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しもさんの「気になる一言」
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2015年10月17日(土)
おにいさん、人は簡単に死んじゃうんだよ

映画「まほろ駅前狂騒曲」(大森立嗣監督)から。
鑑賞後のメモを眺めると、意外と「死」に対するメッセージが残った。
その1つが、まだプロローグと言える部分で、松田龍平さんが演じる
「行天春彦」さんが、公園の横の道を歩いていたら、
子どもたちの蹴ったサッカーボールが頭に直撃し倒れるシーン。
ボールが当たったくらいで・・という軽い気持ちで覗き込む、
子どもたちと指導者に向かって、ムクッと起き上がってこう言う。
「おにいさん、人は簡単に死んじゃうんだよ」
なぜか、このフレーズが印象の残った。
人間の一生なんて、誰もわからない。
老衰まで生きる人の方が少なく、病気や交通事故、自然災害など、
本人の意思には関係なく、昨日まで元気だった人が亡くなることはある。
冒頭のシーンでも、打ち所が悪ければ、死ぬことだってあり得るし、
ちょっとしたハプニングやアクシデントだからと、簡単に考えてはいけない。
そんなことをメッセージとして受け取った。
さらに物語ラスト近くに、病院屋上での会話が気になった。
「これが最後の春になるかもしれないな」と呟く老女。
「あの世なんてないよ。でも俺、あんたのこと、
なるべく忘れないようにする。俺が死ぬときまで。。それじゃダメ?」
「そりゃ、いいね」
さらっと流れたシーンであるが、とても印象に残った。
「死」というものをどう捉えるか、考えさせられた作品である。



2015年10月16日(金)
頑張れってのは、人に言う言葉じゃないよ。

映画「風に立つライオン」(三池崇史監督)から。
さだまさしさんの名曲「風に立つライオン」が根底にあるので、
この曲がお気に入りの私には、観る前から映像が目に浮かんだ。
「100万羽のフラミンゴが一斉に飛び発つとき暗くなる空」や
「キリマンジャロの白い雪」「草原の象のシルエット」なども、
ちょっと期待し過ぎてしまったかもしれない。
気になる一言は、主人公の航一郎が、ケニアの草原に向かって、
夜中に「がんばれ〜」と叫ぶシーンを何度か目にした女性が、
彼が現地の赤十字病院を離れる時に、お願いした。
「(私たちに)頑張れ・・って言ってくれないんですか?」と。
それを受けて、主人公はこう答える。
「違うよ、頑張れってのは、人に言う言葉じゃないよ。
あれは、自分に向かって言っているんだ」
目にするあまりに悲惨な光景に、心が折れそうになる。
そんな時、自分を「頑張れ」と励ますことで、乗り切ってきた。
いや、重傷を負って次々と運ばれてくる少年たちは、
「頑張れ」と励まさなくても、もう充分に頑張っている。
だから頑張るのは自分なんだ、という意味なのかもしれない。
私も、誰もいない海や山で「頑張れ」と叫んでみようかな。



2015年10月15日(木)
アドバイスは、情報を増やすこと

講演「思うは招く」(夢があれば何でもできる)
「NASAより宇宙に近い町工場」
講師「植松努」((株)植松電機 専務取締役)より。
「僕の仲間を増やすための講演です」と始めた話は、
今までにも何度も聴講した自己啓発系の講演の
「まわりに感謝しよう」というやや感動型で終わる内容とは
ちょっと違い「あれ、私って今のままでいいんだ・・」という
何ともいえない気持ちが込み上げてきて嬉しかった。
その中で、多くのメモから私が引っかかったのは、
「アドバイスは、情報を増やすこと」という定義だった。
アドバイス(advice)とは、
「忠告」「助言」「勧告」などの意味がある英単語であり、
私としては、問題解決のヒントみたいな感覚であったが、
講師は「『アド』ですから、増やすんです」とサラッと言った。
方向性を示すではなく、選択肢を増やしてあげることが、
悩んでいる人へのアドバイスだということなんだろう。
講演中に何度も口にした「ど〜せ無理」を口にする人たちに、
「だったらこうしてみたら」とアドバイスを送る大切さも知った。
「どうしよう・・」ではなく「どうすればいいのか、一緒に考えよう」、
そのそばに寄り添う感じの口調が、とっても心地よかった。
「人の可能性を奪わないこと」、たぶん、彼の根底に流れている考えで
すべてがこの一言で解決してしまう気がした。
もう一度、ゆっくり聴いてみたいと思わせてくれた講演だった。

P.S.
「アドバイス」は「advice」で「add+」じゃないところがいいな。
今度から「addvice」って書こうかな。(笑)



2015年10月14日(水)
「AkiRice(アキライス)」

昨日の話題が掲載されていることを願い、ドキドキして
地元紙の朝刊を広げたが、残念ながら掲載されていなかった。
しかし他紙には「布施明さん稲刈り体験」の見出しとともに、
写真入りで掲載されていて、ホッとした。
記事を読むと「収穫した米は「『AkiRice(アキライス)』と名付け、
一部を町内で販売する」とあった。
パッケージも、布施さん自らがデザインしたらしい。
昨日の私の発想は「稲の品種」だったので、比較できないが、
それでも「布施明(アキラ)」と「米(ライス)」を掛けた
「AkiRice(アキライス)」には「さすが」と拍手をするしかない。
もしかしたら「季節の秋(アキ)」も織り交ぜているかもなぁ。
稲刈りの話題から「米」の商品名に発想が及ばなかったことに、
シティプロモーションを語るには、勉強不足だな、と反省した。
何か話題となることを発見したら、まず「ネーミング」。
映画や書籍のタイトル、キャッチコピー等を研究し、
自分なりに知識は豊富のつもりでいたが、経験が足りなかったな。
これからは「どうやったら手に取ってもらえるか」を念頭に、
商品名などを楽しみにしながら、名付けてみたい。
きっと、パッケージもセンスがあるんだろうなぁ。



