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| 2015年06月06日(土) ■ |
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| やばい、やばい、やばい・・(汗) |
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柿田川の深みにはまって、溺れそうになった私の心の叫び。 「やばい、やばい、やばい・・(汗)」 最近、柿田川を観光資源に・・という人たちが多くあらわれて、 やれ、遊歩道だ、吊り橋だ、と提案してくれるのはありがたいが、 現実問題として、どの場所にどんな施設が欲しいのか、については、 誰からも具体的な意見は出てこない。 では休日を利用して「現場第一主義」の私が調べようと思い立ち、 「明日、柿田川に入るからウェダー(胴長)借りるよ」と、 前日、担当係に声を掛けて、朝早くから「1人」で、川に入った。 「どんな遊歩道をイメージしているのだろうか?」 「どこからどこまでを想定しているんだろうか?」など、 ポイント、ポイントで写真を撮りながら、慎重に歩いていたが、 突然、ずぼっと湧き間にハマったかと思ったら、バランスを崩した。 その後は水がウェダーの中に入り込み、思うように身動きが出来ない、 私の体力は無視され、もの凄い勢いで下流の深いところへ流されていく。 柿田川の水圧を強く感じ、首まで水面が到達して、体は冷えた。 本当に冗談ではなく「このままでは死ぬ」と思った瞬間があり、 心の中で「やばい、やばい、やばい・・(汗)」と叫んでいた。 幸いにして流れに沿っていたからか対岸に辿り着き、事なきを得たが、 それでも必死に岸に這い上がり、ウェダーを脱ぎひっくり返したら、 大量の透明な、私の大好きな柿田川の水がこぼれ落ちた。 いくら柿田川が、天然記念物になったり、名水100選に選ばれて、 全国に誇れる透明さとはいえ、川は川、やはり「危険」だと感じた。 これは、私の五感がフル活動して記憶に留めたことでもある。 「護る場所は護る、学ぶ場所は学ぶ、見せる場所は見せる」 「自然・教育・観光(ツーリズム)」を一括りにすることなく、 この棲み分けをしっかりしないと、事故が起きてからでは遅い。 「柿田川をまちづくりに活かす」ことに異論はないが、 その方法は、もっともっと検討する必要があるんだろうなぁ。
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| 2015年06月05日(金) ■ |
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| 泣いてても、笑ってても、時間は同じだけ過ぎていくねん。 |
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映画「オカンの嫁入り」(呉美保監督)から。 気になるフレーズはいっぱいメモしたのに、選んだのは 主人公の2人が住む家の大家さんの台詞だった。(笑) あることが原因で出社拒否となった、宮崎あおいさん扮する 「森井月子」に向かって、諭すように話しかける。 「月子ももう一年ちゃうか? そろそろ働かな、どんどんしんどなるで。 泣いてても、笑ってても、時間は同じだけ過ぎていくねん。 面倒くさいことは、全部、流してしまえ、楽やでぇ」 その場の雰囲気が伝わるかな?と考え、関西弁をあえて文字にしてみた。 登校拒否も出社拒否にも通じる台詞かな、とメモをしたが、 学校へ行きなさい、会社へ行きなさい、という説得ではなく、 限りある時間、楽しいことに使おうよ、と語りかけている気がした。 物語後半「月ちゃん、あんた、ずっとこのままでええのん?」と母、 「わかってる」と娘、 「わかってるだけやったら、何も変わらへんやろ?」と母。 そして、少し間を置いて、もう一度、母がこう呟く。 「優しいだけじゃなくて、いろんな人と外の世界で混じり合って、 そん中でもシャンと生きていける強い人になって欲しいねん」 このあたりでちょっと涙腺が緩んだ。 大切な娘を残して死んでいく母親の想いが、表現されている。 私には入る隙間がない、母と娘にしかわからない関係だな。 大竹しのぶさんと宮崎あおいさんの母子役、ピッタリでした。
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| 2015年06月04日(木) ■ |
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| おかげさまで「57歳」になりました |
