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しもさんの「気になる一言」
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2016年10月01日(土)
富士山の南東部で、特に多くの雨を降らすから・・

講師「山本真也」氏(山梨富士山科学研究所・所員)
演題「富士五湖の湧水と自然環境」から。
山梨富士山科学研究所主催「富士山講座」の4回目(1)。
テーマが「湧水」だったので、自宅から1時間半ほどの
富士吉田市まで勉強に出かけた。
山梨県県民カレッジとの連携らしく、多くの山梨県民が集い、
「富士山」について、いろいろな角度から研究した講師の話に、
耳を傾けている姿は、ちょっと羨ましかった。
さて、今まで「柿田川」に関して、気になっていた数字の根拠が、
今回の説明で、ヒントになった。
「どうして、富士山周辺の湧水地で、山梨県側も入れて、
柿田川だけが飛び抜けて、湧水量が多いのか」である。
結果は「駿河湾・相模湾」に近く、両方の海の水が蒸発して、
富士山の南東部で、特に多くの雨を降らすから・・。
山の北側(山梨側)は、雨がそれほど多くないらしい。
富士市、富士宮市も、それほど多くないようだ。
日本で一番雨が降る地域(富士山の南東部)の地下水の湧く場所が
わが町の「柿田川湧水群」だったということだ。
富士山から湧き出る水の量「480万トン/日」は、
東京都で1日に使われる水の量(433.4万トン/日)とほぼ同じ、だから、
柿田川(110万トン/日)は、1/4の量が湧き出ていることになる。
あらためて「柿田川」の素晴らしさが理解できた講座であった。



2016年09月30日(金)
子どもは刺されて、初めて蜂の恐ろしさを知る

映画「天空の蜂」(堤幸彦監督)から。
東野圭吾さん原作の映画を今までに何本観ただろうか、
サスペンスでありながら、犯人が判っていても面白いなんて、
不思議なものだよなぁ、といつも思う。
ところで「蜂」という単語は、あまり作品には登場しない。
「蜂は巣を護るために、おとり役を飛ばす」と
「子どもは刺されて、初めて蜂の恐ろしさを知る」くらい。
この点では、伊坂幸太郎原作の映画「グラスホッパー」と、
似ているな、とメモを眺めて振り返った。(汗)
「子どもは刺されて、初めて蜂の恐ろしさを知る。
痛みを伴わない想像力は、ただの甘い夢に過ぎない」と叫び、
原発の怖さを、遠隔操縦可能な最新大型ヘリコプターを、
本物の原発に落下させて、知らせようとするのだが、
私の驚きは「1995年に発表した同名小説」(20年前)なのに、
原発の大きな事故も、ドローンの開発・実用化も現実となり、
明日に起こってもおかしくない事件として考えられることだ。
津波対策は必死でも、空からの攻撃には無防備に近い。
私が心配するくらいだから、国は想定しているんだろうな。
まさか「刺されてみなけりゃわからない」なんて、
考えていないよね、国のお役人さん。



2016年09月29日(木)
リーグ優勝チーム対決の日本シリーズを観たい

久しぶりの私のボヤキである。
このボヤキは、毎年、この時期恒例となるほど、
毎年、感じることであるが・・。(たぶん、来年も・・)
プロ野球球団「日本ハム」が、4年ぶりのパ・リーグ覇者となった。
前半絶好調の「ソフトバンク」、誰もがパ・リーグは決まり、
そう思ったに違いない予想からの、大逆転での優勝。
セ・リーグは、圧倒的な勢いで「広島カープ」が優勝した。
こうなると、野球ファンの私としては、この2チームの戦いが観たい。
クライマックスシリーズ(CS)で、このチームが負けて、
各リーグ3位チームの戦いになったら、私は観ない。
いや、大好きな「ジャイアンツ」が日本シリーズに出場しても、
観ないかもしれない。(汗)
それくらい「リーグ優勝チーム対決の日本シリーズを観たい」
日本プロ野球が「クライマックスシリーズ」を導入してから、
「野球熱」が冷めた気がするのは私だけではないだろう。
何度も書くが、日本シリーズは、敗者復活戦ではない。
オリンピックだって、準決勝で負けた選手が、
金メダルを手にすることは出来ないのだから・・。
この制度導入は、たしか2007年。
どんな分野でも、10年経過したら見直す作業するのだから、
「日本野球機構」には、是非、再検討をして欲しいと思う。
球団経営の視点ではなく、プロ野球ファンの視点で。



