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しもさんの「気になる一言」
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2015年05月02日(土)
16歳の少年の週末が、たった2行だ

映画「危険なプロット」(フランソワ・オゾン監督)から。
主人公は、文才溢れる少年と国語教師なのだが、
私は、他の子どもたちの「文章能力」が気になった。
冒頭で、子どもたちに求めた「週末を出来事」を書かせる宿題、
嘆いていたのは、その内容だった。
「土曜、ピザを食べテレビを見た。日曜、疲れて何もしなかった」
この内容に、教師が溜息をつきながら、
「16歳の少年の週末が、たった2行だ」と吐き捨てるように言う。
「土曜、テレビ・ピザ。日曜、何も。詩を書けとは言ってない。
週末の出来事だ。それなのに、2行以上の文章を書けない。
彼らの無知より、将来が心配だよ。子供は『未来』だ。」
メール全盛の現代、単語はなるべく少なく、文も短い。
形容詞と呼ばれる表現は、ほとんど皆無。
皆が時間に追われ、用件のみを伝えることが是とされる昨今、
これが普通なのかもしれないが、なんだか味気ない。
少なくとも「嬉しい」とか「楽しい」、「悲しい」といった
感情表現が無くなってきたことが、心配である。
ストーリーとは全く違った部分に反応してしまったが、
これもまた、この作品を通して感じたことだから、
「16歳の少年の週末が、たった2行だ」を残しておきたい。



2015年05月01日(金)
塩むすびの差し入れ

発想が貧困で申し訳ないけれど、
「塩むすび」で思い出すのは、旅館宿泊の宴会後、
各部屋に届けられる、あのなんとも言えない美味しさ。
私の場合、宴会では大騒ぎをしてあまり食べないからか、
部屋戻ってしばらくして「小腹がすいたなぁ」と感じるが、
そんな時、口が欲しがっているのは、
ラーメンでもスナック菓子でもなく「塩むすび」。
不思議なことに「海苔」なんてついてなくてもいい。
(昨晩は、海苔が巻いてあったけど・・(笑))
本当は「塩」だけでむすんだものが最高。
どうしてだろう?と考えてみたが、やはり「シンプル」。
お米は、食べ物の中で一番「アレルギー」になる人が少ない、
そんな話を聞いたことがあるが、頷ける気がした。
ご飯さえあれば、手っ取り早く出来るし、
小さい子から高齢者まで、誰でも作れる食べ物として、
私は、これからの日本の「食育」に欠かせないアイテムだと
確信している1人である。
そのためには、もっと「塩むすび」を食べる機会を増やす。
年に2度の防災訓練、炊き出し訓練だけでなく、
あらゆる機会を使って「塩むすびの差し入れ」をする。
それが、美味しいお米を知るきっかけとなるに違いない。

P.S.
最近、他人が作った「おむすび」は食べられない人が多いらしい。
吉田松陰の松下村塾は、妹の文が作った「おむすび」が
最高の御馳走なんだけど・・。時代かなぁ、やっぱり。(汗)



2015年04月30日(木)
苛められた親は、学校に不信感

最近、あまり耳にしなくなった「モンスター・ペアレント」。
ニュースでとりあげるほどのことではなく、
どの学校にも起こりうることと認識されているようだ。
いまだに私には理解しがたいのだが、
その根底に流れるものを見つけないと解決には程遠いと思う。
そこで、仮定の話をしてみたい。
「問題を起こす子どもたちは、親の愛情不足が原因」
そんな根拠もない話が、いろいろな場面で囁かれる。
確かに、彼らの一面しかみていない気もするが、
それでも、大きな問題を解決するためには、
何かを想定した対応策がとられなければならないと思う。
話を戻して、学校にクレームの多い保護者について、
仮説を立ててみたい。
保護者が自分の子どもの頃を思い出してみると、たぶん
「苛められていたのに・・」「不良になったのに・・」と
当時の学校関係者は、苦しんでいた自分を無視されていた。
学校なんて、先生なんて・・必死に「S・O・S」を出したのに、
助けてくれなかった、相手にしてくれなかった、
いわゆる「学校・教師への不信感」が記憶にあるに違いない。
そんな経験を持つ子どもが保護者になって、
学校にクレームをつけているのではないかと感じる。
だからこそ、簡単には解決できない問題だと理解したい。
保護者の問題ではなく、学校・先生の信頼を取り戻す・・
これに尽きる気がする。
「苛められた親は、学校に不信感」を一言に残しておこう。



2015年04月29日(水)
緑に囲まれて読書する贅沢スポット

書籍「京都図書館紀行」
(玄光社MOOK編・玄光社刊・141頁)から。
京都に数ある図書館の中から、選ばれただけあり、
どれも個性的で、今度、京都を訪れた時に、
足を運んでみたいと思わせる雰囲気を持っていた。
その中で、私が選んだのは、2館。
「京都御苑 森の文庫」を紹介するフレーズは、
「豊かな森の中にひっそりたたずむ、とっておきの読書の場所。
「母と子が自然と触れあう機会を多くしよう」という考えで、
「棚に並ぶのは、絵本と図鑑が中心」のようだ。
「文庫の周辺には、読書に好都合なテーブルやベンチも設置され、
青空の下でページを操るひとときは、なんともいえない贅沢な時間。
自分だけの秘密にしておきたいような、素敵な読書スポットだ」
そして「京都府立植物園 きのこ文庫」で気になったのは、
「植物園の大きな『きのこ』に親子で読みたい本がぎっしり。
親子連れの来園者が楽しめるようにと、
1985年に京都平安ライオンズクラブから寄附を受けて設置された」
共通点は、森の中や植物園といった「緑」の屋外施設であり、
太陽の下、自由気ままに楽しく読書している姿が目に浮かぶ。
「緑に囲まれて読書する贅沢スポット」というフレーズを残し、
近いうちに「現地視察」したいと思っている。



