と感謝できるかどうか。
う〜ん、微妙だなぁ。みなさんは、どうですか?



2021年01月26日(火)
ついてこなければ成敗するだけだ

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」から。
いよいよ、残すところあと2回となったが、
たぶん最終回の「本能寺の変」は一気に駆け抜けるので、
その前の「本能寺の変」に噂される諸説のどれを採用するか、
それが楽しみだったのだが、諸説、全部取り入れそうだ。(笑)
それにしても、信長を殺そうと企んでいる人の多いこと。
どうして、こんなに人の恨みを買うことになったのか、
それは、信長の性格に寄るところが多そうだ。
前回の放送で「信長」と「光秀」のこんな会話があった。
「わしは、白黒はっきりさせたいだけじゃ」
「それでは、人はついて参りません」
「ついてこなければ、成敗するだけだ」
味方か敵か、その中間なんてのはありえない。
どちらにもいい顔をするなんて、もっての外だ、
そんな考え方が「信長の残虐性」として強調され、
裏切られても、殺されても、それは自業自得、仕方ない、と
方向づけがされている気がしてならない。
小さい頃から、人を信用できなかった「信長」が迎える最期、
多くの人の反感の中で死んでいくには、ちょっと寂しい気がする。
これじゃ、どっかのクレーマーと変わらないなぁ。(汗)

P.S.
一年間の疑問、「麒麟」とは誰なのか。それとも、いないのか・・。
あと2回、見逃すわけにはいかない。



2021年01月25日(月)
得られる水量が気象条件によって左右される度合いが少ない

先日「湧水ってなに?」って訊かれて調べた中で、
「石灰岩等の炭酸塩岩類の洞窟は、
地下水による浸食で形成されたものであり、
現状においても内部に水流が見られることが多いことから、
鍾乳洞(石灰洞)の洞口も湧水地点となることがある。
気象条件・人為作用などにより地下水位が上下することで、
湧出量が増減したり、時には枯渇したりする。
しかしその変動は、一般的には河川水におけるそれよりも小さく、
得られる水量が気象条件によって左右される度合いが少ない、
言い換えれば安定した水資源となっている例が多い。
砂漠では湧水によりオアシスが形成されることもある」
という説明もあった。
たしかに、ここ柿田川の水が供給されている私たちは、
全国各地「水不足」で大騒ぎしていても、他人事のように
そのニュースを眺めているだけだった気がする。
水不足を気にしないで生活できるなんて、
これだけで「移住・定住」の要素になり得るではないか。
本当に、恵まれたところに住んでいるんだよなあ、私たちって。



2021年01月24日(日)
あたしは推しを、きちんと推せばいい。

書籍「推し、燃ゆ」(宇佐見りん著・河出書房新社刊・125頁)から。
話題の本は、巷の騒ぎが少し落ち着いてから・・が私の読書法であるが、
今回は、マスコミ各紙の「沼津出身」(隣市)の見出しに心が惹かれ、
大型書店が4店もある「本の町・清水町」に恥じないよう(汗)
さっそく地元書店で購入して、なんと数時間で一気に読み終えた。
ネタバレになるので、あまり詳しく書かないが、読み易さは類をみない。
それもそのはず、毎日、SNSの投稿を読んでいる私にとっては、
その延長戦のような感じで、抵抗なく読めたのかもしれないが、
逆にいうと、申し訳ない、あまりメモするような台詞は少なかった。
アイドルグループの追っかけをしている女性の日記、
色々なことに悩みながらも、生き続ける姿を盗み読みしてしまったような、
なんとも複雑な想いが私の心に残った。
「ネタがそうあるわけでもないのにブログを毎日更新した。
全体の閲覧は増えたけど、ひとつひとつの記事に対する閲覧は減る。
SNSを見るのさえ億劫になってログアウトする。
閲覧数なんかいらない。あたしは推しを、きちんと推せばいい。」
SNSに繋がっていると、ついつい閲覧数も「いいね」の数も気になるが、
それを敢えて振り切ろうとした決意が私の共感を生んだ。
SNSは、単なる「推し」方法のひとつであり、全てではない、
目的は「推す」対象を、きちんと「推す」ことであり、
他人の意見に惑わされない・・そんな想いが伝わってきた。
今風の文体だから、賛否両論だろうな、この作品。