2016年09月28日(水)
必要なのは、保育所に預けなくても働ける環境

新幹線グリーン車の中で見つけた「WEDGE」という冊子。
私も以前から気になっていたことが書かれていた。
「女性の働き方が多様化している中、
保育所以外の子どもの受け皿が必要だ。」と始まり、
「保育スペース付きオフィス」の話が掲載されていた。
それが「保育所に預けなくても働ける環境」である。
「保育所でも託児所でもない」その場所は、
子どもの様子を見ながら仕事ができることを紹介していた。
「保育所に入れなければ、働けないという環境」から、
「職場に子どもを連れて働く」という選択肢が増えただけ、
あとは「複数企業の共同オフィスで・・」との提言だった。
私の視点は逆で、なにも保育所に入れなくても、
外国映画によく出てくる、働く女性の子育て環境として、
日本でも「ベビーシッター」が職業として確立さえすれば、
いいのでは?と思う。
保育所に多額の補助金を出すよりも「ベビーシッター育成」に、
補助金を出した方がいいのでは?と考えてみた。
現代の「待機児童対策」が、子どもを預けることに重点がおかれ、
ちょとした子どもの発熱などでも、保育所から急遽連絡があり、
その対応が出来なくて困っている様子をみるたびに、
いつも感じていたことを、気になる一言にしてみた。
「必要なのは、保育所に預けなくても働ける環境」
それこそ国全体で、構造改革するしかないな。

P.S.
これ、あくまで私見ですので、お間違いなく。(汗)



2016年09月27日(火)
醤油のない刺身は食えない

誰から聴いた話だったのか、情報源不明だけれど、
短いながら、インパクトのあるフレーズだった。
美味しい刺身は、何もつけずに食べても旨いけれど、
なぜか、ほんの少しでも醤油をつけることが多い。
魚の生臭さを消す役割があるのかもしれないが、
それ以上に、刺身の美味さを引き出す役割があると思う。
山葵(わさび)も同じで、つけなくても食べられるのに、
なぜか、つけてしまう。
ちゃきちゃきの江戸っ子風に言うと
「てやんでぇ、醤油のない刺身なんて食えるかってんだ」。
(もの凄くいい加減ですが、この指摘はいりません(笑))
脇役には脇役の仕事があり、主役をカバーするのではなく、
主役を引き立たせることなのだと感じる。
けっして、主役より目立ったりしてはいけない。
この「脇役の役割」がわかると、世の中とても楽しくなる。
私も、そういう年頃になってきたってことかなぁ。
若い人たちの企画、参加することで応援になるのなら、
いくらでもお手伝いしますよ、醤油の役割で。



2016年09月26日(月)
力強く、根の張った木を風は倒せない。

映画「レヴェナント 蘇えりし者」
(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)から。
熊に襲われるシーンや、馬の内臓を全てえぐり出して、
そこに潜り込み、暖をとりながら生きながらえるシーン。
どれもが、今までにない衝撃的なシーンであった。
「実話に基づくマイケル・パンクの小説を原作に、
荒野にひとり取り残されたハンターの壮絶なサバイバルを描いた」
そんな説明と、第88回「アカデミー賞」(2016年)
第73回「ゴールデングローブ賞」(2016年)受賞作品、
さらには、レオナルド・ディカプリオ主演の映画、というだけで、
期待は高まり、その期待に答えてくれた。
弱虫の私は、何度も目を背けたくなるシーンもあったが、
「復讐への執念が、人間をここまで生きようとさせるのか」という
大きなテーマを感じずにはいられなかった。
気になる一言は、息子が瀕死の父親に投げ掛ける台詞から。
「風か聞こえる?父さん。
風について母さんが言ったことを覚えてる?
力強く、根の張った木を風は倒せない。
嵐が吹きすさぶ時に、木の前に立つといい。
揺れる枝を見ると、木が倒れそうに思える。
でも、幹を見るとびくとも動かない」
目的がハッキリしていれば、どんなことが起きても動じない。
過酷な環境におかれても、それは見た目だけであり、
ヌクヌクとした環境におかれても、また然りである。
どんな環境におかれても、自分の生き方に対して、
しっかり根を張っていれば、周りの動きに左右されることはない。
そんなことを感じて、観終わった。



2016年09月25日(日)
惚(ぼ)けもんGO!

82歳になる好奇心旺盛の母親と話していると、
面白い言葉が飛びだしてくる。
先日も夕食時「ポケモンGO!」の話をしていたら、
「今、流行っているらしいね。その『ボケモンGO!』」。
「いやいや、ボケモンではなく、ポケモンだから」と
説明をしながら「惚けもんGO!」という単語が浮かんだ。
惚けてきた高齢者がスマホを持って徘徊していたら、
「惚(ぼ)けもんGO!」(笑)。
気味の悪い人がスマホを持ってウロウロしていたら、
「化(ば)けもんGO!」 (汗)。
くだらないから、危ないから、いい大人が・・という前に、
どうして、世界中の人たちが夢中になっているのか、
自分で体験してみると、あっ、これか、というのが見えてくる。
それをヒントに、自分の仕事に応用することだって出来る。
私が夢中になっているのを、正当化しているわけではないが、
「ポケストップ」を探すことで、旅行が一段と楽しくなったし、
毎日の積み重ねで、レベルが少しずつ上がっていくのも嬉しい。
このゲームには、まちづくりに欠かせないアイデアが詰まっている。
若い人たちとの、コミュニケーションにも役に立つしなぁ。
「現場主義」を口にするなら、やってみなくちゃね。