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誕生日の今朝、起きて一番最初に「母」に発した言葉である。 「おかげさまで『57歳』になりました」 自分でも、なぜか不思議な感覚に包まれた朝を迎えた。 昨年までは周りから「誕生日おめでとう」と言われてから、 「ありがとう」とお礼の言葉を返すパターンであったが、 今回は、自分から「母」に対して「おかげさまで・・」の フレーズが口から出たので、正直、驚いた。(汗) 悟ったわけではないが、誕生日は「祝ってもらう日」ではなく、 周りの人に「感謝する日」だと実感したシーンとも言える。 今の自分があるのは、家族をはじめ知人・友人がいたから、と、 心から思えたからこそ、このフレーズにつながったのだと思う。 小さい頃から、私と一緒の時を過ごしてきた人から、 最近、SNSなどのネットで知り合った人まで、 朝から今まで多くの方から「お祝いメッセージ」をいただいたが、 今日の気分では、自分から、みなさんに対して、 感謝のメッセージを発することが、誕生日の過ごし方だな、 そんなことを感じた57回目の誕生日であった。 どうしてそんな気分になったのかは、自分でもわからない。 ただ「皆さんと知り合ったおかげで、今の私がある」という 感覚だけは、明日からも大切に持ち続けたいと思う。 そんなわけで改めて、お祝いメールをいただいた方にも。 メールではなく、直接、声を掛けてくれたて方にも、 「おかげさまで『57歳』になりました」を伝えたい。
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| 2015年06月03日(水) ■ |
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| 「恩」は施したら忘れるもの |
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公私ともにお世話になっている方の母親が他界したとの報を受け、 予定していた「市民公開講座」をキャンセルして、お通夜に参列した。 菩提寺の住職(お上人)は、戒名に「恩」という文字を入れたので、 たぶん、故人はこんな女性でした・・と思い出しながら、 今晩は「恩」についての話を・・・と口を開いた。 細かい内容について、ここで「説法」みたいに説明するつもりはないが、 「恩」というものは、施すものであり、恩に報いてもらいたいとか 恩を感じて何かを期待するものではないだろうし、誰に対しても、 慈悲の心を施していくことの大切さを気付かせていただいた気がする。 「親切にしてあげたのに、助けてあげたのに・・」と考えるのは 相田みつをさんの名言(我が家では「日めくりカレンダー」) 「あんなにしてやったのに 『のに』がつくとぐちがでる。」と同様、 恩着せがましい部分がまとわりつく感じがしていたし、 「恩」に対して、何かを求めている感じがするから、 「恩」を与えた側の心構えとしては、ちょっと違う気がしていた。 そんな私の違和感を払拭するように、お上人は、呟くように 「『恩』は施したら忘れるもの」と、諭してくれた。 誰かに親切にしたことも、社会に対してボランティア活動したことも、 高齢者に席を譲ることも、落とし物を届けたことも、すべてその場で忘れる。 「与えた側・受けた側」などという上下関係を持たないためにも、 施す側が、その行為すらまったく忘れる。 それこそが「『恩』は施したら忘れるもの」の意味だと理解した。 今晩は「経済」ではなく「仏教」や「哲学」を学んだと思いたい。 まさしく「我以外皆我師」だなぁ。
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| 2015年06月02日(火) ■ |
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| 犬のフン持ってけ! |
