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しもさんの「気になる一言」
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2017年03月25日(土)
一緒に時間を共有できる人がいるのは幸せなことだよね

妻の58歳の誕生日だった。
我が家の恒例で、誕生日の人がお店を選び、
母、娘も含めた家族だけで、ささやかな宴を催すことが
(たぶん)、4人の楽しみとなっている。
今回も、彼女がお気に入りのイタリアンレストランを選び、
お店の予約からタクシーの手配まで、全て本人以外が手配し、
当事者の「あ〜、満足」の言葉を耳にしてお開きとなる。
私からは、知人・友人とはちょっと違ったお祝いメールを送った。
その返信が、気になる一言。
「最近つくづく考えるのだけれど・・」と前置きをして、
「一緒に時間を共有できる人がいるのは幸せなことだよね」
「パパと一緒にいると、居心地が良いです。
それは、少しのワガママを受け入れてもらえる、って
思っているから」と綴られている。
何度も、私はあなたのパパじゃないから、って言っているのに、
彼女にとって、いつまでも「パパ」らしい。(笑)
子育ても終わり、親の介護にはちょっと間がありそうだから、
許される限り、一緒の時間を共有していきたいと思う。
定年前に、少しずつ、国内旅行かな。



2017年03月24日(金)
さあ、出かけよう。一切れのパン、ナイフ、ランプ、鞄に詰め込んで

映画「天空の城ラピュタ」(宮崎駿監督)から。
普段、あまりアニメ映画は観ないのだが、
今年(2017)の合唱練習曲が、この映画の主題曲と知って、
「えっ、今頃?、まだ観てないの?」と言われながら、
名作と言われているアニメ作品を観終えた。
「ガリヴァー旅行記」(ジョナサン・スウィフト著)に登場する、
「天空の島、ラピュタ」を題材にしたとあって、
冒険、ワクワク感が溢れた作品だった。
(飛行)石、木の根、空、雲など、自然の素材が大事に描かれ、
実写では得られない、アニメの魅力を満喫できた。
気になる一言に選んだのは、いつでもストーリーが思い浮かぶ、
作品全体を包み込む主題歌「君をのせて」の一節。
「さあ、出かけよう。
一切れのパン、ナイフ、ランプ、鞄に詰め込んで」
冒険は、あまり多くのものを持たず、とにかくすぐ行動すること。
そして「父さんが残した熱い想い、母さんがくれたあのまなざし」を
心の支えとして、一歩踏み出すことの大切さを教えてもらった。
キャッチコピーや主題歌の持つ力を、これからも楽しみたい。

P.S.(敢えて会話を選ぶとすれば)
「おばさん、僕を仲間に入れてくれないか?シータを助けたいんだ」
「甘ったれんじゃないよ、そういうことは、自分の力でやるもんだ」



2017年03月23日(木)
沼津も頑張ってますよ

2日連続、沼津ネタでご免。(笑)
先日の飲み会の帰り、普段なら歩いて帰るけれど、
翌日も飲み会だからなぁ、と久しぶりにタクシーに乗った。
私の悪い癖で、乗車すると必ず運転手に声を掛ける。
「最近の沼津、どうですか?」と。
返ってきた答えは「沼津も頑張ってますよ」だった。
「三島が賑やかそうに見えるけれど」と前置きをしながら、
「あそこは、三島駅周辺と広小路駅周辺に飲み屋さんが集まり、
狭い範囲に固まっているからね」と続き、
「沼津は、北口も南口もあって、そこそこ頑張っているよ」。
最近では珍しい発言だと思っていたが、そうでもなさそうだ。
景気を一番身近に感じているはずの「タクシー運転手」だからこそ、
その感覚は大切にしたいと思う。
今までは「沼津はもうダメですよ」という発言が多かったのに、
今回の運転者の発言は、私を喜ばした。
近隣のどこの市町と比較するのでもなく、
そしてまた、全盛だった頃と比較することは意味がなく、
現実の今を客観的に見つめることに力を注ぎたい。
何か突破口が見えてくるはずだから。

P.S.
年度末、飲み会が続き、帰宅後そのまま寝てしまうので、
「気になる一言」の配信が翌日の朝になることが多くなります。(汗)



2017年03月22日(水)
沼津に落としてどうすんだよ

映画「日本のいちばん長い日」(原田眞人監督)から。
こんな台詞に反応するなんて、なかなかいないな、と自分でも思う。
監督の「原田眞人」さんが「静岡県沼津市の出身」だからだろうが、
こんな大作に「沼津」という地名が登場する。
もちろん、原作となっている書籍「日本のいちばん長い日(決定版)」
(半藤一利著・文春文庫刊・371頁)には、出てこない。
「広島」「長崎」に原爆(ピカドン)が落ち、次は「東京」ではないか、と
東京都民が、逃げ惑うワンシーン。
たぶん、私の拙い文字で残された、メモから推察すると、
誰かが「どうしたんですか?」と訊ねたんだと記憶する。
それに応えて「ピカドンが東京に落ちるんだよ」と逃げながら叫ぶ。
訊ねた相手がさらに「沼津の方じゃねえのかい?」と聞き返す。
さらに「沼津に落としてどうすんだよ」と続く。
いくら原田監督が沼津市の出身だとしても、時代考証することを考えると、
唐突に「沼津」という地名がでてくるとは考えにくい。
逆にいえば、終戦当時「沼津」という、静岡県東部の地方都市は、
原爆が落とされても不思議ではないくらい、重要な都市だったということ。
それを裏付けるように「空襲」を受けた都市だったし、以前紹介したように、
電報で「ぬ」の文字を伝えるのに「沼津の『ぬ』」と言ったほどである。
これは、最近人口減少で悩む「地方都市・沼津」に向けた、
「原田監督」からのエールではないか、とメモをした。
「沼津市民の方」は、この台詞に気がついたかな?



