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しもさんの「気になる一言」
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2018年12月29日(土)
大掃除もおせちも年賀状もやめた

ある新聞のコーナー記事。
「くらし彩々 年末年始をどうすごす?」
生活研究家・阿部絢子さんの提案が、私の目を惹いた。
「世間や風習は気にしない」を基本に、
「『すべての汚れを年末に掃除する』という考え方は負担に感じるだけ。
何より、真冬に大掃除をすること自体が不合理です。
油汚れは、気温が高く汚れが落ちやすい夏に掃除するのが最適です」
生活研究家らしい視点が、腑に落ちた。
おせち料理も「無理して手作りしなくていいと思います。
普段食べないような上等のお肉やお寿司を買ってきて、
ちょっと豪華に盛りつける」などの提案も新鮮だった。
年賀状も「相手との関係によって付き合いの形は違うから」と
前置きをして「『この人にはこういう時に』と考えて、
自分の気持ちを素直に表わそうと思っています」と言い、
「自分は落ち着いた頃に寒中見舞いを出す」と書いていた。
私は、年賀状のかわりに、誕生日お祝いメールに切り替えた。
それにしても、心地よい「年末年始」の過ごし方、に大賛成である。
と言いつつ、今年も大掃除はするけれど。(汗)



2018年12月28日(金)
ダメだよ、葉っぱの上は、滑りやすいから

毎日の通勤路となっている、柿田川公園。
落葉樹が多い園内は、今の季節、枯れ葉だらけ。
掃いても掃いても、毎日のように枯れ葉が増え続けるので、
いっそのこと、掃くのをやめて、
枯れ葉だらけの庭園として有名にしちゃいますか?と、
維持管理しているシルバーさんに笑いながら伝えたところ、
けっこう真面目な顔して叱られてしまった。(汗)
「ダメだよ、葉っぱの上は、滑りやすいから」
たしかに、滑りやすさは歩いていてもわかる。
雨が降って濡れると、それもまた滑りやすい。
だから来園者の安全のためにも、枯れ葉掃除は必要ですよ、
そう言われた気がして、頭が下がった。
常緑樹は常緑樹の良さがあるけれど、
季節によって、季節が感じられる落葉樹も悪くない。
枯れ葉を1カ所に集めて、枯れ葉プール作っちゃおうかな。



2018年12月27日(木)
月が綺麗ですね

映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」
(李闘士男監督)から。
鑑賞後のメモを振り返ると、予想以上に多くのフレーズが
私の「気になる一言」として残された。
主人公の榮倉奈々さん扮する「加賀美ちえ」の実家が三島市。
「実家って近いんですか? 」「いや静岡だから近くも遠くも」
「微妙な距離っすよね」の表現が面白かった。
「静岡と東京で中距離恋愛だったんですよね」
「なんか中途半端な距離ですみません」という会話にも、
若かりし頃の自分が思い出されて、メモを増えた。
そんな中、やはり選んだのは、彼女が何度も口にした
やはり「月が綺麗ですね」という台詞。
きっと、何か意味があるんだろうな、とメモしておいたら、
その意味が明かされて嬉しくなった。
彼女の愛読書なのだろうか。書籍「日本文学便覧」(第一文学社刊)
そこには、多くの文豪が訳した外国語が記されている感じだった。
だから、彼女が何度も口にした「月が綺麗ですね」は、
文豪・夏目漱石が「I love you」を、日本語に訳したフレーズだった。
疲れて帰ってくる夫を元気づけようと、何度も死んだフリをした妻は、
いろいろな場面で「月が綺麗ですね」と言いながら
「私はあなたのことを愛しています」と想い続けた。
「I love you」は照れ臭くて言えなくても「月が綺麗ですね」は言える。
そんなことに気付かせてもらった作品である。



2018年12月26日(水)
当事者の「本気度」が試されている「改革」

いま、教員の世界を中心に「働き方改革」が叫ばれている。
巷にも「行政改革」「公務員制度改革」「年金制度改革」・・
「改革」という言葉が、新聞紙上を賑わせていますが、
本来の「改革」という言葉の意味は、
従来の制度などを改めて、より良いものにすること。
それに対して「改善」は、悪いところを改めてよくすること。
今までの事務の流れを変えただけでは「改善」の域を超えず、
悪い状態に陥った「仕組み」を変えなければ「改革」とは言えない。
いわゆる「パラダイム・シフト」(構造の枠組みを変える)
もう1つ付け加えるとすれば「改革には痛みが伴う」ということ。
誰も傷つかない「改革」なんてあり得ないのだから。
そんなことを感じた、昨今の「改革ブーム」である。
「当事者の『本気度』が試されている『改革』とも言えるかな。



