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しもさんの「気になる一言」
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2015年12月05日(土)
選手より速い「ゆるキャラ」いますか?

毎年恒例の「静岡県市町対抗駅伝競走大会」。
いつもなら、町の応援団としてバスで参加するのだが
今回は「ゆるキャラ」担当課長として会場入り。
2015年グランプリの「出世大名・家康くん」をはじめ、
磐田市の「しっぺいくん」など、有名どころが勢揃いで、
晴天に花を添えるように、楽しく賑やかな大会となった。
今回の「ゆるキャラ」の役割は、ゴール前に一列に並び、
選手たちを応援することなので、邪魔にならないような
注意事項が言い渡された。
「選手に触ると失格になりますから注意してください」や
「尖ったものや長いものは持ち込まないでください」など、
なるほどなぁとメモをしていたが、最後にスタッフの方が、
私たちに訊ねた。
「選手より速い『ゆるキャラ』いますか?」
ちょっと笑いを誘う質問だと思うが、私にはウケた。
いくらわが町のゆるキャラ「ゆうすいくん」が速くても、
代表選手には勝てないだろう、と思いながらも、
もしかしたら、と思わせる質問だったので、気になる一言。
わが町の選手が競技場に入ってきた時、最後の直線を
必死で一緒に走ったのは「ゆうすいくん」だけだったなぁ。
あぁ、転ばないでよかった。(笑)



2015年12月04日(金)
神の恩寵に生きる者に、不幸は訪れない

映画「ツリー・オブ・ライフ」(テレンス・マリック監督)から。
この作品、きっと賛否両論に違いない。
映画というものをどう捉えるか、によって感じ方が違うのだから。
さて私の場合、数少ない台詞から、気になるフレーズをメモしてみた。
特に、作品冒頭、こんな台詞が続く。
「『生き方には、2通りある』と修道女に教わった。
世俗に生きるか、神の恩寵(おんちょう)に生きるか、
どちらか選ばなくては。
神を選ぶ人は、利己心を持たない。軽んじられ、忘れられ、
疎(うと)まれることを受け入れる。侮辱され、傷つくことも。
世俗に生きる人は、利己的。他人に自分を従わせ、威圧的に振る舞う、
自分の意のままに。常に不満の種を見いだす。
周りが幸せに輝いていても、愛情が満ちあふれていても。」
そして「こうも教わった。
『神の恩寵に生きる者に、不幸は訪れない』と」
この辺りに、監督の伝えたいことが詰まっている気がしてならない。
台詞が少なければ少ないほど、気になって仕方がないし。
この映画を観た人の、ヒントになればいいのだが。(汗)



2015年12月03日(木)
彼の好きだった「牛乳」ではなく「冷酒」だけど・・

今年もまた、愛犬・ジェイクの命日(4回忌)を迎えた。
18年間一緒に過ごした彼(♂)は、まだ私の心に残っている。
たぶん、一生忘れないよう気がしている。
今日も帰宅途中、写真の前に何か添えてやろうと考え、
当時ドッグフードやシーツを買っていた店に寄り道をし、
久しぶりに、ベットコーナーへ足を運んだ。
ペットフードも年々進化・改良しているようで、
驚くような価格だったり、こんな味があるの?と驚くような
缶詰が、所狭しと並んでいた。
誰が食べるわけでもないが、今日ばかりは、
彼が好きだった「ささみ入りの缶詰」を買った。
晩年、お湯でふやかした小粒のフードさえ食べられなくなり、
困った挙げ句、缶詰を与えたら、喜んで食べたシーンが目に浮かぶ。
そんな光景を懐かしく思い出しながら、(ちょっぴり涙腺が緩み)
一緒に散歩したコースを歩き、自宅に戻った。
昨年も書いたが、どうしてこんなに想いが募るのか、わからない。
ただ冬の季節、寒くなると私の蒲団に潜り込んできて、
足の間で寝てしまう彼のために、寝返りさえ我慢したことや、
「ミニチュア・ダックスフント」特有の仕草が、忘れられない。
今宵の夕食は、ジェイクの冥福を祈って「献杯」だな。
彼の好きだった「牛乳」ではなく「冷酒」だけど・・(汗)。



2015年12月02日(水)
みかんは、みかん畑にあるものと思っていたので

先日、青森からのお客を招き、柿田川をご案内。
公園内の2つの展望台を始め、片道1.2キロの柿田川を、
沿道から見える場所を選びながら、ぐるっと一周、
約2時間をかけて、いろいろな角度からの「柿田川」を
観ていただいたのだが、住宅街に沿って歩いたり、
田畑を横目で眺めながら、楽しく「てくてく」したのだが、
面白いことに気付いた。
初めて観た「日本三大清流・柿田川」を撮影するのならわかるが、
住宅の庭に植えてある「みかん」「ゆず」「金柑」「夏ミカン」など、
柑橘系の樹木を珍しそうに、そして不思議そうにシャッターを押した。
なにがそんなに面白いのか、訊いてみたら、
「みかんは、みかん畑にあるものと思っていたので」とのこと。
私は、その返事の方が驚いた。(汗)
毎日、通勤で使っている道なので、気にもしなかったけれど、
青森の人たちにすれば、驚きの光景だったようだ。
こんなに狭い日本でも、生活・文化に大きな隔たりがある。
「冬空の色は?」の問いに、私たちは「青色」と答え、
東北をはじめとした雪国の人たちは「白色」と答えるのと同じ。
11月初めには「もうタイヤ、変えた?」が「冬支度」の合言葉となり、
少しでも遅れると、生活が出来なくなることを意味すると教わり、
「えっ、嘘でしょ?」と笑いながら、聞き返すことしか出来なかった。
今度は、私たちが青森に行って、景色の違いを感じてみたいな。



2015年12月01日(火)
君は、お父さんとキャッチボールしたことない?

