
|
 |
| 2016年04月23日(土) ■ |
 |
| 毎週、近くで「ブックフェス」があればいいのに |
 |
4月23日は「子ども読書の日」とあって、 三島市では「楽寿園・市立図書館・大社の杜」の同時開催で 「みしま・ブックフェス」が開催されていた。 私も、このイベントに興味津々、家族で「楽寿園」に足を運び、 その一部「青空トークセッション」を、楽しく拝聴した。 (内容は後日の「気になる一言」で・・) 実は、来月GW(4日〜5日)、柿田川公園でブックフェスを企画。 周りは「ライバル出現?」とか「負けてはいられないね」、 「偵察に行かなくちゃ・・」と、叱咤激励をしてくれるれど、 当事者の私は、そんなことは、お構いなし。 「毎週、近くで『ブックフェス』があればいいのに」と、 真剣に思っている。 日本全国、人口減少には危機感を感じているのに、 街から本屋がなくなっていくことには、無頓着と言ってもいい。 公共の図書館をいくら充実させても、やはり限界がある。 生活の一部に、イベントの片隅に、1冊の「本」があるだけで どれだけ、充実したものになるかは、多くの人が知っているはず。 だから敢えて、今回予算ゼロの「ブックフェス」を企画・運営し、 いつでも、誰でも、本に関するイベントができるか、を試したい。 イベントの評価は、来場者の数ではなく、楽しんでもらえたか、 これさえ忘れなければ、イベントは企画・運営者が一番楽しい。
|
| 2016年04月22日(金) ■ |
 |
| 深々とお辞儀をする練習ですよ |
 |
毎朝の通勤経路である「柿田川公園」。 エントランスからイヤホンを外し、自然の音に耳を傾ける。 生活の「ON・OFF」を切り替えるポイントでもある。 いつもと同じルーチンで園内・展望台を散策し、 京都貴船神社の分社で、水で手を洗い、口を漱ぎ、 お賽銭10円を入れて、二礼二拍手のあと、住所と名前を呟き、 「昨日は一日ありがとうございました。今日も一日、 家族が、日本が、世界が平和でありますように」と祈る。 そして、最後に、深々と一礼をする。 私にとって、この「一礼」が、とても貴重な行動である。 実は以前、ある人に「毎日、何をお祈りするのですか?」と 訊かれた時がある。 貴船神社に「縁結び」の御利益があっても、今更・・。(笑) もちろん「異性」に限らず「人との縁結び」の神様、 と考えればいいのだが、実は違う目的がある。 だから「深々とお辞儀をする練習ですよ」と答えた。 (神様には申し訳ないが)普段、忘れがちな「謙虚さ」を、 身体に覚えさせるには、この「深いお辞儀」が一番いい。 他人が見ていないから「ゆっくり丁寧に深々と」出来るし、 自然と心が落ち着くのがわかる。(それも10円で(汗)) お近くの神社で、是非、試して欲しい。 初めは照れるけど、慣れると意外と気持ちがいいものだから。
|
| 2016年04月21日(木) ■ |
 |
| みんな、疲れているってことかなぁ |
 |
巷では「整体・接骨・針灸・マッサージ」の文字が溢れ、 朝夕、歩いていると、驚くほどの勢いで増えている。 「携帯ショップ」が増えたなぁ、と感じた時もあるし、 やけに「美容院」ばかり開店するな、と思った時も・・。 「クリーニング屋」だったり「コンビニ」だったり、 その時代、その時代で、雨後の竹の子のように増えている。 私は、その背景に流れている時代の潮流みたいなものに、 興味関心があるが、今回感じたことは、 「みんな、疲れているってことかなぁ」ってこと。 子どもや孫が「肩たたき」をしてくれた頃もあったし、 「高級マッサージ機」が狭い部屋を占領した頃もある。 そして、最近は「店舗」で施術を受けるサービスへ。 「働き過ぎて疲れ、その疲れを取るために、 マッサージでお金を使う」なんて、面白いな、と思う。 まぁ、新しい産業が生まれたと思えば、悪くないな。(笑) これからの「成長産業」の予感がするから。
|
| 2016年04月20日(水) ■ |
 |
| 愛してるなら、どうにかして |
 |
映画「30日の不倫」(シルヴィオ・ソルディーニ監督)から。 驚いたというか、時間の無駄だった、と言うべきか、 残るものが何もなかった。 「『不倫』をテーマに描いた大人のための官能ドラマ」 確かに作品紹介のとおりだけれど、そこに何か、 監督なり制作者なりの意図するところがあるはずだが、 残念なことに、私にはわからなかった。 私たち一般人の「不倫」を覗き見した感じがしたのは、 あまりに平凡で、そしていてリアル感があったこと。 さらに、終盤には、この普通の「不倫」がどうにかなるのか、 そんな期待で、最後まで観てしまった、というのが本音。 わからないのは、貧乏なのに「不倫」に走ってしまう既婚者の男と そんな彼に何かを求めてわざわざ「不倫」を仕掛ける女、 単なる「スリル」や「マンネリ」からの脱出であったとすれば、 それは、わざわざ映画にすることではなく、三面記事で充分なはず。 美男美女の俳優が演じる「不倫」でないからこそ、 あまりに普通過ぎる、行動の変化、心の変化が痛々しい。 奥さんと別れて、私を選んで・・そんな女心なのか、 「愛してるなら、どうにかして」を一言としておきたい。 う〜ん、冒頭の疑問は晴れないままだ。