2015年10月13日(火)
布施明さんだから「清水町のかおり」

歌手の布施明さんが、わが町に稲刈りに来た。
知人からいただいたお米が美味しくて忘れられず、
春には「田植え」に訪れた、という話を、以前耳にしていた。
そして、今回自分が植えた稲(米)の収穫に来町したようだ。
私が気になっていたのは「稲の品種」。
この辺りでは「こしひかり」や「あいちのかおり」が主であり、
その土地にあった品種が植えられていることは間違いない。
現場で確認したら、なんと「ニコマル」という品種で、
熊本県産の特上米らしい。粘り気があって美味しいという。
これからは「ニコマルの時代だ」という人もいるようだ。
私は、いつものおやじギャグで、(駄洒落で・・)
布施明さんの代表曲「シクラメンのかおり」に併せて、
「あいちのかおり」だったら面白いな、と思っただけなんだけど。
もちろん「清水町のかおり」だったら、もっといいな。
「あいちのかおり」を「シクラメンのかおり」に引っ掛けて
布施明さんだから「清水町のかおり」にしたら、売れるかな?
そんなことを考えただけなんだけど・・・
こんな縁を大切にするところから、産業は拓けていくし、
ちょっとしたウィットが、停滞気味の農業を明るくする、
そんなことを思いながら、野次馬根性丸出しで眺めていた。
ローマ法王にお米を食べていただき、一躍有名になった村もある。
これからはやっばり「美味しいお米」かな、と感じた出来事。
明日の朝刊に、布施明さんの稲刈りシーン、掲載されるかな。(笑)



2015年10月12日(月)
試合前の「練習風景」が一番参考になる

久しぶりの「女子バスケット公式戦(Wリーグ)観戦」(三島市体育館)
「トヨタ自動車アンテロープス」VS「シャンソン化粧品・Vマジック」
(正式には「シャンソン化粧品・シャンソンVマジック」というらしい)
チケット手配してくれたのは「トヨタ自動車」関係者だから、
もちろん「アンテロープス」の応援だけど、
中学生時代の部活が「バスケット」だったし、就職してからは、
地元の小学生の男女に「ミニバスケット」を指導してきたから、
生試合を観戦できたこと自体が、とても嬉しかった。
私たちの憧れは、ミュンヘンオリンピック日本代表の主将で
サウスポーの「谷口選手」だったり「阿部選手」「結城選手」で、
彼らと同じ背番号が欲しがったりしていた頃が懐かしい。
その後、漫画「スラムダンク」にも夢中になったし、
今でも時々、バスケットゴールがあると、ドリブルシュートなどを
したくなるのは、私だけではないだろう。
試合前40分前から会場に入場し、両チームの練習から観たが、
なんと、私たちが何十年前にもしていたプログラムもあり、
「基本中の基本」と呼ばれるものには変わりがないことを実感した。
会場を埋め尽くす、小学生、中学生、そして高校生にとって、
試合中にケガをしない為の充分なストレッチ運動や、
速い手拍子のでリズムを打ちながら、限られた時間内に効率よく、
メニューをこなしていく風景は、参考になったに違いない。
試合中の拍手を送りたくなるような派手なプレーもいいが、
こうしたトップリーグの選手たちの「練習」の様子は、もっといい。
だからこそ「試合前の『練習風景』が一番参考になる」を残したい。



2015年10月11日(日)
預貯金・定期保険・終身保険のどれでカバーするか

「働く女性の会(ATG)」の10月例会だった。
講師は「渡邉秀一さん」演題は「あなたとご家族を護る為に
知っておきたい10の資金と保険の活用方法。
間違いだらけの保険選び、あなたのところは相続⁇争族⁇」から。
えっ?・・の連続で勉強になった「生命保険の話」は、
まずは「生命保険の3つの基本形」から始まった。
100社くらいある日本の保険会社、扱っている商品は数あれど、
基本はみんな同じ形らしい。(汗)
特に「定期保険」「終身保険」の2つの違いさえ理解していれば、
人生において予想される大きな支出に対して、
どういった形で補填(カバー)するかが、わかるということ。
長年、保険に入っているのに、その仕組みさえ理解しようとせず、
ただ「安心料」として、せっせと保険料を払っていた気がする。
「保険の仕組み、もっと早く知るべきだったな」と叫びたくなった。
特に「預貯金」と「定期保険」「終身保険」が同じレベルで語られ、
病気やケガに対する入院費用は、特別な治療を除き、
基本的に「高額療養費」さえ払える「預貯金」さえあれば、
極端な話だけど、保険に入らなくてもいい・・ということになる。
そういえば、私も妻も、何度か手術を伴う入院をしたが、
あまり高額の費用を支払わずに済んだ記憶が甦ってきた。
預貯金で払えないほどの支出の為に、加入する保険であるが、
現実は、そんなケースは稀だということなのだろう。
「保険の仕組み」を知ることにより、逆に「預貯金」の大切さを、
実感することとなったが、正しい理解だろうか?(笑)
残り少ない人生を、どうやって楽しむかは、
「預貯金・定期保険・終身保険」の使い分けで決まりそうだ。