映画「アゲイン 28年目の甲子園」(大森寿美男監督)から。
ストーリーは、だいたい想像がついてしまったけれど、
やっぱり、私は「野球」が題材の映画が好きだと、再認識した。
特に、基本中の基本と言われる「キャッチボール」は、
相手の胸をめがけて、取りやすいように投げるだけ。
これは「おもいやり」にも繋がる動作として、私は好きだ。
だから、元高校球児役の中井貴一さんが、主人公の女性に訊く、
「君は、お父さんとキャッチボールしたことない?」という台詞を
今回の「気になる一言」に選んでみた。
物語のラストで、元高校球児たちが、憧れの「甲子園」で、
「自分の大切な人とキャッチボールをする」シーンがある。
それは親であったり、妻であったり、子供でもよい。
この人とキャッチボールをしたいな、と思う人を選んで、
恥ずかしくて、なかなか言葉にできない「いつもありがとう」や
「あの時はごめんな」という気持ちを込めながら、
ただただ「キャッチボール」を何回もするのであるが、
それが、なぜか私の胸を打った。
経験のない人たちとのキャッチボールは危ない、と感じていたし、
どこへ投げてしまうか、それを私が捕れるか心配だったのだが、
そんなことは小さなことで、普段、会話の少ない大切な人と、
キャッチボールを通じて、気持ちを重ねることが大事だと知った。
どんなボールでも、心を広げて受け止め、相手には優しく投げ返す。
ただそれだけの行為が、相手との心のキャッチボールに繋がり、
次第に、お互いのわだかまりが解けていく、
私の涙が溢れた原因がここにあった気がする。
私は「キャッチボールするシーン」に弱いなと言うべきだろうか。



2015年11月30日(月)
自分の幸せは、周りの人が作ってくれるからいい

昨日に続けて、講師「山元加津子」さん(かっこちゃん)
演題「ブータンの話」から。
昨日紹介した、彼女の「ブータン旅行記」は、
私の感性をくすぐる要素満載だった。
子どもたちが頻繁にお祈りをするシーンを目にし、
好奇心旺盛の彼女は「何をお祈りしてるの?」と訊く。
返ってきた答えは「世界中の人が幸せでありますように」。
子どもたちに「何になりたい?」「夢はなに?」と訊ねても、
「学校の先生になって、子どもたちを幸せにしたい」とか
「サッカーの選手になって、みんなを幸せにしたい」など、
他人の幸せを願う答えが返ってくるらしい。
小学校の教育目標が「人の幸せを育む子を育てている」だし、
「いじめなんてないの?」と質問したら、
「(日本人は)どうしてそんなことをするんですか?」と訊かれ、
「自分を誇りに思えなかったら、幸せになれないでしょ?」と
逆に不思議がられた話が良かったなぁ。
「死ぬときに持っていけるのは、きれいな心だけ」
「自分の幸せは、周りの人が作ってくれるからいい」と、
本気に考え、他人の幸せを願う国民性が本当だとしたら、
私たち日本人は、見習うところが多いな、と感じた。
彼女の話は、どうして私たちを惹きつけるのか、
なんとなくわかったような気がする。



2015年11月29日(日)
みんなで上げればいいじゃないですか

講師「山元加津子」さん(かっこちゃん)
演題「ブータンの話や植物人間から回復など」から。
障がい児らとの交流を描いたドキュメンタリー映画
「1/4の奇跡〜本当のことだから〜」で彼女を知り、
舞台挨拶も含め、何度かお話を聴く機会に恵まれた。
今回は、旅行好きの彼女が訪れた「ブータン」の話が、
なるほど・・と思いメモをした。
九州くらいの大きさしかない「ブータン」という国。
国王が来日し「世界一幸せの国」として有名になったが、
当時は、なぜそう評価されるのか、不思議だった。(汗)
ただ彼女が訪れ、聞いてきた話を総合すると、
やはり「世界一幸せな国」というのも納得がいった。
「ブータンの入国審査は、他国と違ってニコニコしている」
そんな話から始まり「バスから手を振ると、子どもだけでなく、
大人もニコニコしながら手を振る」の話などを、
彼女の口調で耳にすると、本当に幸せだなぁ、と感じた。
また「ブータンには、エレベーターが2台しかない」という
データを紹介したあと、(今でも信じられないが(汗))
彼女が「でも、困る人もいるでしょ?」と訊ねたら、
「みんなで上げればいいじゃないですか」と言われた話は、
なぜか、私の心に引っ掛かった。
「差別をなくす」政策もいいが「助け合う」という教育の方が、
私は好きだから、妙に心が温かくなった。