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しもさんの「気になる一言」
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2016年03月27日(日)
香水の匂いがプンプン、何種類も混ぜるのは悪趣味よ

映画「クロワッサンで朝食を」(イルマル・ラーグ監督)から。
原題は「Une Estonienne a Paris」
直訳は「エストニア人は、パリを持っています」
これが、どう翻訳したら「クロワッサンで朝食を」になるのか、
映画「ティファニーで朝食を」と比較してしまった自分が、
ちょっぴり可笑しかったが、観たくなる邦題だと感心した。
気難しい老女フリーダ役を、大女優・ジャンヌ・モローが演じ、
その存在感は、やはり他を圧倒していた。
何気ないシーンだが、香りに関することはなるほど・・だった。
物語前半、家政婦のアンヌがサンプルの香水を何種類か試し帰宅、
その彼女とすれ違いざまに、サラッと指摘する。
「香水の匂いがプンプン、何種類も混ぜるのは悪趣味よ」。
さらに、ラストシーン。
愛人、ステファンが、フリーダを心配して軽く抱きしめたら、
かすかな残り香から、ステファンとアンヌの関係に気付き、
「アンヌと寝たわね。でもいいの、なぜ行かせたの?」と呟く。
この2つの香りのメモは、単なる金持ちの気難しい女性ではなく、
節々に、心優しい場面を発見し、嬉しくなった。
「本物のクロワッサンは、スーパーじゃなくパン屋で買うのよ。
美味しいクロワッサンと紅茶。朝目覚めるにはこの二つが必要なの」
この表現がフランスらしいなぁ、と思いながらメモを眺めた。
邦画「小さいおうち」でも感じた「家政婦」(女中)の役割って、
私が考えていた以上だなぁ、きっと。



2016年03月26日(土)
そうそう、この感じ、この感じ

半年ぶりに、外来種駆除のため「柿田川」に入った。
遠足の前日、嬉しくて寝られない子どものように、または
恋人に会うのを待ち焦がれているかのごとく、興奮していた。
午前9時集合なのに、早く目が覚めて落ち着かず、
結局、1時間前には到着して、公園内をゆっくり散策して過ごした。
スマホや時計を外し、胴長を履き、長い手袋をはめる頃には、
柿田川の水圧、水流、水温などが甦ってきて、待ち切れなくなった。
ただ、今日の作業は、川の中にはほとんど入らず、
土手沿いに繁茂している、ノハカタカラクサ(常盤露草)を駆除した。
終始、ウグイスの鳴き声を耳にしながら、サワガニの出現に喜ぶなど、
大満足だった今年最初の「外来種駆除作業」を終えた後、
作業した人にだけ与えられる、自由時間の撮影タイムを満喫した。
この時間のために準備した「防水カメラ」を胸ポケットから取り出し、
流れのある「柿田川」に入った時の感覚は、昨晩からワクワクしていた、
「柿田川」のイメージどおりで、つい口から出た台詞が
「そうそう、この感じ、この感じ」だった。
どうして、二度繰り返したのか、私にもわからないけれど、
「そう、この感じ」ではなく、「そうそう、この感じ、この感じ」。
来月からまた「第2・第4土曜日の午前中」は、楽しみが増えた。
(すみません、感覚的な「気になる一言」になってしまって・・(汗))



