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| 2016年11月26日(土) ■ |
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| 答えは、その時に分かる |
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映画「クリード チャンプを継ぐ男」 (ライアン・クーグラー監督)から。 名作「ロッキー」の続編、という紹介もあるが、 それにこだわらず、一つの作品としても筋道がわかる。 (もちろん、知っていた方がよりわかりやすいが・・) どのジャンルでも、父親が偉大な功績を遺した場合、 二世には、私たちのわからないプレッシャーがあり、 その重圧に負けていった人たちを多く知っている。 そういう意味では、父親(アポロ)のライバルであった 盟友(ロッキー)をトレーナーに頼むのは面白い視点。 練習が過酷なのは言うまでもない。 それに耐えられると言い切れるのならば・・が大前提で ロッキーが、二世の主人公の要請を受ける前に呟く。 「お前の親父は、特別だ。お前も特別か? やってみなきゃ分からん。 何度も殴られ、倒され、そして立ち上がる。 答えは、その時に分かる」 特別ならば、何度でも立ち上がってくるはずだと。 その瞬間、お前は特別な存在だと証明できるはず。 父親の血が流れてる「二世」としての評価ではなく、 自分自身の伝説ができる、と言うことだろう。 道具を使わず、自分の拳だけで殴りあうボクシングが 感動しやすいのは私だけだろうか。
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| 2016年11月25日(金) ■ |
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| 行政が民間を「本気」で応援している |
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あるまちづくりの会議で、こんなコメントがあった。 全国のまちづくりを見てきて、気になったことだろうか、 成功している事例から感じたことかもしれない。 「民間が頑張って、行政が応援する形がBest」という発言は、 ビジネスという視点がない行政が頑張るよりも、 勢いのある民間の頑張りを支援している形の方が、 うまくいっていることを物語っていた。 さらに言えば、全国的に注目を浴びるところは、 「行政が民間を『本気』で応援している」ようだ。 形だけの「官民連携」ではなく「本気」であることが大切で、 その心意気を、民間は肌で感じるのだろう。 そんな意味で「行政の本気度」が試されていると言ってもいい。 それだけ、民間は必死なんだ、ということが伝わってきた。 辛口で言えば「行政の言葉遊びに付き合っている暇はない」、 そんなことなんだろうなぁ。
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| 2016年11月24日(木) ■ |
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| ハンカチは貸すためにある |
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映画「マイ・インターン」(ナンシー・マイヤーズ監督)から。 高齢者は歳を重ねた分、経験から得た知恵が増えてくる。 そんなことを感じながら観ていたら、面白いシーンにぶつかった。 私たちからすれば、出かける時には必ず、ハンカチを持つ。 それは小さい頃から、母親に「ハンカチ持った?」と、 何度も何度も口酸っぱく確認されたからかもしれないが、 どうして必要なのか?と問われれば、トイレで手を洗ったあと、 ズボンなどで手を拭かないため、という理由しか浮かばなかった。 作品中、若者が「ハンカチって意味ある?・・分かんない」と、 高齢者に訊ねるシーンがある。 動揺もせず、高齢者はサラッと答える。 「必需品だ。知らないのは罪だぞ。ハンカチは貸すためにある」、 そして、こう付け加えた。 「女性が泣いた時のため。紳士のたしなみだ」と。 いいねぇ、そんな答えが欲しかったんだ、とメモをした。 「濡れた手を拭くため」よりも「女性が泣いた時に貸すため」、 だからハンカチは、必要なんだという発想がいい。 こんなことは誰も教えてくれないことだからこそ素敵だな。 でも・・・女性に泣かれることの方が、少ない気がする。(笑)
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| 2016年11月23日(水) ■ |
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| 伯父さんが、一番わかりやすかったです |
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甥っ子(妹の息子)が先日結婚し、身内の顔合わせと称して、 沼津市のフランス料理「ヌーヴォサンス」食事会に招かれた。 ほんの10人ほどの小さな小さな祝宴であったが、 和やかな雰囲気と、美味しい料理に囲まれて、 とても素敵な、そして贅沢な時間を流れた宴てある。 若い2人の意向もあって、披露宴をせずに、 これから一番繋がっていく人たちとの食事会を選んだようだ。 終始、温かい雰囲気がテーブルを包んでいたが、 特筆すべきは、2人が選んだ、私たち身内へのプレゼント。 「お世話になりました。これからも宜しくお願いします」の 想いが伝わり、涙腺が緩んだ。 たぶん、一人ひとりの生活を思い浮べながら、 今、何に夢中なんだろう?、何を欲しがっているかな?、 何をプレゼントされたら喜んでもらえるかな?、など、 考えて選んでくれたに違いない。 ウォーキングをしている人には靴、ワイン好きの人にはワイン、 疲れているな、と感じたから、マッサージ器具、 いつまでも元気でいてほしいから、温かい電気ブランケット、 前から欲しがったいたから、ダイソンの掃除機など、 選んだ理由が披露され、皆がその場で包み紙を開けて喜んだ。 さて、私は・・というと「吸引式万年筆」と「インク」。 どうして欲しいものがわかったのかな?と感じていたら、 甥っ子が「伯父さんが、一番わかりやすかったです」と苦笑いした。 好奇心旺盛の私の欲しいものを選ぶのは苦労しただろうな、と 心の中で呟きながら、帰宅後、さっそく使ってみた。 なぜか文豪になった気分を味わい、原稿用紙を探してしまった私。 若い2人の気持ちに応えて、いろいろ書き始めようかな。
