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しもさんの「気になる一言」
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2015年11月07日(土)
「権利」を主張するなら「義務」も果たそうよ

国勢調査の指導員として、朝から夕方まで会議室に閉じこもり、
調査票の審査をしていたが、なかなか思うように進まない。(汗)
今回から、インターネットでの回答も可能になり、
若い人が少しでも協力してくれるようにしたはずなのに、
調査に協力してくれない世代は、民間の賃貸アパートに住む、
ひとり住まいの若い人たちが多い気がする。
たった5分くらいで済む、簡単なアンケートにも近い国勢調査、
それも自宅でのPCやスマホの入力や調査票に記入するだけなのに、
そんな時間が取れないようでは、投票所まで足を運ぶ選挙には、
当然、棄権なんだろうな、と悲しくなってしまった。
仮に仕事が忙しく帰宅が遅く、調査員さんに会えないとしても、
ポストに入っている郵便物を確認し、その時に済ませることが
どうして出来ないんだろうと、不思議で仕方がない。
デレビやインターネットを楽しむ前の、ほんの数分なのに、
優先順位がつけられないのだろうか。
異論反論を覚悟で書くとするとすれば、この国勢調査の結果が、
日本の動向として捉えられ、次世代の政策へと反映されるのだから、
自分たちの生活実態を国に知ってもらうためにも、
国民の義務として、国勢調査にしっかり協力することが大切だと思う。
以前に比べ、調査項目もだいぶ簡易になったことすら知らず、
ただ単純に「面倒くさい」と言うのであれば、
「権利ばかりを主張するなよ」と、私は感じている。
日本国民の義務と権利は「一対」のものだから、
「権利」を主張するなら「義務」も果たそうよ、と思うだけなのだが、
これも言い過ぎだろか、もちろん、若い人たちだけではないけれど。



2015年11月06日(金)
私の真実を胸を張って言おう。人生を精一杯生きてきたと。

映画「最後のMY WAY」(フローラン=エミリオ・シリ監督)から。
フランク・シナトラの名曲「マイ・ウェイ」の作曲者として知られ、
世界デビュー直前の39歳で急逝したフランス人歌手、
クロード・フランソワの生涯を映画化、という説明に、
興味を惹かれ観始めたが、1時間10分が経過するまで
「マイ・ウェイ」に関する話は登場せず、
ただ波乱万丈の人生を、繰り返し観させられた気がする。
たしかに、そういった人生を振り返り語った歌だからこそ、
この歌詞に共感する人が多いのかもしれないが、
なにもハチャメチャなの人生を送らなくても、この歌は感動する。
それは、それぞれが自分の人生を、精一杯生きてきたからだろう。
歌詞の一部に、こんなフレーズがある。
「私の真実を胸を張って言おう。人生を精一杯生きてきたと」
どんな生き方であれ、一所懸命生きていれば、
いつの年代でも「胸を張って」言えるに違いない。
この映画で監督は、何を伝えたかったのだろうか。
世界的に有名な「マイ・ウェイ」は、英国の歌ではなく、
フランスの歌だと言いたかったのかもなぁ。
私としては「彼のレコード売上総数は6700万枚。
亡くなった日が、1978年3月(11日)」のほうがメモ対象だな。



2015年11月05日(木)
ますます謎が深まった「泉頭(いずみがしら)」という地

先日、徳川家康公顕彰四百年記念事業として、
「第1回清水町・泉頭 歴史文化フォーラム」が
地域交流センターで開催された。
全国の名所旧跡を数多く知っている「徳川家康」が、
自分の余生を過ごす場所として、柿田川のほとりを選び、
隠居所を建てようとした史実が明らかにされ、
そんな素晴らしい場所に住んでいる私たちは、
自然景観としての天然記念物「柿田川」に、
徳川家康が隠居をしようとした歴史が加わったことで、
さらに、付加価値がつき、ワクワク感が増した。
この地に住み、この地で働くことの「誇り」とともに、
自信を持って、外に向けて情報発信ができる気がした。
ただ、一度は決めた隠居所が急遽中止になった理由は、
「本光国師日記」等の史実に基づく説明で理解できたが、
どうしてこの地(泉頭)を選んだのか?という私の疑問は、
解決されぬままだった。
一言で言えば「ますます謎が深まった『泉頭』という地」。
わからないからこそ、いろいろな想像が膨らむ。
そしてその「謎」を追求することでまちづくりができる。
選んだ理由や、建てていたらどんな間取りだったのか、
想像するだけで楽しくなる。だから、歴史は面白い。