2015年04月28日(火)
何か初めてのこと、やりたかったから。

映画「四月物語」(岩井俊二監督)から。
そうそうこんな感じだったなぁ、が鑑賞後の私の呟き。
私の場合、静岡から東京だったけれど、
それでも親元を離れ、ひとりで生活をした経験が、
今の自分にとって、どれだけプラスになったかわからない。
映画初主演の「松たか子さん」演じる女子大生だったので、
余計にドキドキしながらメモをしたのだが、
故郷・北海道から(へ)電話のシーンがアンテナに引っかかった。
少し落ち着いてから、東京での学生生活の様子を訊かれたのか、
それとも「何かサークル入った?」と問われたのだろう。
「釣り」と一言、(たぶん相手は、予想以上に驚いたようだ)
「変?そうかな・・」と彼女は続け、気になる一言を呟く。
「何か初めてのこと、やりたかったから、いいかなっと思って」
そう、せっかく環境が変わったのだから、
今までに経験したことのないことをやってみたい、と思う気持ち、
35年以上前の大学生当時の私が感じた
「(大きな)不安と(大きな)期待」が入り混じった感覚を
うまく表現している台詞だと思った。
冒頭の「松本家、総動員でお見送りのシーン」や
「花吹雪の中の花嫁に傘を差すシーン」など、
クスッとしてしまうシーン、感動シーンが満載だった。
「四月物語」で主人公が「卯月」という名前だったり、
「信長は生きていた」という時代劇の配役で、
「カールスモキー石井」さんが「軽相撲紀伊石井」だったり、
映画でけっこう遊んでるなぁ。

P.S.
4月が終わらないうちに、映画「四月物語」を紹介したくて。



2015年04月27日(月)
書かない・撮らない・残さない

2ケ月に一度開催される、働く女性の会(A.T.Gネット)4月例会、
講師「弁護士・後藤真理」氏、演題「知っておくと損をしない法律知識
〜男女関係トラブル、相続編〜」から。
講師の彼女は、プライバシー問題などに気をつけながら、
あまり耳にすることのない分野を、わかりやすく説明してくれた。
聴講者の多くが、笑いながらもメモしていたのは、浮気の立証。(かな?)
「浮気はどこからばれるか?」と書かれた項目には、
「メール、写真、通話の履歴」「カーナビの走行距離」「日記、手帳」
「クレジットカードの明細、レシート」「録音」「車にGPS、探偵の尾行」
などを挙げ、やや具体的に説明してくれたが、こういう話は、
自分には関係ないと思っている人は「笑い話」になることがわかった。
浮気の証拠を立証するのは、なかなか難しいだろうと思っていたら、
「なぜ、こんなにやばいのを残しておくのか、と思ってしまう」と語り、
「若い人の問題ではなく、高齢者のほうがばれやすい」とか
「付き合い始めのほうが、安易に証拠を残している」と纏めてくれた。
特に「日記・手帳」について説明をしながら、
「何でもかんでも記録する人がいるんですよ」と笑いを誘ったが、
この時ばかりは、聴講者の多くの視線を感じ、自分でも可笑しかった。(汗)
「では、どうしたらその立証を防御できるのか」という説明では、
簡単なようで意外と難しい行為が、フレーズとして印象に残った。
自分では「書かない・撮らない・残さない」
浮気相手には「書かせない・撮らせない・残させない」
たぶん、私にとって「書かない・撮らない・残さない」は非常に難しいから、
すぐばれる、ということらしい。(笑)
よく考えると、私も含めて高齢者の人たちって、記録することは得意でも、
「削除の仕方」って、意外と知らないんだよなぁ。
だって「記録イコール宝物」「記録イコール自分史」という認識だから。
私と浮気を考えている方、気をつけてください。
(たぶん)間違いなく「書きます・撮ります・残します」から。



2015年04月26日(日)
トレーニングの成果が必ず実る、それがマラソンの魅力

またまたランニング雑誌で見つけた、中島進コーチのエッセンス。
「トレーニングというのは、もともと体が環境に順化する
ということを利用しているわけですから」で始まり、
「たくさんランニングをすれば、ランニングに向いた体に
なっていきます」と続けている。「スピードを上げて速く走れば、
自然に速く走れる体になっていきます。
そして、厳しい状態で追い込む練習をすれば、レースでも
自分を追い込んで力を出し切ることができるのです。」と言う。
言い換えれば「トレーニングの成果が必ず実る。
それがマラソンの魅力」ということなのだろう。
マラソンに限らず、トレーニングが大好きの私は、
なんでも「自分磨きのトレーニング」として捉え、
朝から晩まで1年365日トレーニングを楽しんでいる。
その行動のモチベーションは、
「トレーニングは必ず成果が得られる」ということだ。
努力することが楽しい、なんて、私らしい発言かな。