初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2018年04月28日(土)
そして人は今日も海を傷つけている

映画「ディープ・ブルー(2003)」(アラステア・フォザーギル監督)から。
「90分間、人であることを忘れる。
制作7年 撮影ロケ200箇所 撮影フィルム7,000時間」
こんな予告編に惹かれて鑑賞したが、ドキュメンタリー作品でも
映画「日本列島いきものたちの物語」のように、ストーリーが欲しかった。
どうやって撮影したのだろうか、驚異の映像は、勿論、私を魅了したが、
監督は何を伝えたかったのだろう、と考えた時、浮かんだのがこの説明文。
「これまで人は海の中よりも、星や月に目を向けてきた。
だが、私たちを絶えず、驚かせるのは海だ。
いまだ多くの謎に包まれている海、そこには地球最大の生物も住んでいる。
かって30万頭いた、シロナガスクジラ。
今はわずか1パーセントしか残っていない。
そして人は今日も海を傷つけている」
生物がどんどん絶滅しているのは「陸」に限らず「海」も同じこと。
海には宇宙と同じくらい、いや宇宙以上に可能性を秘めているのだから、
人間の都合だけで「海」を汚すのをやめようではないか、
そんなメッセージが聞こえてきそうな作品だった。
「嵐と雨と風と雲が、様々な力で海をかき混ぜる。
激しい攪拌は、新たな命を生み、太陽が表層にエネルギーを与える。
見渡す限り広がる青い水の砂漠だ」
こうして、生物は生まれ、進化してきたに違いないのだから。



2018年04月27日(金)
タブレットで施設予約システム

「インターネットで予約」ではなく「タブレットで予約」。
公共施設のオンライン予約ができるといいのになぁ、という
一町民の意見を耳にしてきたが、決まって
「高齢者がインターネットはできないから・・」と答えてきた。
その答えには、落とし穴がいくつもある、と指摘を受けた。
まず今の高齢者は、インターネットも簡単に使いこなすし、
仮に、もっと高齢の方でも、電車の切符は自分で買いますよね、
それと同じで、簡単なタッチパネルの操作する画面を表示すれば、
公共施設の予約システムも、難しくないと思いますよ」
言い換えれば「タブレット操作は、誰でもできるはずだから」
年齢、性別、日本人・外人の区別なく、公平かもなぁ、と感じた。
町内各地に、タブレットさえあれば、24時間どこからでも、
施設予約ができるってことかのかな。
まだまだクリアしなければならない課題は残っているけれど、
ちょっと、施設予約システムの視点が広がった気がする。



2018年04月26日(木)
夫婦関係は「バラ」と「庭師」さ

映画「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」
(レベッカ・ミラー監督)から。
「ニューヨークで暮らす男女の奇妙な三角関係を、
軽やかに描いたハートフルコメディ」との説明に惹かれた。(汗)
男女の三角関係に「軽やか」という単語が妙に違和感を感じたし、
一度、不倫で壊れた夫婦関係が元にもどる設定が気になった。
では、夫婦関係ってなんなんだ?と疑問に思っていたら、
作品中に、面白い例えをみつけた。
「夫婦関係は『バラ』と『庭師』さ。妻はバラだ」
「あなたは庭師?、へっぽこの。あなたがバラかも」
バラは華やかだし、自由自在に延びるけれど、
庭師がうまく剪定をしないと、トゲがある分、手入れが大変だ。
お互いが好き勝手にしていては、バラの良さはひきだせない。
だから、夫婦を「バラ」と「庭師」に例えて、どちらが欠けても
その魅力は半減してしまうことをつたえたかったのだろうか。
逆に言うと、この組み合わせが上手くいくと、
どちらも社会で評価されることになる、とも言える。
「夫婦関係って、楽しいけれど難しい」ではなく、
「難しいけれど楽しい」関係であって欲しいなぁ。