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| 2016年11月22日(火) ■ |
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| 地域のことを地域の人が、地域の言葉で伝える |
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「第2回清水町泉頭(いずみがしら)歴史フォーラム」 「2部 パネルディスカッション」のテーマ 「歴史情報をどう活かすか」 (都市ブランドの形成に向けて)から。 それぞれの立場を背景に持つパネラーから、 大所高所から、多くの提言、ヒントをいただいた。 「選ばれる都市になるために必要なこと」については、 「地域にも個性があり、歴史という要素がある。 だから、歴史を紐解くと、地域の特性がわかる」。 まさしく「温故知新」なのだと理解した。 「歴史的価値を高める手段」については、 「マスメディア・ソーシャルメディア」に加えて、 「オウンドメディア」と呼ばれるメディアを知った。 「オウンドメディア」とは、自分のことを自分で発信。 「地域のことを地域の人が、地域の言葉で伝える」が 最近の流れという視点は新鮮だった。 さらに「清水町の『顔』づくりの提言」については、 「都市ブランド」と言葉を言い換えて「情報の鮮度」、 「地元の生の声」の大切さを再認識させていただいた。 まずは、自分の出来るところから始めたい。 「オウンドメディア」の活用だなぁ。
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| 2016年11月21日(月) ■ |
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| 年上の天使が11歳はいい年だと言う。 |
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映画「Re:LIFE リライフ」(マーク・ローレンス監督)から。 アメリカで最優秀脚本賞を獲った主人公が、 脚本家を目指す若者に講義する場面、私のメモが増えた。 特に、客員として働いていた、大学のルールを破り、 退職させられる最後の授業で、こんな話が飛び出した。 「昔書いた映画の中で・・」と前置きをした後、 「(ある天使に)年上の天使が11歳はいい年だと言う。 11歳の時は、好きも嫌いも本気の感情だから。 ただ長く生きていると・・いろんな妥協を強いられる。 書くことも同じだと思う。 11歳の自分はハッキリ『面白い』とか『バカだ』と言う」 いつまでも、子どもの気持ちでいて欲しい。 もう何年も前から使われている手垢のついたフレーズや、 誰から異論反論を受けるかもしれない、と考えるあまり、 ありふれた表現になりがちだけれど、 そんなことを意識しなかった11歳の頃の気持ちに戻って、 作品を書いて欲しい、そう伝えていた気がする。 美しいものは美しい、汚いものは汚い、ズルいものはズルい、 その心の揺れを素直に文字にすることが、読者の胸を打つ。 そういうことなのだろう、なるほどなぁ・・とメモをした。
P.S. 原題は「The Rewrite リライト」なのに、 どうして邦題は「Re:LIFE リライ」なんだろう。(?)
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| 2016年11月20日(日) ■ |
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| 届けたいのは「特別映像」ではなく「普段の柿田川」 |
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昨年の冬、一番の楽しみにしていた「鮎の産卵」が、 「柿田川公園、舟付き場」で見ることが出来なかった。 (実は、今年もまだ判らない。鮎の数が少ないから・・(汗)) ただ、もしも運良く「鮎の産卵シーン」に遭遇できても、 水中にカメラをつけて「産卵シーン」の撮影はするつもりはない。 私が近づくことで、鮎が怯えたり逃げたりしては、 せっかくの生態系を崩すことになりかねないと考えているから。 私の役割は、柿田川の生態系を壊すことなく、 最新の情報を、観光客の目線でお裾分け、と決めている。 だから、鮎の遡上も産卵シーンも、展望台や遊歩道から、 誰もが目にすることが出来る角度から撮影しているつもり。 (水中の画像は、外来種駆除活動後のサービス撮影タイム(笑)) 水中からの「産卵シーン」を期待している人たちにとっては、 鮎の様子を上から撮っても、黒い背びれが動くシーンだけで、 つまらないかもしれない。 絵にならないことは、百も承知で撮影している。 日々の柿田川の様子を、目の前で観察できる私の役割は、 実物を観に訪れてもらえるように、最新情報を伝えることにある。 届けたいのは「特別映像」ではなく「普段の柿田川」だから。
P.S. 今、最上流部には、メスを待つオスの鮎が遡上しています。 ここでしか、そして今しか見られない景色、是非、第1展望台へ。
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