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しもさんの「気になる一言」
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2017年05月13日(土)
前向きに考えると、前向き駐車は危ない

先日「前向き駐車推奨の違和感」について書いた。
意外と賛同者が多くて、嬉しいような悲しいような、
複雑な気持ちで、この反応を分析している。(汗)
中でも、コンビニ周辺に住んでいる方からのメールがあり、
これまた、驚く感想だった。
「自分はコンビニ周辺に住んでいますが・・」と前置きし、
「毎日の生活を振り返ると、排気ガス問題より、
光源の強いライトが部屋にあたる方が、ストレスが溜まります」
という内容のものだった。
確かに、冬になると、隣の家のイルミネーションが気になり、
なかなか寝付けない、という話も聞いたことがある。
そう考えると、運転手・コンビニ店・周辺の住民、
三者とも「バック駐車」の方が、安全に発進できるし、
駐車場の効率から考えても、多くの台数が停められることとなる。
よほどの住宅街でなければ、バック駐車の方がメリットが多いのに、
どうして、前向き駐車が推奨され続けるのか、不思議でならない。
「前向きに考えると、前向き駐車は危ない」な。(笑)



2017年05月12日(金)
近くは「異業種」、遠くは「同業種」なんです

「仕事で近くまで行くので、都合がつけば一杯いかがですか?」
G.W前にこんなメールをいただき、G.W開けに即実現した。
15年ぶりくらいに会ったにも関わらず、
お互いFacebookで近況を確認しているので、
その時間の経過を感じることがなく、楽しい時間が過ぎた。
情報発信の難しさや楽しさを語っていたときだろうか。
「自治体の作成する地図は、どうして自分のまちの情報だけで
近隣市町の(観光)情報を掲載しないのだろか?」という私の疑問に、
短いフレーズで答えてくれた。
「近くは『異業種』、遠くは『同業種』なんです」と。
「近隣自治体は、いわばライバル。だから掲載しにくい。
逆に、近隣県などの自治体は、ライバルにならないから、
観光客目線で、ここも面白いですよ、と情報提供できる」ということ。
例えば「近隣市町」の観光情報には「柿田川湧水群」の文字がないのに、
箱根や山梨県の観光情報に見つけることがある。
世界文化遺産の「富士山」を紹介するパンフレットなどには、
高い確率で「柿田川湧水群」の文字を発見する。
だから、情報発信の組む相手(コラボレーションの相手)は、
「近くは『異業種』、遠くは『同業種』なんです」が理解できた。
組む相手を間違えないこと・・大きな気付きである。
でも観光に関していえば、地域全体で情報発信する方が大事だから、
「近くても『同業種』」と組まなければならないんだよなぁ。



2017年05月11日(木)
「ジュラシック〜」は「人間が謙虚さを学ぶ場所」

映画「ジュラシック・ワールド」(コリン・トレボロウ監督)から。
「ジュラシック・パーク」も「ジュラシック・ワールド」も、
全国に何カ所かある「サファリ・パーク」の「恐竜版」という視点で、
絶滅したはずの恐竜を、この目で一度観てみたい、という、
人間の好奇心をくすぐる施設だと思っていたのだが、違ったようだ。
作品中、こんな台詞を見つけたから。
「設立の目標を忘れるな。人間がいかに小さく幼稚かを教える施設だ」
そして「その教えに値段はつかない」と続ける。
また違った場面で、こう定義している。
「CEOの目標は、ただの『動物園』『人間が謙虚さを学ぶ場所』」だと。
言い換えれば現在の「動物園」も「人間がいかに小さく幼稚かに気付き、
私たちが謙虚さを学ぶ場所」と言えるようだ。
今までに何度も「動物園」「水族館」に行ったが、
そんな見方をしたことがなかったので、ちょっと新鮮な考え方だった。
私の場合「植物園」の方が、そんな感覚をもって足を運んでいた気がする。
しかし、ストーリーは相変わらず、恐竜に襲われても「自業自得」だな、
と感じる場面の連続だった。
それは「大人の男性」に限らず、老若男女、謙虚さの微塵もない人たちが、
恐竜に追っかけられていく。
だからこそ「人間が謙虚さを学ぶ場所」という定義が薄っぺらに感じた。
「数百万年の進化で、人間は何を学んだ?」が、私たちへの問い掛けかも。
このシリーズ、まだ続くのかな?(笑)