2018年04月25日(水)
いやいや、こんな日だからこそ歩きでしょ

昨晩から降り続いた雨、朝も引き続き降っていた。
家族は「こんな日は車でしょ?」と問いかけてきたが、
「いやいや、こんな日だからこそ歩きでしょ」と返した。
理由は、柿田川の面白いショットが撮れるから。
青空の広がる快晴や、曇天の天気では、
今頃、どんな景色が撮影できるか、がわかってきたから、
今まで、誰も撮らなかった景色が撮りたくなる。
今日のような雨の日は、インスタ映えはしないけれど、
とても面白いショットが撮れて、私は大満足となった。
いつだったか、富士山を撮らせたらこの人と言われる
写真家・大山行男さんと話していたら、
悪天候の時は、富士山が「俺を撮ってくれ」と言うらしい。
私の場合、まだまだその域には達しないけれど、
なんとなく、変わった様子が撮れそうな予感がしたので、
「革靴」を「長靴」に履き替えて、家を出た。
案の定、誰も撮らないような景色や、
雨傘に雨粒が激しく打ち付ける音が録音された動画、
そのうち、役に立つ、と信じて。(汗)



2018年04月24日(火)
己の欲望のみに生き、他人の心など歯牙にもかけぬ

映画「忍びの国」(中村義洋監督)から。
原作は「のぼうの城」「村上海賊の娘」の著者・和田竜さん。
彼が伝えたかったことは、作品ラストに凝縮されていた。
「最強VS弱小」の戦いが終わり、2年後の会話。
「滅びたな、忍びの国も・・」勝った織田信長軍が呟く。
「いや違う。斯様(かよう)なことで、この者どもの息の根は止められぬ。
虎狼の族(ころうのやから)は、天下に散ったのだ」
「天下に散った?」「虎狼の族の血は、いずれ天下を覆い尽くす。
我らが子、そして孫、さらにその孫のどこかで、
その血は必ず忍び入ってくる。
己の欲望のみに生き、他人の心など歯牙にもかけぬ、
その人でなしの血はいずれこの天下の・・・隅々にまで行きわたる」
それが現代の日本人だと、現代の映像とダブらせて警鐘を鳴らしている。
他人の気持ちなど考えず、自分中心の行き方をする人たちが増え、
日本人の大切な、思いやりや和の心がなくなる時、
日本という国は滅びてしまう、と言いたげだった。
それを防ぐのは、私達大人の役割かもしれないなぁ。



2018年04月23日(月)
「築地」のルビは「つきじ」?「つきぢ」?

先日、知人に誘われて、バス旅行に出かけた。
目的は「靖国神社」参拝、築地で「すし三昧」、
「川崎大社」の参拝であるが、飲みっぱなしだった。(汗)
座った位置が良かったのか、悪かったのか、
朝の午前6時の集合から、帰りの6時解散まで、
ほぼ12時間、アルコール漬けのバス旅行となった。
お昼のお楽しみ、築地で「すし三昧」の頃は、
もう飲めない、と思っていたが、ビールと冷酒を少し。
そんなほろ酔い気分の中で、私がメモしたのは、
大勢の観光客で賑わう「築地」看板表示のルビ。
なぜか「つきじ」もあれば「つきぢ」もある。
こんな有名な観光名所なのに、ルビが違うなんて・・と
これには正直驚いた。
「地」の読みは「ち」だから、本来は「つきぢ」だけど、
昭和61年に内閣告示された「現代仮名遣い」で、
「ぢ」「じ」は「じ」に統一されたらしい。
やっぱり、江戸の名残を残した「つきぢ」の方が、
なんとなく合っている気がするなぁ。



2018年04月22日(日)
柿田川が「ただの川」から「ただならぬ川」へ

「柿田川の魅力」を世界に向けて情報発したい、と始めた
Facebookページ「柿田川evol」が「いいね」1,000人を達成した。
スタートは、2014年5月11日。
それから約4年の年月をかけて、毎日毎日、写真や動画を中心に、
コツコツと投稿してきたので、達成感はある。
きっかけは、8年前、富士山世界文化遺産の構成資産をめざし、
国指定天然記念物に向けた作業をした時、
柿田川は町の宝だと言いながらも、自分が柿田川のことを、
あまりにも知らなかったことに気付いたこと。
さらに、柿田川公園の大規模改修に携ったり、
毎月の外来種駆除作業に参加させてもらいながら、
ますます、その魅力に触れて、何かをせずにはいられなかった。
そして思い付いたのが、この情報発信だった。
全国・世界からみれば「ただの川」だった「柿田川」が、
一本の川の風景写真・動画だけで、1,000人のファンを獲得した。
これこそ「ただの川」から「ただならぬ川」になった証だと、
私は思いたい。
しかしながら、まだまだ「柿田川」の知名度は低いから、
まずは1,100人の「いいね」を目標に、頑張っていきたいな。

P.S. スタート時の日記です。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=40832&pg=20140511