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| 2017年04月29日(土) ■ |
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| 君は数学と無限に踊る |
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映画「奇蹟がくれた数式」(マシュー・ブラウン監督)から。 「アインシュタインと並ぶ無限の天才」とも称された インドの数学者「ラマヌジャン」と、 彼を見出したイギリス人数学者ハーディの実話を映画化した作品。 文系のはずの私が、こんな解説に惹かれ、観始めた。 学生時代、数学の数式ほど頭を悩めたものはない。 それなのにここに登場する人々は、 「正しくみれば、数学は真理だけでなく、究極の美を併せ持つ」 数式を眺めて美しいと表現しているし、 「これ(公式)は何なの?」と訊かれれば 「絵のようなものだよ。見えない色で描かれていると想像して」と サラッと答える。 「モーツァルトが脳内で全交響楽を聴いたように」と前置きをして 「君は数学と無限に踊る」とも・・。 「どこから着想を得るか?」の問いには「女神です」と返答し驚かす。 「眠る時や、祈る時、舌の上に、数式を置いていく」らしい。 「公式は創るものではなく、既に存在し・・ラマヌジャンのような 類い稀な知性が、発見し、証明するのを待っている」など、 一つひとつの表現が数学(公式)の話なのに、文学的で興味を惹いた。 でもやっぱり、記号がいっぱい書き込まれている「公式」を眺めて、 「(一緒に)踊る」という表現は、私には無理だなぁ。
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| 2017年04月28日(金) ■ |
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| 腐っても「千本」(せんぼん) |
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(ローカルネタですみません。(汗)) 昨年7月からスタートし、いまだに夢中になっている 「ポケモンGO」ネタ。 ただ、以前お伝えしたように、課金は一切せず、 さらに、ジムで戦うこともせず、 ただただ、歩いてポケモンをゲットするのみ。 それで何が楽しいのか?って訊かれるけれど、 徒歩通勤を基本に、歩く生活をしていると、 万歩計の数が増えるのと同じように、 知らず知らずに、ポケモンが溜まっていく。 毎晩寝る前、その日ゲットしたポケモンを整理すると、 一日の成果が感じられて、なぜか嬉しい。(笑) しかし、毎日同じルートを歩いているだけだと、 同じようなポケモンばかりに遭遇し、時々ストレスが溜まる。 そんな時は、沼津市の千本松原に行く。 当初は、レアなポケモンがゲットできるという情報で、 朝から深夜まで、多くの人が遠方から集まり、 異様な雰囲気さえ感じた場所であるが、 現在は、いまだに続けている高齢者を中心に、(汗) スマホ片手の人が集まっているが、私には居心地がいい。 普段見かけないポケモンを数種類ゲットし、 満足感で、意外とストレスが発散できるので、 「腐っても「千本」(せんぼん)」のフレーズを残したい。
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| 2017年04月27日(木) ■ |
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| 「ロクヨン」は誓いの符牒(ふちょう)だ |
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映画「64 ロクヨン 後編」(瀬々敬久監督)から。 後編のメモを振り返ると、気になる単語が目についた。 平成の大合唱に消えた、たった7日間の昭和64年。 その昭和64年に発生し、犯人が捕まらないまま迷宮入りした 少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」がこう説明されている。 「『ロクヨン』は誓いの符牒(ふちょう)だ」 辞書によると「符牒(ふちょう、符丁、符帳)」とは、 同業者内、仲間内でのみ通用する言葉、また売買の場や 顧客が近くにいる現場などで使われる、独特な言葉の事。 接客や作業をしている時に、価格・品質・指示などについて、 符牒を使用する事によって客に知られずに、 必要なコミュニケーションを行なうのが一般的」とある。 この符牒である「ロクヨン」は、あの事件の関係者同士が、 犯人を取り逃がした、あの時の悔しさを絶対忘れるな、 時効ギリギリまで諦めるな、という「誓い」だったに違いない。 各業界で使われている「符牒」に興味を持ち、 少しずつだけど、調べてみたい。(企業秘密かな?)
