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しもさんの「気になる一言」
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2017年08月19日(土)
(私にとって)落ち込んだり、カツを入れるイベントです

「突然ですが、下さん、明日の夜、空いてませんか?」で
始まるメールが知人の女性から届き、ドキドキしながら内容を読むと、
「THE YOUNG AMERICANS」の「JAPAN TOUR 2017 NATSU」
このショーが「プラサ・ヴェルデ」(沼津駅北口)で開催されるので、
もし時間があれば、見にきませんか?というお誘いだった。(笑)
沼津近郊(沼津市・富士市・三島市・長泉町・清水町)の子供たち170人と、
40人のヤングアメリカンズのメンバー(キャスト)が、
たった3日間のワークショツプで作り上げたステージとは思えないほど、
完成度は高く、驚くというよりも、感動的なショーだった。
彼女の話によれば「ダウン症の子や、発達障害の子供たちも、
それぞれの良さをYA(ヤングアメリカンズのメンバー)が引き出してくれ、
舞台で歌ったり、踊ったり」していたらしい。(すべて英語)
ショーを見ていた私が、全然気が付かないほど、みんな堂々としていた。
そんな彼女から、夜遅くお礼のメールが届いたが、
「毎年この3日間は、子供たちの可能性、ポテンシャルの高さに驚かされ、
また、自分の仕事に対しても、YAが3日間で出来ていることを、
なぜ私はちゃんと出来ない?と落ち込んだり、カツを入れるイベントです」
と書かれたフレーズが、とても印象的だった。
飲んだり食べたりの楽しく大騒ぎするイベントもいいが、
1年に1度でも、自分にカツを入れるイベントがあるなんて・・、
と羨ましく思った。
YAのテーマなのか、ツアーのテーマなのかわからないが、
パンフレットの表紙に書かれていた「Let it Shine!」いい言葉だなぁ。



2017年08月18日(金)
いろいろな人がいたら、一番小さい人に理解できるように

「環境省・田貫湖ふれあい自然塾」(富士宮市)
チーフインタープリター・小野塾長の話から。
施設に一歩足を踏み入れると、所狭しと掲示が目に入る。
その特徴は、子どもにもわかりやすいような説明文。
大人にとっては、やや物足りないような内容でも、
じっくりと読むと、新しい発見があり、なぜか楽しい。
彼の話を聴いていて、なるほど・・と思った。
施設全体を包み込み、施設運営の根底に流れている考え方。
「いろいろな人がいたら、一番小さい人に理解できるように」
訪れるのは、自然に興味のある大人だけではないし、
家族となれば、大人から子どもまで幅広い。
そんな時は、迷わず、子どもに向けて説明する、
そういうことなんだと思う。
当たり前のことだが、忘れがちな視点だとメモをした。
最近では、国を挙げて「観光立国」を目指し、
観光客が喜びそうな施設、展示が見受けられるが、
実は、一番訪れるのは、社会科見学などの子どもたち。
もしかしたら、もっと小さな幼稚園・保育所に通う子どもが、
楽しそうだな、と感じられる施設がいいのかもしれない。



2017年08月17日(木)
路面電車の道を走るルールがわからない。(汗)

先月訪れた「福井市」で出来ごと。
部下が運転するレンタカーの後部座席から、
県庁所在地なのに、コンビニが少ないなぁ、県民性かな?なんて
感想を呟いていたら、路面電車が視界に入った。
偶然にも、すれ違っただけだったが、実はその時、感じたこと。
「路面電車の道を走るルールがわからない。(汗)」
普段、路面電車が走っている道路を運転していないため、
出張、旅行先で、レンタカーを借りた地の交通機関のひとつに
路面電車が走っていたら、私は戸惑うに違いない、と。
戸惑うよりも、パニックに陥り、変な運転をしてしまいそう。
免許取得時や、更新時に習ったのかもしれないが、
そのルールを思い出すには、ちょっぴり時間がかかる。
海外で、左ハンドル・右側通行の運転よりも、難しい。
通行帯を走っていて、路面電車が後ろから来たら、
咄嗟の判断で、うまく対処できるのか、自信がない。
自分の生活圏以外で、車を運転する時は、
そんな情報も仕入れておく必要があるのかもなぁ。
地域独特の交通ルールって、意外と知らないことが多い。



2017年08月16日(水)
一緒に住んでいるから、壊してはいけない

映画「劇場版 ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕」
(湯山邦彦監督)から。
はじめて、ポケモンの作品を観た。(笑)
「ポケモンGO」のゲームにハマって・・が理由であるが、
特別な視点で観ることなく、一作品としてレビューは書いていきたい。
今回、選んだのはこの会話。
人間とポケモンが共存するための秘訣みたいなものだけど、
これって、人間同士でも同じことが言えるな、とメモをした。
「一緒に住んでいるから、壊してはいけない」
「何を?」「相手の世界、
「おまえにはおまえの、私には私、それぞれの世界がある」
これを意識して生活出来れば、大抵のことは解決できるはず。
それなのに、どうしても自分の考えを押し通そうとするから、
些細なことでも、大きなトラブルに繋がっていく。
「コミュニケーション不足」を声高に叫ぶ前に、
「相手の世界」を理解し、受け入れようとしたか、考えて欲しい。
「一緒に住む」って、家族だけでなく、地域も同じこと。
もしかしたら、同じ県、同じ国、同じ惑星にも通じる考え方だな。