2016年03月25日(金)
外来種 待ってろ! 春には 抜いてやる

昨年の大晦日から、なぜか突然のように始めてしまった
Facebookページ「柿田川evol.」での「575調」の紹介文も、
昨日であっという間に「100句」(俳句でも川柳でもないが)
その日の投稿する写真・動画を決めて「即興」で作るから、
あまり技巧に溺れることはないし、撮影場所や時間帯など、
撮影データを記録していた時よりも、とっても楽しい。
酔っぱライターの私が思いつきで書いた、駄作ばかりだが、
時々「これは秀作」と、自分でも満足のいくものができる。
その中の一つが、水中に目立ってきた「外来種」を撮影し、
「外来種 待ってろ! 春には 抜いてやる」と記した作。
その一行で、どんな光景だったか思い出せる時もあるので、
しばらくは、このパターンを続けたいと思う。
日本人は、この「575調」が、なぜか好きだ。
小さい頃から「標語」と呼ばれる文字遊びに慣れ、
指を「5・7・5」と折りながら作るのが自然な動きである。
57歳を重ねた今でも「5・7・5」を数えながら作るのだから、
いかに、このパターンが条件反射になっているのかがわかる。
それも「字足らず」「字余り」にならないよう意識するから、
余計に変な句になるのだが、それもまた、ご愛嬌宜しく楽しい。
と言いつつ、明日半年ぶりに「外来種駆除」で柿田川に入る。
「外来種 待ってろ! 春には 抜いてやる」を実践するぞ。



2016年03月24日(木)
ちょっとそこまで

夕方、仕事を終えて帰宅したら、玄関先で娘にあった。
自転車で、どこかへ行くところだったようで、
「ただいま」と声をかけたあと「今から、どこへ行くの?」と訊いた。
その答えが「ちょっとそこまで」(笑)
久しぶりに、このフレーズを耳にして新鮮だったので、メモをした。
ついつい仕事柄、相手に対して正確な答えを求めてしまいがちだが、
この「アナログ感覚」の「ちょっとそこまで」もいいな、と苦笑い。
急いでいたのか、説明するのが面倒くさいのか、それさえも分からないが、
その返事を耳にした父親の私は「こんな時間にどこへ行くんだ」ではなく
「そうか、気をつけて行ってこいよ」という台詞を口にしていた。
一連の流れの中で「どこへ行くの?」「ちょっとそこまで」「気をつけて」、
そんな短い会話だけど、くどくど説明を受けるより楽しかった。
「デジダル全盛」の時代だからこそ「アナログ」の言葉に惹かれる。
「儲かってる?」「う〜ん、ぼちぼちかな」
「どこいくの?」「ちょっとそこまで」
「出来ぐあいは?」「まあまあかな」
「いつ頃になりそう?」「もうちょっと」
「YES」「NO」を求めることが優先される仕事では使えないような、
曖昧な会話・単語も、家庭に戻ると、このゆるい感覚が妙に心地よい。
仕事と家庭の「ON」「OFF」の切り替えは、
服装だけでなく「会話」も大きな要素なんだな、と気がついた。
この会話のあと、しばらくして、娘が帰宅した。
「あぁ、本当に『ちょっとそこまで』の距離だったんだ」と感じた私は、
まだまだ「切り替え」ができていないな、と反省した。(汗)



2016年03月23日(水)
死因は「同性愛」、だから「死刑」

映画「中国の植物学者の娘たち」(ダイ・シージエ監督)から。
「中国ではタブーとされる“同性愛”というテーマに挑んだ意欲作」
というフレーズが私のアンテナに引っ掛かり観たが、
結局は、心臓発作を起こした中国の植物学者の直接的な死因が、
2人の美しい女性たちの同性愛ということで、判決は死刑。(汗)
主人公2人の裸体と、アジアっぽい音楽と風景には満足したが、
この映画を通して、監督は何を訴えたかったのか、わからなかった。
まだまだ中国は、男女差別が横行している国なのか。
新婚での初夜、新郎が突然怒りだすシーンがある。
「なぜ処女じゃない、誰と寝たんだ」と暴力をふりながら。
父親の足を、毎日、娘たちがていねいに洗うシーンも出てくる。
映画とはいえ、馴染めないシーンの連続に、ちょっと戸惑った。
この映画を思い出すためのワンフレーズは、
「死因は『同性愛』、だから『死刑』」としてみた。
どうして中国では同性愛がタブーなのか、そんなことが気になった。
民主化が進む中国で、この考え方はこれからの課題となるに違いない。
じっくり見守っていきたい。



