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しもさんの「気になる一言」
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2017年11月18日(土)
「稲本」出すなら「小野」を出せ

職場の後輩達に連れられ、清水エスパルス公式戦に出かけた。
場所は「アイスタ(IAI)」相手は「北海道コンサドーレ札幌」、
小雨の降る中、必死の応援むなしく、0-2で負けた。
あまり印象に残るシーンも無く、精彩を欠いたまま終わったが、
後半47分、相手チームから「稲本潤一選手」が出てきた時、
やっと知ってる名前が出てきた・・と喜んだ。(笑)
しかし、もう勝敗もほぼ決している時間帯なのだから、
どうせなら「沼津市出身の小野伸二選手」のプレーが見たかった。
(試合前の選手紹介でも、小野選手だけは、相手チームなのに
拍手で迎えられたほど、人気者だったから)
野球では、勝敗に影響がない大差の試合には、地元出身とか、
地元ゆかりの選手を出場させ、ファンサービスをしてくれるのに、
サッカーには、そういった感覚は無く、最後の最後まで、
ベストメンバーで臨むことが暗黙の了解らしい。
年に一度しか観戦しない、にわかサッカーファンは、
所属チームに関係なく、地元生まれ、地元出身選手を応援したくなる。
だから、今回の試合をワンフレーズでまとめると
「『稲本』出すなら『小野』を出せ」
(全国のサッカーファンのみなさん、ごめんなさい(汗))
でもこの一言で、10年先でもこの試合を思い出せるんだよなぁ。



2017年11月17日(金)
「働き方改革」ではなく「働きがい発見」

駿東三市三町幹部職員研修会
講師「岩崎清悟」氏(静岡ガス(株)前・代表取締役会長役社長)
演題「エネルギーから見た地方創生」より。
「1 原油の低価格はいつまで続くか?」
「2 エネルギーから見た地方創生」
「3 活き活き高齢者化社会に向けて」
3部構成の内容で「ガス」というエネルギーのもつ可能性を、
丁寧に説明されて、今後は「分散型のローカルシステム」が
エネルギーの課題を解決するだろう、と纏めてくれた。
しかし私が印象に残ったのは、(本題ではなく申し訳ないですが・・)
「せっかくチャンスをいただいたので、私見を申しあげたい」と
前置きをし、書籍「孤独のすすめ」(五木寛之著)から引用しながら、
「高齢者就労施策の展開を」と提案したことである。
「生涯現役促進地域連携事業タイプ」(厚生労働省)を示しながら、
特に「7 社会参加タイプ」を、地方公務員の私たちに提案してくれた。
「7 社会参加タイプ」とは「高齢者の雇用・就業だけでなく活躍の場として
ボランティアや就業体験を含めた社会参加を広く推進するパターン」として、
「ノルマを外して、じっくり話し聴くような仕事」を、高齢者に与えることで
高齢者は、自分の居場所として、経験から積み上げてきた能力を、
惜しみなく提供してくれるに違いない、そんなアドバイスにも聴こえた。
高齢者にとって今必要なのは、政府の示す「働き改革」ではなく、
自分が社会のために役に立っているという「生きがい・働きがい」。
ワンフレーズにすると「『働き方改革』ではなく『働きがい発見』」
定年退職を1年半後に控えた私には、その意味が理解できる。
高齢者にとって大切なのは「働きがい」なんだよなぁ。



2017年11月16日(木)
そのマフラーをどう結ぶかです。

書籍「読書からはじまる」(長田弘著・NHK出版刊・201頁)から。
読書の話なのに、マフラーの例えが出てきて思わず頷く。
「冬は、だれもがマフラーをします。
マフラーというのは結び方が肝心で、たとえみながみな
同じマフラーをもっていても、その結び方、身につけ方で、
印象がまったく違ってくるのがマフラーです。
マフラーは、さまざまな結び方をもっていて、
はやりの結び方があり、野暮な結び方があり、きれいな結び方があり、
見ていていいなと思える結び方があります。
結び方次第で、気分も違います。重要なのは、
どういうマフラーをもっているかではありません。
そのマフラーをどう結ぶかです」と。
本の読み方も、百人いれば百通りの読み方がある。
どれが正しい読み方で、どれが間違った読み方などない。
しかし、せっかく自分の大切な時間を使って読むのだから、
素敵な読み方をしたいな、といつも思う。
これから、マフラーが必要な季節になってくるから、
そのたびに、この例えを思い出そうっと。



