
|
 |
| 2015年10月10日(土) ■ |
 |
| その時、お前は世界を変える。 |
 |
映画「アイアンマン2」(ジョン・ファブロー監督)から。 巨大軍事企業の経営者であり、天才科学者でもある、 トニー・スタークの活躍は見事であるが、気になったのは 20年前に他界した父親から彼へのメッセージである。 「トニー、お前はまだ子供だから映像を撮っておく。 これをお前に残す。いつかわかるだろう。 これはただの展示会じゃない。私のライフワークだ。未来の鍵だ。 今の技術では不可能だが、お前なら実現出来る。 その時、お前は世界を変える。 私が生み出した最も素晴らしいものはお前だ」 映画「余命一ヶ月の花嫁」のように、愛する人に残したビデオとは違い、 父が死ぬ前に、自分がやり残した事業を息子に託すために 撮影されたフィルムは、何か胸を打つものがあった。 数年前に話題になった、書籍「ジェノサイド」(高野和明著)を思い出した。 父親が自分の身に何かがあったときのために、息子にメッセージを残す。 「世界を変えろ、お前なら出来る」と。 私は父親が若くして他界したために、この父と息子の関係に憧れる。 映画「アルマゲドン」のような「父と娘」の関係とは違う距離感。 ふだん会話の少ない父と息子でありながら、いざとなったらお互いが 「尊敬」「信頼」という感情を持つ、この独特の関係。 そんな視点で鑑賞するのも、悪くないな、きっと。
|
| 2015年10月09日(金) ■ |
 |
| もうこれ以上、入ってきませんよ |
 |
映画「不毛地帯」(山本薩夫監督)から。 一番最初に目に入ってきた文字が「昭和33年冬」。 私の生まれた年であり、伊豆は狩野川台風で大被害を受けていた年、 そんなリアル感で観ていたが、敗戦から13年後は、 もうこんなに復興していたのか、とやや驚きの感想を持った。 また3時間に及ぶ上映時間にしては、やや中途半端な終わり方だな、と 原作を調べたら、映画は前半部分を纏めたに過ぎないらしい。 物語は「二次防の主力戦闘機買い付けに暗躍する商社と それらと癒着する政財界の黒い断面を描く」展開に、 ほとんど実名に近い「ラッキード社」「実弾」(チョコレート)など、 当時の世相を色濃く反映しているな、と苦笑いをした。 あまり目立たないシーンであったが、ソ連(?)の飛行機が、 北海道の北側から、領空侵犯して、警告音が鳴り響いたとき、 「もうこれ以上、入ってきませんよ」と冷静に判断した会話があった。 本当に戦いを挑むのではなく、わざわざ領空侵犯をして、 日本の自衛隊が、どこから、どのくらいの時間で対応するか、 言い換えれば「日本の防衛力を試すため」の試みと知って、 なるほど・・と頷いた。 最近では空だけでなく、海でも同じようなことが起きている。 近隣国によりしつこく繰り返される領空、領海侵犯には、 いち早く対応し、日本の防衛力を示しておく必要があるな、と感じた。
|
| 2015年10月08日(木) ■ |
 |
| 結果を出して、貼られたレッテルを剥がしていくしかないです |
 |
「安保法案」の強行採決したあと、そのやり方に反発してか、 下がった「内閣支持率について」安倍首相がインタビューに答えた。 「結果を出して、貼られたレッテルを剥がしていくしかないです」 この考え方が、今の私にはとても心に残ったのでメモをした。 私の人間関係を知らない人は、好奇心旺盛で走り回っている私を なんと「消極的な人間」と評価しているらしい。 そんな声がいろいろな方面から入ってきてちょっと驚いた。(笑) 確かに、今までの仕事柄、管理職という立場上、 「危険の可能性がある」「法令の違反」「クレーマー対応」では、 「駄目なものは駄目」とはっきり断ってきたので、 「融通が利かない」「考え方が消極的だ」と言われても仕方ない。 私が頑固なのは、今に始まったことではないし、 言い訳をしたところで、何の解決にもならないことも知っている。 ではどうするか・・それが、冒頭の「安倍総理」のコメント。 内閣支持率を無理やり上げようと、焦る気はないが、 それなりに「結果」を出していかないと、やっぱり、となりかねない。 貼られたレッテルを剥がしていくには「言い訳」ではなく「結果」、 それを積み重ねていくことで、レッテルは自然と剥がれていく。 自分で剥がそうとしなくても、貼った人たちが剥がしてくれる。 そう理解して、この一言を胸に刻みたい。
|
| 2015年10月07日(水) ■ |
 |
| 目の前が「畑」という、レストラン |
 |
本来なら、お洒落なレストランと言えば、 大きな窓から見えるのは、和風であれ、洋風であれ、 手入れが整っている庭がつきものだったのだが・・。 以前、家族で訪れた「レストラン・ビオス」は、目の前が「畑」。 無農薬の野菜の花に、モンシロチョウが飛び交う光景を目にし、 朝一番で摘みとったという食材が、テーブルの上に並ぶと、 「新鮮」という言葉が自然とインプットされる。 そういえば、新鮮な魚料理を出すという評判のお店で、 店の中にある「生簀(いけす)」から跳ねるほど勢いのある魚を 網ですくうシーンを目にすると、食べる前からワクワクし、 実際口にすると、より「新鮮」に感じられた。 この視覚効果は、いろいろなお店で目にすることができる。 ブドウ畑を前に飲むワイン、酒蔵の横に併設された日本酒など、 これからの時代、「産地直送」から「地産地消(現地)」、 まさしく「新鮮さ」を意識した「味覚」が主流となってきた。 そういった意味で「目の前が『畑』という、レストラン」は、 私にとって「味覚」だけでなく、視覚、触覚などにも「新鮮」だった。 そういう意味でも、展望台から観てきたばかりの 「柿田川の水で作った○○○」は、キーワードだな、きっと。(笑)