2017年03月21日(火)
「エレファント・カーブ」をまちづくりに活かす

静岡経済同友会 東部協議会「公開セミナー」
講師「御立尚資」氏(観光立国委員会委員長等)
演題「観光産業が日本経済をけん引する 
真の観光立国を目指して」から。 
普段気にしていない世界の動きが、実は、私たちの生活に
どれだけ影響するか、を教えていただいた。
「インバウンド増の理由」は、富士山などの「世界遺産」認定増、
「爆買い」に代表される中国人観光客の増などと考えていたら、
政府の「ビザの緩和策」や「アジア周辺国の成長」が要因だった。
象が右を向いた形に似た「エレファント・カーブ」を示し、
先進国の富裕層と、新興国の貧困層が成長したことを指摘した。
先進国の中間層が伸びないことを指摘し、彼らの不満が溜まり、
その反動が「トランプ氏が大統領になる可能性」だった、と分析。
なるほど・・政治も、経済も、どのタイプのどの国民層が成長し、
どの層が伸びないなどを、見極めることの大切さを知った。
この視点は、小さい町のまちづくりにも同じことが言える。
どの性別の、どの年齢層が元気があって、どの年齢層が沈滞、
そんな分析でもいいから、データに基づき、客観的に分析する。
これからは、行政の苦手なマーケティングの時代だな。



2017年03月20日(月)
お手数ですが、携帯電話の電源をお切りいただくか・・

最近、特に気になっているフレーズがある。(笑)
地方の講演会、コンサートが始まる前、必ず耳にする常套句。
「お手数ですが、携帯電話の電源をお切りいただくか、
マナーモードへの切り替えをお願いします」
主催者側からのお願い、始まる前の「注意喚起」なのだろうが、
このフレーズは、いつまで続くのだろうか。
講師や演奏者にとって、途中で携帯電話が鳴ると集中できないから、
という、配慮もわからなくはない。
けれど、せっかく「いい話」「いい音楽」を聴くために来たのに、
始まる前、毎回このフレーズを聴くと「事務連絡」的な表現に、
なにか残念な想いがするのは私だけだろうか。
さすがに、もう浸透しているだろう、という感じもするし、
もっとスマートにスタートできないものか、という気持ちもある。
外国での講演会やコンサートでも、こんな注意があるとは思えない。
4年後の東京オリンピックを控え、多くのイベントが開催されるけれど、
それまでに、こんな事務連絡的なマナーの押しつけは止めにしたい。
外国人から、日本人の文化(道徳・モラル)が試されている、
そんなつもりで、全国一斉にこのフレーズ禁止にすればいい。
「道徳」を教科にした国民なのだから・・(汗)。



2017年03月19日(日)
定義とか言ってる時点で理系だから

ドラマ「理系の人々」(瑠東東一郎・上田誠監督)から。
『ぼく、おたりーまん。』のよしたに原作の人気コミックをドラマ化。
(1)「理系と信頼」から(41)「理系の未来」までのショートムービー。
「理系ならではのこだわりを持つサラリーマンSE・よしたにと、
ちょっぴり天然な薬学部の理系女子・おのでらを中心に、
文系には理解不能な“理系の人々”の日常を綴る。伊藤淳史さん主演」
この解説に、私の好奇心が動いた。
自分は典型的な「文系」と思い込んでいたが、観賞後、
もしかしたら、自分は理系かも・・と疑いたくなるような、
理系独特の思考回路や行動が、妙にピッタリして可笑しかった。
冒頭「3.14と言って、ホワイトデーを思い浮べるのは文系。
円周率を思い浮べるのが理系だ」のフレーズに頷き始め、
「定義とか言ってる時点で理系だから」
「社交的なウソをつくのが苦手だ」
「分からないことは、すぐググる」
「もめてもいいから、潔白を証明したい」
「人によって、解釈が分かれてるような書き方はNGだよ」
「家のセキュリティには甘い」
「おにぎりのパッケージって、すごい発明ですよね」
「実験って、結果がないうちはモチベーション保つのが大変だよね」
「伝統の意味を解析したがる」
「薬の飲み方が、ムダに厳格である」
「朝日がオレンジ色に見えるのは、短波長が散乱してるからだっけ?」
その他、多くのストーリーで「理系の人々」を笑いながらも、
憎めない奴らだなぁ、という感想を持った。
次回は「文系の人々」というドラマを期待したい。
意外と、こちらの方が理解不能な行動だったりして。(汗)