2016年03月22日(火)
フォースとは、人間誰もが待っている「潜在能力」

映画「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」
(リチャード・マーカンド監督)から。
スター・ウォーズのキーワードは「フォースの使い方」だと思うが、
そもそも「フォース」って言葉が、上手く説明できないでいる。
ヨーダの台詞にヒントがあるかな、とメモしてるのだが、
「わしは、もう黄昏時(たそがれどき)だ。
すぐに、夜が来る。それが人生だ。フォースの定めだ」
「忘れるな、ジェダイの力の根源は、フォースにある」
「だが、気をつけろ。怒りや恐れが、フォースの暗黒面にお前を誘う」
どれも感覚的な表現で、定義が難しい気がするのは、私だけだろうか。
以前「理力」とも訳された「神秘的な力」とか、
特別な人しか持っていない「超能力」と考えればいいのかもしれないが、
私は、人間、誰もが持っている「潜在能力」と考えてみた。
顕在能力は、水面上に見えている氷山の一角であり、
本来人間には、産まれた時からものすごい力が備わっている。(はず?)
その、水面下に隠れている「潜在能力」をちょっと使うことにより、
大きな成果が得られる、という話は、今までに何度も耳にした。
その「潜在能力」を、正義を行うことに利用すれば「ライトサイド、光明面」
悪に用いたものは「ダークサイド、暗黒面」と考えれば分かりやすい。
「人は生まれつきは善だが、成長すると悪行を学ぶ」という「性善説」、
「人は生まれつきは悪だが、成長すると善行を学ぶ」という「性悪説」も、
この「潜在能力」の使い方次第なのかな、と思ってみたり・・・。
「フォースとは、人間誰もが待っている『潜在能力』」であり、
特別な人が持っている「超能力」ではない、と思いたい。



2016年03月21日(月)
声優による読みきかせは、現代版の「落語」

今月、楽しみにしていたイベントのひとつに、アニメでお馴染みの
「人気声優が集合!絵本のサプリおはなし会」があった。
「いつもの絵本が、いつもの人形劇が、魔法にかかったように大変身!!」の
キャッチコピーに誘われて、地域交流センターに足を運んだ。
出演は、愛河里花子さん(「かいけつゾロリ」イシシ役など多数)
大谷育江さん(「ポケットモンスター」ピカチュウ役など多数)
かかずゆみさん(「ドラえもん」しずかちゃん役など多数)の3人。
子どもたちにとっては、大好きなアニメの声が、
なぜか近くから聴こえてきたとあって、会場内の盛り上がりは、最高潮。
そんな様子を会場の一番後ろから眺めていたら、あることに気付いた。
彼女らの読みきかせが始まると、子どもたちが静かに聴いている。
それも「アニメ」を観るように真剣に・・(汗)。
読みきかせは、あまり抑揚をつけずに、淡々と読む方がいい、なんて、
以前、読んだ本に書いてあったのを覚えていたので、彼女らが
一人で何役も声を変えて、紙芝居のように流れる「読みきかせ」に驚いたが、
こんなに夢中になって、子どもたちが聴いている姿を見ると、
これが、現代風の「読みきかせ」なんだな、と妙に腑に落ちた。
声だけで、観客を惹き付ける能力は「落語家」に匹敵するし、
母と子ども、可愛い動物などの題材が多い「絵本の読みきかせ」は、
1人で老若男女、何役もの声を使い分ける、女性の声優にはピッタリだった。
彼女らの技術は、新しいジャンルの「話芸」といっても過言ではない。
だからこそ「声優による読みきかせは、現代版の『落語』」という表現で、
今日の驚きと新鮮な発見を「気になる一言」に残したいと思う。
今日のイベントをきっかけに「声優」を目指す子どもがいたら、素敵だな。