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| 2019年12月21日(土) ■ |
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| 二等辺三角形じゃないぞ、正三角形だぞ |
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映画「半世界」(阪本順治監督)から。 稲垣吾郎さんが炭焼き職人を演じ、主演を務めた人間ドラマ、 そして、そのタイトルの意味が知りたかったことで観始めた。 タイトルを匂わせる会話は、何度も見つかった。 故郷で働いている同級生に対して、元自衛官の親友は、 「お前らは世間しか知らない、世界を知らない」と言い放つ。 そして、なにか意見がぶつかると、言われた方がわざと 「あぁ、世界を知らないからな」と、口にしてみたりする。 しかし主人公が突然、他界してしまい途方に暮れながらも気付く。 「気付いたよ」「何が?」「お前には分かっていること」「こっちも世界」 その辺りに「半世界」の意味を見つけてみた。 ただし、この作品を代表するフレーズは、 「二等辺三角形じゃないぞ、正三角形だぞ」ではないかと思う。 同級生3人の関係、3人家族の関係・・ 世の中には、3人でチームを組むことはあるが、そのバランスは、 3人とも同距離、同角度の「正三角形」が相応しい。 逆にいうと、世間を騒がす「三角関係」って、 「正三角形ではなくて、二等辺三角形」なんだよなぁ。
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| 2019年12月20日(金) ■ |
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| 裾野市に「柿田川」という「日本料理・寿司」店 |
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インターネットで「柿田川」検索をしていたら、 気になるお店を見つけた。(ローカルネタですみません) 「「柿田川」(かきたがわ)予算(〜5000円) 最寄駅(JR御殿場線) / 裾野駅 徒歩7分(490m) ジャンル(日本料理 寿司)定休日(毎週月曜日)」 今まで何度なく「柿田川」で検索したはずなのに、 初めて気付いた情報・・。 とても気になったので、裾野へ出張の時に探したけど、 なかなか見つからなかった。 店名に「柿田川」を使ってくれるくらいだから、 メニューも知りたかったな・・が私の本音。 それが、インターネットでは、出ていないから不思議だ。 店主に、店名の由来とかも、こっそり訊きたかったから、 また時間を見つけて、じっくり探してみたい。 裾野市在住、在勤の方、是非、情報ください。 ネットによると、鈴木図書館の近くらしいです。
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| 2019年12月19日(木) ■ |
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| 両替1本に100円かかるんですよ |
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先日、あるコンビニで買い物をした際、細かい小銭がなかったので、 お札で支払おうとしたら、ピッタリでなくてもいいので、 出来る限り小銭をお願いできますか?と言われ、 お客も少なかったので、何気なくその理由を訊いてみた。 返ってきた答えは、私の予想外だったので、メモをした。 「両替1本に100円かかるんですよ」 50枚を1本として、あのビニールでまとまっているコイン、 実は、手数料として「1本につき100円」かかるらしい。 それも、金種に関係ない、というので、ますます笑った。 「もしかしたら1円の両替って、50枚(50円分)が、 100円かかっているのですか?」と尋ねたら、答えはイエス。 コンビニで、お釣りがないってわけにはいかないので、 赤字を承知で、対応しているようだ。 あっ、だから、少しでも小銭をストックしたいんだな、と 冒頭の会話が理解できた。 知らなかった「両替」の世界だけど、 別れ際、店員が驚くことを教えてくれた。 「名古屋は1本500円かかるんですよ」(えっ。。節句)
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| 2019年12月18日(水) ■ |
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| ねぇ、みんな向こうに川があるわよ |
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映画「あゝひめゆりの塔」(舛田利雄監督)から。 戦時中の沖縄が舞台の作品なので、あまり関心を示さなかったが、 実は、私の住む町の国天然記念物「柿田川」がロケ地の1つだったと知り、 どんな場面で使われたのか、興味があって鑑賞した。 もちろん、吉永小百合さん主演とあり、その関心度はより高まった。 戦時中の映画は、今までに何作も観てきたが、 今回、とてもショッキングなシーンを目にすることとなった。 それは「敵国の攻撃から逃げているにもかかわらず、 近くに落ちた爆弾、爆撃の衝撃、音にも反応せず、ただ黙々と歩く姿」 当初は爆弾一発ずつに恐怖を感じ、反応していたにもかかわらず、 後半には、日々の攻撃に慣れてしまったのか、ぴくりともしない。 人間の慣れって恐ろしいな、と悲しくなってしまった。 しかしお目当ての「柿田川」のシーン。 「なんでこんなに静かなんだ」というくらい敵の攻撃がなくなり、 「ねぇ、みんな向こうに川があるわよ」と「柿田川」に入り体の汚れを洗う。 「普通の女子学生に戻る風景」というか「人間として生き返るシーン」に 柿田川が活用され、撮影されたことは、とても光栄であるが、 最後、その清流が血に染まる光景に、胸が痛くなった。 柿田川に「ひめゆり」が咲いていたら、大切にしたいな。