|
| 2016年04月19日(火) ■ |
 |
| 地震に対して、崩れるようになっているんです |
 |
熊本城の瓦が崩れている光景を何回も目にし、 私たちは、今回の「熊本地震」の威力を実感したが、 建築関係の人と話をしたら、全く違う視点だった。 「すごかったですね、今回の熊本地震。 あの天下の熊本城の瓦が落ちるくらいですからね」 「いやいや、落ちるように作ってあるんですよ。 地震に対して、崩れるようになっているんです」 熊本城の築城に際し、当時の技師たちは考えたのだろう。 大規模な地震を想定して、躯体を守るためには、 屋根の瓦を落とすことによって負担を軽くすることを。 だから瓦が落ちることは予定どおり、驚くことはない。 それで躯体が守られれば、修復は出来ると考えたのか。 私たちは、目の前の状況からしか判断せず、 さも大事件、大事故のように大騒ぎをしているが、 昔の人が、遠い将来を見越して築城していたとしたら、 今の私たちを見て、笑い飛ばしているに違いない。 建築家の人って、意外と無口の人が多いから、 こういった話は、表に出てこないんだよなぁ。(笑)
|
| 2016年04月18日(月) ■ |
 |
| 身の丈にあっているか |
 |
書籍「住み心地はどうですか?」 (柏木博他9名著・建築資料研究社刊・175頁)から。 建築家ならではの視点が随所にあって、 あっと言う間に読み終えた。 特に「心地よいすまいのデザインを考えよう」と題し、 「住み心地のよい家を考えるための7つのキーワード」は、 各項目のタイトルであるけれど、書き出してみると、 「住まいづくり」と「まちづくり」は共通点が多かった。 「住みやすいまち」や「住み続けたくなるまち」という言葉を 自治体の将来都市像に掲げる市町が多いけれど、(わが町も) どんな生活が「心地よく」感じるのか、を論じてはいない。 そのヒントが、この書籍にはあった「キーワード」であろう。 ・身の丈にあっているか ・まわりと馴染んでいるか ・自然を活かしているか ・ひとつ屋根の下の感じがするか ・拠り所となる中心があるか ・あいまいで融通がきくか ・心が落ち着く要素があるか こんな項目が、まちづくりに感じられれば、住民は 「心地よく」生活をし「住み続けたくなる」ということだ。 この中で私が選んだのは「身の丈にあっているか」。 あまり背伸びをしない、言い換えれば、大都市を真似しない、 そんなところに「心地よい」環境が生まれるに違いない。 「心地よいまち」と「住み心地のよい家」は、ほとんど同じ。 あなたのまちを、このキーワードで眺めてみてはいかが?
|
| 2016年04月17日(日) ■ |
 |
| こんな時こそ「東北支援」を忘れないこと |
 |
以前、東日本大震災への支援について、書いたためか、 「今回の熊本地震には、どんな支援をしますか?」という、 問合せのようなメールが届いて、返信に困ってしまった。 今、こうしてネットに書き込んでいる自分が何をすべきか、 考えることは大切だけれど、巷が騒げば騒ぐほど、 へそ曲がりの私は、冷静になっていく。(汗) マスコミを始め、国民全体が同じ話題で盛り上がり、 自分はこんな支援をする、みんなも賛同して欲しい・・ そんな記事ばかり読むと、なぜか悲しくなる。 では、私は何を?と考えたところ、 「こんな時こそ『東北支援』を忘れないこと」だった。 この地震が起こる前まで「3.11・東日本大震災」の支援は、 日本国民の思いやりを5年間、1つに集中した出来事だったし、 まだまだ、完全に復興したわけではない。 「愛」の反対語は「無視」という言葉どおり、東北の人たちは、 あの災害が「風化」され、忘れ去られることが一番悲しいはず。 もちろん「熊本地震」も落ち着いたら、支援の方法を考えるが、 今は、東北の方々に「あなたたちのこと、忘れてないですよ」 そんなメッセージを送ることが、私の出来ることかな、と 思っている。(また「三陸牡蠣の養殖支援」でもいいし・・) どれが正しい考えで、どれが間違っている、そんな話ではないが、 周りの情報に惑わされず、踊らされず、一度、ゆっくりと 自分の心に落とし込んで「言う」ではなく「語る」ことをしたい。 (「語」は「言」に「吾」と書くのだから・・) 東北の人たちの気持ちに寄り添うこと、これが私の出来ることかな。
|
|