|
| 2015年10月06日(火) ■ |
 |
| 観たいのは「湧き間」と「第2展望台のブルー」 |
 |
まだまだ初心者のFacebookですが、自分の投稿とは別に 「Facebookページ」をいくつか持っている。 その中の1つに「柿田川の今」をアップしている「柿田川evol」があり 「柿田川の魅力をお裾分け」をするつもりで、 ほぼ毎日、写真と動画で、全国いや世界に向けて発信している。(つもり) そのサイト運営をしていて気付いたのは、全国の人たちが観たいのは、 「柿田川の清流」ではなく「湧き間」と「第2展望台のブルー」だった。 個人の投稿では、自分の投稿に対して「いいね」の数と「シェア」の数、 統計的なものは、それくらいしか知らされないが、 「Facebookページ」では、投稿に対して、何人がアクセス(リーチ)して、 さらに動画の場合、何回再生されたか、も数字として表示される。 数字大好き人間の私には、その数字で、落ち込んだり、励みになったり。 1年以上投稿していると、みんながが反応する場所とか、動画など、 ハッキリした傾向が現れる。 (投稿する時間帯にもよるが)、平均「150」前後のアクセス数が、 「湧き間」と「第2展望台のブルー」の時だけは、一気に増える。 「湧き間」の動画は500アクセスを越えることも珍しくないし、 「第2展望台のブルー」は、写真・動画の区別なく、300アクセスがある。 (最高は「ミシマバイカモ満開の時の写真と動画」(約1500アクセス)) 実は、あまりの反響が怖くなって、しばらく水中写真をやめたことも。 都会の人たちをはじめとした、全国の人たちが観たいのは、 「豊富な湧水量の流れ」や「三大清流の透明感」よりも、 富士山の雪解け水が国道1号の真下で「湧いている」ということ。 そして、そのパワーを視覚で感じさせる「第2展望台のブルー」。 何気ない数字かも知れないが、根拠データとして役に立てば嬉しい。 この2つの魅力を、いかに見せるか。これが戦略なんだろうな。
|
| 2015年10月05日(月) ■ |
 |
| 船の汽笛の音は、ドの音 |
 |
映画「くちびるに歌を」(三木孝浩監督)から。 「アンジェラ・アキの名曲『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』を モチーフに生まれた中田永一の小説を新垣結衣の主演で映画化」、 この解説に、ちょっと惹かれて鑑賞した。 ストーリーが連想しやすくなってしまい、かえって難しい。 逆に、安心して観れる、という表現もできなくないが、 やはり、もの足りなさが残ったまま、ラストを迎えてしまった。 そんな中、今回私のアンテナに引っかかったのは、 「船の汽笛の音は、ドの音」というフレーズ。 あっ、そうか、確かに「ド〜」という音階、ずっと延ばしていると、 「ボ〜」と重なり、船の汽笛になっている。 主人公のひとりとなっている男の子の兄が障害を持っていて、 時々「ボー」と口にするのは、病気のせいだと思っていたが、 実は「ド」の音を出していたということにも、気がついた。 船の汽笛で「2回は、出発の合図。前進、前進」というフレーズも、 船の音を生活の中で耳にする、小さな島の住民ならではの視点として、 面白かったと思う。 そんなことを書きながらも、やはり主演の「新垣結衣ことガッキー」が、 最初からラスト直前まで、ニコリともしない仏頂面で演技し、 最後に1回だけ、船の上から満面の笑みを浮かべるシーンがよかった。 笑顔が似合う女性が、笑顔を見せない役、難しい演技だったろうなぁ。
P.S. 発声練習のフレーズ「AEIOUEA あえいおうえあ」 私たちは「IEAOU いえあおう」だったなぁ、たしか・・・(笑)
|
| 2015年10月04日(日) ■ |
 |
| (主人公)「ウィル」と(コンピュータ)「ウィルス」 |
 |
映画「トランセンデンス」(ウォーリー・フィスター監督)から。 人工知能の進化により、コンピュータが感情や意識を持つようになり、 人類を脅かす存在になるストーリーは「人類と科学技術の対立」として 特に目新しくないが、私は好きなジャンルではある。 とりあえず、タイトル「Transcendence」の説明が、台詞にあったので、 記録として残しておきたい。 「人工知能が、人間と全く同じ感情と自我を持ったら、 これは『特異点(シンギュラリティ)』と呼ばれるが、 私は『超越(トランセンデンス)』と呼ぶ」と説明されているが、 実は、この説明、私にはよく分からなかった。(笑) さて今回のこの作品、和訳をメモして気がついたのだが、 主人公の科学者の名前が「ウィル」でありながら、 「ウィルスが全てを崩壊した。世界中を破壊した」という展開に、 あれ、どちらだったかな?なんて、一人で苦笑いするほど。 監督さん、「(コンピュータ)ウィルス」が出てくる作品に、 主人公の名を「ウィル」にしないで・・とお願いしたくなった。 ただ「『ウィル』と『ウィルス』」だけで、この作品を思い出せるから、 そう言った意味では、インパクトがあるのかも・・。
P.S.(本来ならこの「気になる会話」を選んでいただろう) 「自我を証明できるかね?」「君は出来るか?」
|
|