2017年11月15日(水)
ROM人間が多くて、RAM人間が少ないよね

職場のベテラン組と飲みながら交わした意見交換会。
久しぶりに「最近の若い人たちは・・」というフレーズが飛び交い、
それはそれで、面白い話題満載だった。
私たちも若い頃、先輩の方々に言われたんだろうな、と想像できる。
今回のメモに残されていたフレーズは、
「ROM人間が多くて、RAM人間が少ないよね」だった。
「ROM」とは〔read-only memory〕の略。
読み出し専用の半導体記憶装置。RAMと異なり書き込みはできないが、
電源が切れても内容は失われない。
それに対して「RAM」とは〔random access memory〕の略。
ランダムアクセスが可能な記憶装置。特に,読み出しだけでなく
書き込み可能な半導体記憶装置をさす。
この定義を拡大解釈すると「ROM人間」とは、
インターネットのSNSなどで顕著に現れる
他人の発言を読むだけで自分から発言しない人のこと。
「RAM人間」とはその逆で、積極的に、投稿・コメントする人のこと。
その場では、なるほど・・と思ってメモしたが、翌日読み返すと、
これって「若者に限ったことではないな」と思ったし、
もしかしたら「私たち世代」の方が「ROM人間」が多いかもしれない。
しかし、もっと深く考えれば「ROM」でも「RAM」でも、
「好奇心旺盛」には違いないのだから、まだ捨てたもんじゃない。
一番の問題は、世の中の動きに無関心の人かな。



2017年11月14日(火)
(夕陽を見ながら)今日も無事に終わりました。

映画「追憶」(降旗康男監督)から。
元旦の朝陽(初日の出)に手を合わせる人は多いけれど、
大みそかの夕陽に手を合わせる人は少ない、
そんなことが書かれていた本を、数年前に読んでから、
私は年に一度、大晦日の夕陽に手を合わせている。
その年に亡くなった人を一人ずつ思い出しながら感謝し、
夕陽に向かって「今年も無事に終わろうとしています、
ありがどうございました」と手を合わせる。
それを毎日実践している人を映画の中ででみつけた。
それが、この作品であると言ってもいい。
作品中にメモした多くの台詞の中、
(夕陽を見ながら)「今日も無事に終わりました。
ありがどうございました」と手を合わせる女性が心に残った。
それはまさしく、この作品を支えている考え方だな、と思う。
一日一日、なにごともなく無事に終わることの有り難さは、
歳を重ねて来た私には、とてもよく伝わってきた。
私もこれからは、年に一度と決めないで、できる限り、
今まさに沈もうとしている夕陽に向かい手を合わせ、
「今日も無事に終わりました。ありがどうございました」と
実践してみたいと思う。
お天道様に、1日の報告と感謝するって、素敵なことだから。



2017年11月13日(月)
「午前3時」は「深夜」か「早朝」か

「午前3時」という時間は、不思議な時間だと思う。
若い頃、ラジオ番組「オールナイトニッポン」を聴きながら、
受験勉強していたのは、確かに「深夜」だった。
インターネットの検索に夢中になり、気がついたら「午前3時」
これも間違いなく「深夜」だった。
しかし、歳を重ねると、早寝して、知らぬ間に目が覚めて、
時計を見ると「午前3時」、それから目が冴えて寝られなくなる。
こんなことが増えた今の私には「午前3時」は「早朝」。
「そろそろ寝る時間」の「午前3時」なのか、
「そろそろ起きる時間」の「午前3時」なのかの違いである。
以前「おへそ」は、上半身か下半身か、というネタで書いたが、
それとほぼ同じ感覚な気がしてきた。
当時、パンツで隠れる人は「下半身」、隠れない人は「上半身」、
そんな定義でまとめた気がする。
さて、読者のあなたは、どちらだろうか。
「おへそ」の話ではなく「午前3時」の定義について。



2017年11月12日(日)
人に言われる前に、自分が気付かなきゃ。

最近、ロンドン オリンピックミドル級金メダリストであり、
現WBA世界ミドル級王者となった「村田 諒太」選手の特集が組まれ、
その生き方、考え方が話題を呼んでいる。
試合前、父親から贈られた「哲学」や「心理学」に関する本を読むことで
心の平常心を保っていることは、有名なところ。
私が気に入ったのは、練習風景を自分のスマホで録画し、
日々、自分で細かくチェックしていることであった。
どこが良くて、どこが悪いのか、昨日と何が違っているのか、
そんなチェックは、当然でしょ、とチャンピオンはこう語った。
「人に言われる前に、自分が気付かなきゃ。
それでなければ、強くなれないでしょ」
本当にトップを目指すなら、他人にとやかく言われる前に、
自分で気付き、修正作業に入っているくらいでなくては・・と、
個人はもちろん、組織に対しても通用するアドバイスだなとメモをした。
自分で気付いた変化こそ、自分を成長させるに違いない、と信じて、
毎日を過ごしていきたいと思う一言であった。