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久しぶりに静岡市へ出張だったため、寄り道をした。(汗) 「川瀬巴水展 生誕130年〜郷愁の日本風景〜」(駿府博物館) 静岡駅南口から静岡新聞社本社まで、どれくらい歩いただろうか。 駅近くにあった都市公園をつっきり、高校を横目に、テクテクと・・。 道すがら「歩行」「自転車」と書かれた歩道と、 一方通行の自動車道の間に設置されている花壇に目がいった。 たぶん、地域の人たちが管理している花壇だろうと想像がついたが、 そこに書かれていた注意看板に驚き、思わずメモをした。 白地の板に黒と赤の文字で「犬のフン持ってけ!」 よほど怒っていることが、このフレーズだけでもわかった。 その横には「静岡市動物指導センター」の設置した看板もある。 「ふんの放置は禁止です!!」 「ふんを持ち帰ることは、最低限のマナーです」 「ふんは必ず持ち帰ってください。 自宅の前や裏に毎日ふんが放置されていたら、あなたはどう思いますか?」 「マナーは守りましょう。犬や猫のフンで迷惑しています」 何種類かの注意看板のメッセージが、とても優しく感じられた。 こんなことを書かれても、ペットの散歩をする人たちは、 何も感じずに、ふんを放置したまま、歩き続けるのだろうか。 そんなルールやマナーも守れない心を待ったご主人に、 飼われているペットたちがかわいそうだな、と悲しくなった。 初めて歩いた歩道であったが、あまりにこの看板が多くて目立ち、 心が痛くなったので、帰りは別の道を選択して駅に向かった。 「道徳」が子どもたちの教科になる時代だけど、 まずは手本を示す「大人たちの道徳」をなんとかしなくちゃな。
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| 2015年06月01日(月) ■ |
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| 夢を諦めるのって、こんなに難しいの? |
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映画「ばしゃ馬さんとビッグマウス」(吉田恵輔監督)から。 学生時代の夢を追い続けるのが悪いわけではない。 けれど、現実と向き合い、諦めた人は数多いはず。 だから、コンクールに応募して落選し続けても書き続け、 「ばしゃ馬」と言われながらも脚本家を目指している、 主人公、馬淵みち代さん(34歳)がなぜか眩しかった。 彼女が、元彼に泣きながら訴える台詞が気になった。 「抱いちゃった夢って、どうやって終わりにしていいのか、 わかんないんだもの・・(涙)」 さらにこう言う。「夢をさ、叶えるのってすごい難しいのは、 最初から判ってたけどさ、夢を諦めるのってこんなに難しいの?」 「でも、まだ諦められないから、頑張るの・・」と続く台詞は、 言葉では「夢はきっと叶う」と言いながら、意外と簡単に 夢を諦めてしまった私たちの心に響いた。 頭では「叶わない夢はあきらめた方がいい」と判っていても、 「やっぱり、諦められない」という彼女の生き方に、 ちょっぴり羨ましくもあり、応援したくなった。 どんな生き方が正しいなんて、誰にもわからない。 自分が納得するまで、追い続けるのもいいんじゃないかな。
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| 2015年05月31日(日) ■ |
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| 大切な人と、この映画を観てください |
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6月6日公開の映画「あなたをずっとあいしてる」の完成披露試写会へ、 東京都新橋「スペースFC汐留」へ足を運んだ。 内容は、来週公開されてから、ゆっくりと「気になる一言」として 取り上げたい、と思っている。 今回は、映画鑑賞後、舞台に上がった、原作・脚本の宮西達也さん、 主人公・トロンの母セラの声を演じた、渡辺満里奈さん、 そして総監督のアニメーター・野中和実さんのコメントの中から。 もちろん選んだのは、渡辺満里奈さんの最後のメッセージ。 (宮西先輩、ごめんなさい、また外してしまいました。(笑)) 3人の楽しいトークの後、試写会に参加していた子どもたちによる 「恐竜鳴き声コンテスト」を終え、和やかになった雰囲気で、 最後に皆さんに一言、とマイクを渡された満里奈さんは 「大切な人と、この映画を観てください」で挨拶を締めくくった。 それはまさしく、この物語のテーマの一つである(と思われる) 「本当に大切なものはなにか?」を、あなたの大切な人と感じて欲しい、 そんなメッセージであると受け取った。 そして鑑賞後、自分たちにとって「本当に大切なものは?」を、 ゆっくり話す機会にしてください、ってことなんだろうな、きっと。
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