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| 2017年12月02日(土) ■ |
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| 読んでよかったと、自分で自分に言える経験をする |
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書籍「読書からはじまる」(長田弘著・NHK出版刊・201頁)から。 私の「気になる一言」の読者から、 「上手な読書の仕方ってありますか?」というメールが届いた。 たしか、そんな話もこの本に書いてあったような・・と、 以前の読書メモを探したが、なかなか見つからなかったので、 読み直してみたら、しっかり書かれていた。 ここでもまた、私たちが本に求めている視点ではなく、 本の視点から考えた私たちへの提言であったりする。 「本が本を読むものに求めているのは、 本を読むって、カッコいいなと思えるような本と付きあう姿勢を 日常にたもつということです」と表現し、お尋ねの質問に対して ピッタリの回答が書かれていた。 「上手に読むというのは、読んでよかったと、 自分で自分に言える経験をするということです」 すごい、というより、目から鱗の回答でまたメモが増えた。 良い本というのは、何度読み直しても、新しい発見がある。 どうしてこのフレーズをメモしなかったのだろうか、と悩むより、 また、ワクワクしながら読み直せばいいんだよなぁ、きっと。
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| 2017年12月01日(金) ■ |
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| リンゴは「くし切り」より「輪切り」(スターカット) |
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以前テレビで紹介していた、リンゴの栄養分を無駄にしない 切り方を試してみた。 それは「リンゴは『くし切り』より『輪切り』」 中心の種は毒性があるので取り除くけれど、 輪切りなら、面倒くさがりの私でもできそうだ。 気に入ったのは、その種の部分が「星形」になること。 これを「スターカット」と呼ぶらしい。 実は私、形だけで言えば「ハート型」より「星形」の方が好き。 (顔や体型は、丸形だけど・・(笑)) だから、この切り方に興味を持った。 考えてみれば、リンゴ以外のフルーツは「輪切り」が多い。 身が柔らかいモモや、メロンなどは「くし切り」だけど、 レモンでも、キウイでも、パイナツプルでも「輪切り」かな。 若い頃から、リンゴの食べ方は「丸かじり」が多かったから、 その切り方の違いは私にはわからない。 だけど「スターカット」という呼び名が気に入った。 これからは、ちょっと意識して、スターカットのリンゴ、 食べてみようかな。
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| 2017年11月30日(木) ■ |
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| 戦の世とは、このようなものであったかのぅ |
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映画「十三人の刺客(2010)」(三池崇史監督)から。 江戸時代末期、明石藩主・松平斉韶の暴政を止めるため、 斉韶暗殺が画策され実行に移された・・。 映画「桜田門外ノ変」や「最後の忠臣蔵」と同じく、 侍魂を堪能するには、面白い作品だと思う。 しかし、私が選んだのは、その暴君・松平斉韶に扮した SMAP・稲垣吾郎さんの台詞である。 自分の目の前で繰り広げられている戦いを見て呟く。 「戦の世とは、このようなものであったかのぅ」 家臣が「おそらく・・」と口を濁すと 「なかなか良いものじゃ」と、驚いた事を言い出したが 「死が近づけば、人は生きることに感謝が生まれる。 無駄に生きるだけなら、この世はなんとつまらぬところか」 江戸時代末期、天下泰平の世、戦いはほとんど起こらず、 平和ボケしている、現代の日本と同じようだったかもしれない。 このままでは、万民は、生きることへの感謝を忘れてしまう。 最後に言い放った「再び、戦の世にあらしめることとしようぞ」は、 そんな意味が込められているに違いない。 今でも徴兵制度が残っている、韓国をはじめとした諸外国には、 そんな意味を持たせているのかも・・と思ったりした。 戦争とまではいかなくても「死の恐怖」を味わうことで、 「生きること」に意味が生じてくることを、この作品で知った。 全体的には、予想外に戦うシーンが長過ぎて疲れたが、 「武士道」に揺れる男たちの葛藤を教えてもらった気がする。
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| 2017年11月29日(水) ■ |
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| 日本中の土地の勘定をしてみればわかる |
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書籍「関ヶ原(下)」(司馬遼太郎著・新潮文庫刊・500頁)から。 関ヶ原の合戦を調べれば調べるほど、わからないことが増える。 その疑問の根っこにあるのは、同じような気がしている。 西軍の諸大名が、どうして動かなかったか。 天下分け目の戦いとも言われている、この戦いの後には、 必ず「武将の論功行賞」が行われる。 そんなことは、(戦いに関して)素人の私でもわかる、 「戦さ」イコール「領土の奪い合い」なのだから。 「東軍・徳川家康方に加担した」のが大前提で、 合戦中、陣を動かさないことで寝返った、と認めてもらう、 そんな都合のよい理屈を持ち出し、戦わなかったとすれば、 それは負けるはずである。 その疑問をうまく表現していた箇所を見つけた。 「山陽山陰にまたがるあの大領地をとりあげる以外に、 東軍功労の諸将に与える領土がないではないか、というのである。 「日本中の土地の勘定をしてみればわかる」と、この計数家はいった。 この予言はあたった」(計数家とは、三成のこと) もちろん、結果的に本領安堵された大名もいるが、 それは戦い後の交渉が上手かっただけのことであり、 基本的には、何もしなかった西軍武将は領土を取り上げられた。 だったら、戦えばよかったのに・・といつも思う。 特に、安国寺恵瓊の動きは、未だに理解できないでいる。(汗)