2021年01月23日(土)
朝七時に犬を車の助手席に乗せて、国道六号線を走って原町に向かう

書籍「JR上野駅の公園口」(柳美里著・河出文庫刊・181頁)から。
「全米図書賞受賞!」という話題性からも、すぐに読んでみた。
私の知らない「浮浪者」「ホームレス」という世界を、丁寧に再現され、
資料収集・取材の大変さを実感したが、
本書「あとがき」にも、本人が書いた取材のこぼれ話が紹介されていた。
強烈だったのは「あんたには在る。おれたちには無い。
在るひとに、無いひとの気持ちはわからないよ」と言われました、というくだり。
そして「彼が描いたのは、屋根と壁・・家でした」
ゆっくり休める「家」があるということが、どれだけ幸せなのか、
地震や台風などの自然災害、そして原発事故・・などなど、
好むと好まずに拘らず、突然、家がなくなるということの大変さは、
どんなに取材しても、きっと分からない・・と言われたことだろう。
さて、気になる一言に選んだのは、
「朝七時に犬を車の助手席に乗せて、国道六号線を走って原町に向かう」
有名作家の話題作なので、多くの出版関係者が読み、何度も校正を繰り返したはず、
だから、誤字脱字なんてあるわけがない・・と思っていた矢先、
「国道六号線」という単語を見つけたので、メモをした。
国道は「六号」であり「六号線」ではない。県道などは「ケースバイケース」。
以前、私も間違って使っていて指摘されたから、調べ直したら、
国道には「〜号線」とは言わないことが掲載されていた。
大したことではないかもしれないけれど、発行部数の多い書籍だからこそ、
改訂(再版)するとき、正式に直して欲しいなぁ。



2021年01月22日(金)
未来にワクワクする子どもが増えればいいな

午後3時半過ぎ「師匠いますか?」と尋ねてきてくれる
地元小学校の子供たちは、柿田川について調べ学習をしているが、
質問に答えている私に、彼らの「ワクワク感」が伝わってくる。
今度はどんな新しいことがわかるんだろう・・
そんな気持ちなのかもしれないが、とても嬉しい。
私が柿田川に夢中になった頃は、この町で働くならば、
自分の知識として、柿田川のことを知らなければ・・と思った。
そのうち、誰かに伝えたくなり、一緒に活動したくなり、
「柿田川大楽」を作った。
さらに、今では「柿田川」を通じて、
「未来にワクワクする子どもが増やしたい」と思うようになった。
やはり、子どもたちの好奇心って無限大だし、
対応している私も「ワクワク感」を共有できる。
いくつになっても「ワクワクする」って気持ち、大切だなと思う。
あっ、湧水だから「湧く湧く感」かな。



2021年01月21日(木)
還暦以上は、口を出さずに盾となれ

どこかのまちづくりの看板で見つけたフレーズだったと思う。
(横断幕だったような・・情報源、そこまでしかわかりません)
62歳の私のアンテナに引っかかった。
「還暦以上は、口を出さずに盾となれ」
えっ、もう口出しちゃいけないんだ・・と思いながらも、
でも、その通りだな・・とメモをした。
若い時に比べたら、体力・気力も驚くほど落ちているのは、
自分が一番知っている。(もちろん、記憶力も・・)
だけど、長年の経験値を活かして、もう少し・・と欲張る。
それが間違いのもと、と肝に銘じたい。
助言(アドバイス)も、頼まれたら、する程度でいい。
頼まれもしないのに、助言(アドバイス)をするのはやめよう。
さらに、若い人たちが突拍子もないことを始めようとすると、
必ず、口を挟んでくる人たちがいる。(特に年配の人・・)
その人たちの圧力を遮る「盾」の役割が求められる。
いいじゃないですか、若い人たちに任せましょう・・と。
さて・・面白くなってきたぞ。