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| 2019年12月17日(火) ■ |
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| 武器に勝手な意思などあってはならん。 |
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書籍「十二国記(白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月)【4巻】」 (小野不由美著・新潮文庫刊・447頁)から。 作品の中に「兵卒」についての表現が出てくる。 戦法についての話だったかも知れない。 「兵卒はそれ自体が武器のようなもの。 武器に勝手な意思などあってはならん」 (これは解釈を間違えると、大きな問題になるのだが・・) 組織とは、1人の強力なリーダーの判断と指示から、 上から下まで、一糸乱れぬ意思疎通が図られることが理想。 しかし最近では、入社した一年目の社員すら意見が言える。 それはそれでいいことなのかも知れないが、 身分、立場をわきまえない行動や発言(不平不満の愚痴)が、 知らぬ間にシェアされ、瞬く間に拡散されることもある。 そんなことは、今の社会では日常茶飯事に起きている気がする。 「一兵卒の身勝手な行動が組織の結束を弱める」ことを意識し、 兵卒の立場になったら「兵卒はそれ自体が武器のようなもの。 武器に勝手な意思などあってはならん」を肝に銘じておこう。
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| 2019年12月16日(月) ■ |
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| 行動してしまったものの責任だ |
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書籍「十二国記(白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月)【3巻】」 (小野不由美著・新潮文庫刊・376頁)から。 作品の中に「行動」についての表現がいくつか出てくる。 特に印象に残っているフレーズは、 「行動を起こしたなら完遂しろ。行動してしまったものの責任だ」 今更、行動を起こしてしまったことを後悔しても意味がない。 誰かの助言があったり、支援する人たちがいたかも知れない。 でも最後は、自分の意思で、自分の判断で行動したこと。 このことを忘れてはいけない、そんなことが心に響いた。 それは、他人から見たら些細なことかも知れないが、 自分で決めたことを自分で破ったら、自信を失うことは明らか。 周りの目など気にせず、最後までやり遂げることの大切さを 改めて教えてもらった気がする。 では、自ら行動しなければいいのか?、そう問われたら、 一度きりの人生、他人の行動に伴走するだけでもつまらない、と 私は思う。 自分で責任が取れる範囲で行動するか、うん、それはありだな。
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| 2019年12月15日(日) ■ |
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| 何しろ私は人望がないからな |
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書籍「十二国記(白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月)【2巻】」 (小野不由美著・新潮文庫刊・421頁)から。 作品の中に「人望」についての表現が出てくる。 麒麟に選ばれ王になったものが、国づくりを急ごうとする様子を見て 部下の1人が、王に尋ねるシーン。 「それほど急ぐ必要があるんですか、と李斎は驍宗に問うたことがある。 その答えが「人望がない」だった。「一刻も早く希望を見せてやりたい。 常に全速で前に進んでいなければ落ち着かないのだ。 何しろ私は人望がないからな。正頼のように、悪し様に言いながらも、 親しい、全幅の信頼を置いている者も多い。 そういうところが、私にはないのだ。 ひたすら堅苦しいばかりで、面白みもなければ、可愛げもない、のだろう、 つまり人望がない。皆は私の出した結果を信頼してくれているのだ。 結果を出さなければ誰もついてこない。 もしも私に人望があると言うのなら、それは結果が作ってくれたのだ。 だから常に結果に向かって急ごうとする」 しっかり自分を分析できているにもかかわらず、変わろうとしない。 どうやったら、人望が得られるかもわかっているのに、動かない。 一歩譲って「謙虚」と考えても、やはり王として物足りない気がしたな。 戴の国を頼見ます、驍宗様。(汗)
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