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| 2017年11月28日(火) ■ |
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| 「なに油売ってるの?」「ガソリンスタンドなもので」 |
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午後からの会議、ちょっと時間があったので、 大型ショッピングセンターの書店で、本の見出しを眺めた後、 椅子に腰掛けて「ポケモンGO」を起動しながら、 店内を見回したら、どこかで見かけた女性が目に入った。 「どうしてこんな時間に、こんなところにいるの?」 お互いが同時に発した言葉となった。(笑) 続けて彼女が「なに油売ってるの?」と尋ねてきたから、 咄嗟に「ガソリンスタンドなもので」と言い返した。 自分で呆れるくらい、何も考えず、口から出たフレーズが、 可笑しくてメモをした。 昔から、暇そうにぼ〜っとしている人に対して、 いや、仕事をサボっている人に対して「油売ってるなよ」と 叱咤するが、無駄な時間を過ごしているような人に、 「油を売る」という言葉を使っているような気がする。 (語源や意味は、ネットで調べて下さい、すぐわかりますから) 今回の一言は「油を売る=ガソリンスタンド」という発想、 どうして「アラブの出身なので」とか「商社なもので」など もう少し気の利いた台詞ができなかったのか、反省した。 若い人たちには「油を売る」と言われてもわからないかもなぁ。
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| 2017年11月27日(月) ■ |
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| 忍びなら忍びらしい仇の討ち方がある |
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映画「梟の城」(篠田正浩監督)から。 天正伊賀の乱で織田家に潰された「伊賀の忍者」、 その場で、大騒ぎし敵討ちをしようとする 「中井貴一」さん扮する伊賀忍者・葛篭重蔵を制して 「忍びなら忍びらしい仇の討ち方がある」と諭すシーン。 目の前で愛する人たちを殺された記憶を思い出させ、 「あの地獄絵図をよもや忘れたわけではあるまい」とも。 その後、織田信長の後を継いだ、豊臣秀吉暗殺の命を受ける。 大阪城の厳重な警備(汗)をくぐり抜けながら、 秀吉の寝床まで、意外と簡単にたどり着いたにもかかわらず、 なぜか、会話を楽しみ、殺さず拍子抜けしてしまった。 これ以上の「忍びらしい仇の討ち方」がないのに・・。 ここで殺してしまっては、確かに史実が変わってしまうが、 「伊賀の忍者役なのに、人が優しすぎる」が私の印象である。 また、城からお堀に飛び込み、逃げるのだが、 そんな彼を探す武士たちの手元をみて、笑ってしまった。 堀の外からは、暗闇にゆれる、木を燃やした炎なのに、 船からお堀の中を照らす光は、どうみても「電灯」(笑)。 どうして、こんな小道具にしたのか、今でも疑問が残る。 暗闇で、お堀の水の中を照らす手法が気になって仕方がない。 違う映画で、同じようなシーンがあったらメモしたい。
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| 2017年11月26日(日) ■ |
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| 「気になる一言ネタ」満載の日々・2017秋冬 |
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今年の秋から冬にかけて、溜まっているものがある。 それは「ストレス」でははなく「気になる一言ネタ」。 読み終えた書籍メモ、観終わった映画メモ、聴講した講演メモ、 企画展に誘われて出掛けた美術館メモ、音に癒やされたコンサートメモ、 スポーツ観戦のメモ、大河ドラマ「おんな城主直虎」のメモ、 さらには、毎週のように開催される週末のイベントメモなど、 この「気になる一言」に選ばれるのを持っている「メモ」が溢れている。 もちろん、季節ごとに面白いように景色が変わる「柿田川」メモや、 これから増えるであろう「忘年会」でのメモも加えれば、 彼等が、いつ「気になる一言」に登場してくるのか、 実は、書いている本人の私でも見当がつかない。(汗) 以前も紹介しだけれど、メモはそのまま「気になる一言」にせず、 瞬間冷凍のように、メモだけをPCに打ち込む。 (映画だけは、観た後に、すぐ「レビュー」を書いているけど・・) 後日、メモを取り出し、その場で解凍して「読み物」にする。 この行程を何十年も続けてきたからだろうか、 この方法で「書くネタ」に困った事は、一度もない。 逆に、最近のように「書くネタ」ばかりで困ってしまうから、 久し振りに、私の近況報告を記録として残しておこうと思う。 「『気になる一言ネタ』満載の日々・2017秋冬」 ほら、こんな事まで「気になる一言」になってしまうでしょ。(笑)
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