P.S.
ゲスト・スタアは「鹿賀丈史さん」と「浜田雅功さん」



2017年08月15日(火)
大事なのは、他のマネをしないこと。あとは忍耐と辛抱よ

映画「ブルゴーニュで会いましょう」(ジェローム・ル・メール監督)から。
ワイン評論家としてパリで活躍し、有名になっていた主人公が、
実家の老舗ワイナリー倒産の危機で自らがワイン作りをすることになる。
それはある意味、大きな賭けとも言える。
ワインの味がわかるから、ワイン作りができるとは限らない。
だけど面白いのは、素人だからこその発想が、可能性を拡げていくこと。
経験がモノを言う(はず)の世界で、新しいワイン作りの試行錯誤が、
周りの人をまきこみながら、展開される。
自然災害からブドウを守るために、畑にシートを被せるシーン。
誰もが想像もしなかった行動で周辺の関係者を驚かせながら、
結局は、何も知らない浅知恵で失敗に終わるが、主人公はへこたれない。
心配して近づく女性に「ガンジーの言葉を(知ってる)?」と彼は訊ね、
「いくつかは・・」と答えた彼女に、この言葉を紹介する。
「最初は無視、次に笑われ、最後はマネされる」
新しいことに取り組もうとする人にとって、とても大切な教え。
そしてまた、これこそもう一つ、この作品に流れる考え方だと感じた。
いつの世も、どの分野でも同じことが繰り返される。
隣のワイン畑で40年間最高のワインを作り続けている女主人の言葉は
さらに成功する秘訣をこう付け足している。
「大事なのは、他のマネをしないこと。あとは忍耐と辛抱よ」
「最初は無視、次に笑われけれど、他のマネをせず、
忍耐と辛抱でやり続ければ、最後はマネされることになる」
だからこそ、新しいことへのチャレンジは面白いのかもなぁ。



2017年08月14日(月)
高齢者ツアーには、お薬タイムがある

先月出かけた「愛媛県西予市」の「名水シンポ」。
(正式には「全国水環境保全・・全国大会)
メンバーは、私が2番目に若いほどの高齢者団体。(汗)
全国大会の翌日のオプショナルツアーでお昼を食べた後、
お茶でも飲んで少し休憩、と思ったら、メンバーのほとんどが、
「お水(お冷や)をください」と、中居さんに頼んでいる。
「愛媛県の名水」を飲みたいのかな?と思っていたら、
なんと「薬」を飲むための「お水」が欲しかったようだ。
その時は思わず笑ってしまったが、今振り返ると、
これもまた「おもてなし」のヒントである気がしている。
日本の高齢者は食事後に、薬を飲む習慣があるのだから、
お茶も大切だけど「美味しい水」をテーブルに置き、
「お薬タイムにご利用ください」とでも書かれてあれば、
けっこうウケるかも感じながら、
「高齢者ツアーには、お薬タイムがある」とメモをした。
これでもか・・と恩着せがましい「おもてなし」よりも、
さりげない「おもてなし」の方が私は好きだなぁ。



2017年08月13日(日)
戦争はまんず弱いものにしわ寄せがくるだに

映画「おかあさんの木」(磯村一路監督)から。
「小学校の国語教科書で長年にわたって愛され続けてきた」とはいえ、
なぜ今頃、この作品が映画化されたのか、理解に苦しんだ。
「戦争で引き離された母と息子たちの普遍的な愛」をテーマにした映画は、
今までにも何度も観てきたし、今回は、さらに驚くような展開もなく、
この作品で何を伝えたかったのか、分からないまま終わった気がする。
そんな中で、もしこの作品を語るとしたら、
戦争が敗戦に近づき、人間だけでなく、生活品や牛・馬という家畜まで
「お国のため」を理由に差し出さなければならなくなったとき、
大切な牛を引き連れた、訛の強い老人が、呟いた台詞。
「戦争はまんず弱いものにしわ寄せがくるだに」が印象に残った。
7人の男の子を産み、その7人とも戦地に送り出さなければならなかった母、
まさしく、生活弱者の母子家庭にしわ寄せがいったとは言えないだろうか。
子どもが出兵するたびに植えた木が大きく育ち、その木に向かって
「帰ってこい、誰か帰ってこい」と独り言のように呟くシーンは、
無償の愛(アガペー)だからこその、辛い台詞に聴こえた。
特に母親にとっては、自分のお腹を痛めて産んだ子として、
父親には到底及ばない「愛情」があるからこそ、
何年経っても、こうした映画が作られるのだろう。
それにしても・・なぜ今頃、この作品が作られたのか、まだ疑問である。