2017年05月10日(水)
酒には品が大切だ

「懇親会」「情報交換会」と称する飲み会が続くと、
なぜか、ふと思い出すフレーズがある。
書籍「詩集 故郷への水へのメッセージ」
(大岡信著・花神社刊・141頁)から。
たしか「微醒詩」というタイトルだったと思う。
「ゲーテはいつた
『よきものは少女の目くばせ、飲む前の酒のみのまなざし、
あったかい秋の日ざし』と。(中略) 酒には品が大切だ」
「あったかい秋の日ざし」は、理解できるけれど、
「少女の目くばせ」や「飲む前の酒のみのまなざし」が、
「よきもの」なのか、私にはわからない。
ただ、最後の「酒には品が大切だ」は、納得がいく。
大きな声で不平不満を愚痴ったり、セクハラ・パワハラ、
途中から記憶がなくなり、どう帰ったのか覚えていない、
そんな品の欠片も感じない飲み方は、やはり私は嫌いだ。
まぁ、それを他人に強要するつもりはないが、
自分だけは、品のある飲み方をしたいな、と思う。
・・と言いつつ、出来ないことも。(汗)



2017年05月09日(火)
ちょっとお話しさせていただいてもいいですか?

朝の通勤途中、初老の女性から突然、声を掛けられた。
「ちょっとお話しさせていただいてもいいですか?」と。
柿田川公園で時々すれ違う女性であり、
同じようなタイミング(時刻)で会うので、
「おはようございます」の挨拶だけは交わすようになり、
顔は知っていたが、もちろん名前も知らない。
彼女にとって、毎日毎日、貴船神社でお賽銭を入れ、
何かを願っている私の姿が気になっていたという。
「何をお祈りしているのですか?」「お幾つですか?」等、
今までの疑問が、質問となって現われていた。(笑)
私が嬉しかったのは、女性に声を掛けられたことではなく、
その言葉づかいだった。
ほとんどメールで用事を済ませる現在、
緊急で携帯電話に掛ける場合は、相手が出ると
「今、お話ししても大丈夫ですか?」と確認するけれど、
目の前の相手に確認することは、なかなかなかったから。
道端を歩いていると「今、時間ありますか?」など、
キャッチセールスのトークは耳にするけれど、
こんな言葉で話しかけられ、嬉しくなっている私がいた。
私も、これからは、話す前に相手の立場に立って訊こうかな。
「ちょっとお話しさせていただいてもいいですか?」



2017年05月08日(月)
教習所では「後ろ向き駐車」を教わったのに・・

毎日、散歩していると目にする「前向き駐車」の文字。
特に、コンビニの駐車場では、今や当然のように、
多くの人が看板の指示どおり「前向き」に駐車している。
しかし、私が免許証を取ったときは「後ろ向き駐車」を習い、
何度も何度も練習を重ねたので、どうしても違和感がある。
排ガス問題など「店舗周辺住民への配慮」として、
出来るだけ「前向き駐車」を推奨しているようだが、
バックで発進する時の「接触事故」は増えていないのだろうか?
自分の経験から考えると、バックから向きを変えて発進は、
死角が多くて不安である。
また、ハンドルを切るタイミングが難しい。
早すぎても、遅すぎても、隣の車と接触する可能性が強い。
さらに「高齢者のアクセルとブレーキを間違えた事故」も、
発進しようとして、後ろを向いてアクセルを踏んだら、
ギアが前進に入っていて・・というケースも少なくない。
それもそのはず、私たちは「駐車はバックで」と習ったから(汗)。
駐車できる台数も「前向き駐車」と「後ろ向き駐車」では、
大きく違うから、面積の割に少ない少ない台数しか停められないし、
デメリットばかりが頭に浮かぶ。
「前向き駐車」がこれからのスタンダードならば、
私たち世代は「前向き駐車からの発進」を習い直す必要があるな。



2017年05月07日(日)
「ねぇ、秒速5センチメートルなんだって」「えっ、何?」

映画「秒速5センチメートル」(新海誠監督)から。
「ねぇ、秒速5センチメートルなんだって」
「えっ、何?」「桜の落ちるスピード、秒速5センチメートル」
このインバクトのある会話が、最後までスピードを意識させる。
普段の生活であまり意識してなかった「速度」や「距離」が、
鮮明に表現できていて、驚かされた。
「たった1分がものすごく長く感じられ、
時間ははっきりとした悪意をもって、僕の上にゆっくりと流れていった」
「僕たちの前には、いまだ巨大すぎる人生が、
茫漠(ぼうばく)とした時間がどうしようもなく、横たわっていた」と
時間に関する表現があったかと思えば、
「一緒に帰らない?」「今帰り? 一緒に帰ろうよ」と、
高校生の2人が一緒に歩くスピード・距離感がたまらなく心地よい。
(時には、バイクで追っかけるスピード・距離感もあり・・)
また「今、振りかえれば、きっとあの人も振り返ると強く感じた」という
想いの強さだったりもする。
何気なくそしてどこにもあるような風景だからこそ、親近感があり、
感情移入できてしまう、最近の新海作品に注目していきたい。