2018年12月25日(火)
質が収益を高める

映画「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」
(スティーブン・スピルバーグ監督)から。
題材は「ベトナム戦争」だけど、テーマは「報道の自由」だ。
そして、報道の使命とは何か?を強く考えさせられた。
「権力を見張らなくてはならない、
我々がその任を負わなければ誰がやる?
報道の自由を守るのは報道しかない」と言い切るシーン。
また「趣意書にはこうもある」と前置きして
「新聞の使命はすなわち『優れた取材と記事』と。
「それに」とさらに付け加えるように
「新聞は国民の繁栄と報道の自由のために尽くすべきである」と。
ではどうするか?と考えた時、冒頭シーンにヒントがあった。
「10万の兵力を追加して改善せず、それは悪化と同じだ。
うちの読者はエリート層で教養があり要求も高い。
だから腕のいい記者に投資する。質が収益を高める」
そう、読者の要求に応えられるような記事を書ける記者こそ、
大切にしなければならない、と言っている。
最後に、裁判所の判事が、ダメ押しのように意見を述べた。
「建国の父たちは報道の自由に保護を与えた。
民主主義における基本的役割を果たすためだ。
報道が伝えるべきは、国民だ、統治者ではない」
質の良い記者の記事は誰もが読みたがるから、新聞が売れる。
そういうことなんだろうなぁ。



2018年12月24日(月)
「いつもの曲で、いつものようにフィナーレ」に感謝

毎年恒例の「クリスマス・イベント」と言えば、
地元、沼津商業高校吹奏楽部の定期演奏会。(今年は第58回)。
沼津文化センター大ホールを2日間埋めつくす彼らの演奏会は、
私だけでなく、多くの観客の心を温かくしてくれているようだ。
懐かしんだり、元気づけられたり、ワクワクさせられたり、
毎年、感謝感謝の演奏会である。
定番ソングの「情熱大陸」「あの鐘を鳴らすのはあなた」で
なぜか涙腺が緩むのは、毎年のことだし、
会場が真っ暗の中、ボキッと折って発光するあの棒で
演奏する高校生と観客の私たちでつくるイルミネーションも、
もう照れなくなった。
いつもの曲で、いつものようにフィナーレを迎えた時、
あぁ、また一年、無事に過ごせてよかったなぁ、と
心から思ったので、今年は記憶として残したい。
「スピード」と「変化」か求められるこの時代、
「恒例」「定番」で、こんなに癒されるんだ、と実感したから。
「ベストセラーよりロングセラーが好き」。
私の嗜好にピッタリの「クリスマス・イベント」だからこそ、
来年の演奏会を楽しみに、毎日を大切に生きていきたいな。



2018年12月23日(日)
マイナス100からカウントアップ

昨日、「カウントダウン」の話を書いた。
それも残り少ない「公務員生活」を惜しむような表現で・・。(汗)
そうしたら、職場の先輩から、アドバイスのコメントをいただいた。
そんなに焦るのなら、という意味の「じゃあ」と前置きをして、
「例えばマイナス100からカウントアップしてはどうでしょうか?」と。
私にはその発想がなかったので、素敵だなと思ってメモをした。
よく考えてみると、私だけでなく、そしてイベトン屋さんだけでなく
世の中全体が「カウントダウン」好きである。
ロケットの打ち上げなどは、当然のように「カウントダウン」。
私達の生活、一番近いところでは「新年までのカウントダウン」
「東京オリンピック、パラリンビック」までのカウントダウン。
街中を見渡すと「○○まで、あと〜日」のカウンドタウンボードは、
いたるところで見かける。
だから、何も気にせず「カウンドダウン」という単語を使うが、
プラス思考、マイナス思考の観点から言えば、
「カウントアップ」の方が、何か理にかなっている気がする。
目標に向かって、少しずつ努力てして「0」目指してを浮上する、
さらに「0」を通過して、どんどん上に向かっているイメージができる。
「カウントアップ」・・これからは、この単語、流行らせたいな。