2015年11月04日(水)
観光は「アッセンブル(組立)」=地域の総合力が試される

講師「庁野朗」氏(日本観光振興協会常務理事・総合研究所長)
演題「歴史、伝統文化、生業を活かした観光地域づくり」から。
さすが、多くの事例を仕掛け、見てきた講師だけに、冒頭の
「観光客は、俯瞰で見て面白そうなところに降り立つ」という
説明から、メモは増え続けた。
昔からある「お伊勢参り」を「観光・集客の原点」として、 
観光の仕組みが全て揃っていた、との解説は、頷ける。
特に「観光」という言葉に「固定観念」を持ち続けていると、
メスが入りにくい、という指摘と、今の時代は、
「観光」という言葉を使わないで「人を集める」仕組みが
大切なことを教えていただいた。
そして、観光は「アッセンブル(組立)」とまとめた後、
「=地域の総合力が試される」と付け加えた。
今は、観光で生計を立てている人たちだけの問題ではなく、
まちの魅力アップの方策として「観光」が活用される。
「地元の人は、きれいな水が財産となりえるって気づかない」
と言い切った講師のアドバイスを参考に、まずは、
「そこに住む人たちに、この町の素晴らしさを伝える」、
そのことから始めてみたい。



2015年11月03日(火)
落語「目黒のさんま」を聴いてから「大さんま祭り」へ

職場の後輩から「秋の陣・大さんま祭り」の招待メールが届いた。
国勢調査指導員の仕事もあり、ちょっと迷ったが、
やはり「脂の乗った秋刀魚」には勝てなかった。(汗)
お昼を目安に仕事を切り上げ、飲みたいお酒とお土産持参で
会場となる後輩宅へ向かうのだが、なぜか私のとった行動は、
落語「目黒のさんま」を聴いてから・・と思いつき、
スマホでYouTubeから検索して探し出し、
三遊亭円楽師匠の「落語」を聴いた。
その後、炭で焼いた本物の「秋刀魚」を食したら、
殿様になった気分で、落語の情景が鮮明に浮かんできた。
もちろん秋晴れの下で食べた、秋刀魚の味は格別であった。
「落語」って、こんな楽しみ方もあるのか・・と我ながら、
可笑しかったが、四季折々のネタを参考に、
落語「長屋の花見」を聴いた後、本物の花見に出かけたり、
落語「時そば」を聴いた後に、屋台のそばを食べてみる。
これだけでも、だいぶ豊かな生活が送れる気がした。(笑)
今まで何も繋がりがなかったものを、無理やりでも繋げてみる。
「落語と食」のコラボレーションは、意外な発見があるので、
是非一度、試して欲しい。



2015年11月02日(月)
僕がなりたいのは、貧乏人

映画「ミラクル7号」(チャウ・シンチー監督)から。
「さすが、中国映画!」って感じで、観終わった。(笑)
冒頭、有名私立小学校に通う子どもたちが、
大きくなったら・・の夢を語るシーンがある。
メモしてて、笑ってしまった。
「どんな会社でもいいから、大会社の社長になりたい」も、
かなり面白い答えであったが、
やはり主人公が手を挙げて堂々と答える
「僕がなりたいのは、貧乏人」を選んでみた。
父親にいつも「貧乏人こそ素晴らしい」と言われているようだ。
作品中「たとえ貧乏人でも、そんな言葉は使うな」とか、
キーワードになりそうな言葉も、続いてきた。
私の頭の中では「『貧乏』と『貧乏人』は違う。」とか
「どんなに貧しくても、心の貧乏人にだけはなるな」とか
多くの「貧乏」に関するフレーズが浮かんできた。
こういう映画は、内容を期待してはダメ、とメモに付け加えた。
殺し合う映画よりは、私は好きだなぁ。



2015年11月01日(日)
深川で、この豆腐売るのはホネだね

映画「あかね空」(浜本正機監督)から。
京の豆腐を題材に、江戸を舞台として展開される人情もの。
物語の前半、京で豆腐作りの修行を積んだ主人公・永吉が
江戸の深川で店を開いた。
当初は、京からの「下りもん」という物珍しさで賑わうが、
江戸の固い豆腐に慣れている町民は、もとの豆腐に戻る。
それを言い表したのが「深川で、この豆腐売るのはホネだね」
もちろん「骨が折れる」という言葉の略だが、
「苦労する」「面倒である」という意味で「不可能」とは違う。
軌道に乗るまで時間がかかるというだけで、
「味」さえしっかりしていれば、いつか受け入れられる、と
プラスの意味で私は解釈している。
誰も歩いたことのない道を、自分を信じて進むことは、
それなりに苦労はつきもの、と割り切っているからこそ、
最後までやり通せるのだと思う。
元大リーグの野茂投手、元Jリーグの三浦カズ選手、
彼らがいたからこそ、若い人たちが安心して旅立てるのだから。