P.S. 6月4日生まれの私は「ロクヨン」と言えば、誕生日だけど(笑)。
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| 2017年04月26日(水) ■ |
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| 部屋の中からじゃ、この窓は開けられない。 |
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映画「64 ロクヨン 前編」(瀬々敬久監督)から。 以前、原作を読んでいるからか、やや違和感を覚えた。 あの650頁近くに及ぶ文字が、どう映像に表現されるのか、 期待し過ぎたのかもしれない。 どんなに素晴らしい作品でも、映画として4時間は長過ぎる。 逆に、2時間前後に表現できないようなら、厳しい言い方だが、 映像化は諦めた方がいい、という感想を持った。 と言いつつも、作品レビューとしてメモは増えた。 前編は、記者クラブとの確執・不協和音を解決しようと、 孤軍奮闘する主役、佐藤浩一さん演じる、三上広報官の動きが 私のアンテナに引っかかった。 「部屋の中からじゃ、この窓は開けられない。 開けるには、自分が外に出て開くしかないんだ」 この考え方が、彼の全行動を支えている。 もうすぐ定年だから・・と及び腰の先輩警察官に対しても、 本来なら話すこともままならない上司に対しても、 同じ姿勢で臨むからこそ、部下の信頼が得られたのだろう。 仕事で大切なのは、危険を承知で、問題の火中に飛び込む勇気、 そんなことを感じながら、前編を観終わった。
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| 2017年04月25日(火) ■ |
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| 自然界の神秘を語る意味深長な事実である。 |
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これから「緑」が瑞々しく、そして眩しい季節となるが、 書籍「詩集 故郷への水へのメッセージ」 (大岡信著・花神社刊・141頁)から。 「そのやうな女たちよ、どこにいるのか」の一節。 「一 緑の女 染色家たちは、 自然界いたる所にこれほど溢れている緑色が、 単一の『緑』という染料として、 けっしてそのまま取り出せないと知っている。 緑色を染料をして得るためには、 青と黄を混ぜ合わせねばならないのだ。 自然界の神秘を語る意味深長な事実である。 地球の広範に覆ふ色は緑。 その実体は、異質の色の物質の掛け合わせ。染まり合ひ。 『緑』といふ生命の色は、 はじめから純一ではない混ざりもの。だから深い。 そのやうな女たちよ、どこにいるのか。」 そう言えば、小学生の頃「柿田川の写生大会」に出かけ、 「緑」という絵の具がないことを知って驚いたことを、 僅かな記憶ながら思い出した。 不思議な色だな、周りにこんなに溢れているのに。
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| 2017年04月24日(月) ■ |
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| その人が夢を託してくれたから俺は変われた |
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映画「カンフーダンク」(チュウ・イェンピン監督)から。 難しいことを考える必要もなく、 私の好きなバスケットとカンフーがミックスした映画。 実は、この作品、ほとんどストーリーもなく、 ダンクシュートが爆裂する程度の認識で見始めたら、大間違い。 最後には、ちょっとウルウルしてしまうほどの出来栄えだった。 ネタばれになると困るけど、 「その人が夢を託してくれたから俺は変われた」のワンフレーズで 私はこの作品を思い出せるような気がする。 カンフー映画を何本も観たが、どれも楽しかった。 もちろん、現実にはありえないような技の連続だけれど、 もしかしたら、こんな奴、一人くらいいるかもしれない、と 思わせてしまう、カンフーの魅力にはまっている気がする。 女優・仲間由紀恵さんのそっくりさん?と思わせるような女性には、 けっこう笑えた。(ゴクセンに登場する黒ぶちめがね姿)
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| 2017年04月23日(日) ■ |
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| たちまち縮んで豆粒のピストルになった |
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書籍「詩集 故郷への水へのメッセージ」 (大岡信著・花神社刊・141頁)から。 先日他界した詩人、大岡信さんの作品を読み直していたら、 面白い視点を幾つか見つけた。 機会あれば、1つずつ紹介したい。 まずは「産卵せよ富士。」という詩、の一部。 「(5) 小浜池にも柿田川(かきだがわ)にも、 鮠(はや)・丸太・鮎のきらめき きみの流れで泳ぐとき ぼくらのふくらんだちんぽこも たちまち縮んで豆粒のピストルになった」とある。 「ちんちん」ではなく「ちんぽこ」というのがいい。 それに、冷たい川に入り、たちまち縮む「ちんぽこ」の 表現がたまらなく可笑しいが、 こればかりは、体験した人でなくてはわからないな、と 大先生なのに、妙に親近感を覚えてしまった。(汗) 私たちも小さい頃、裸で柿田川に入ると、唇が紫色になったし、 ウィンナーソーゼージのように縮んだことを覚えている。(笑) 「きれい」より「冷たい」で思い出される柿田川である。
P.S. 何度も確認したが、ルビは「かきだがわ」だった。 いつから「かきたがわ」になったんだろうか。 調べてみよ〜っと。
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