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しもさんの「気になる一言」
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2015年01月08日(木)
人を咲かせる女・咲かせ系女子

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」から。
どんな視点で、今年の大河ドラマを観ると楽しいのかな?
そんなことを考えながら、第一回を観終った。
ついつい「吉田松陰の妹」というフレーズに惑わされて、
どんな形で、大きな事件に関わっていくのだろうか、という
興味と関心が先行しがちであるが、そのヒントは、
第1回目のタイトル「人を結ぶ妹」にある。
作品の中でも主人公・文に向かって「おまえには」と続けて、
「人と人とを出会わせる不思議な力があるかもしれんぞ」と言う。
松陰の妹というよりも、「文」という女性が、
どれだけの人たちを結びつけたか、そんな視点で観ると面白そうだ。
1回目から「吉田松陰」と「小田村伊之助」を出会わせたし、
今後、幕末で活躍する多くの人たち同士を結び、育てていく。
だから、ホームページで見つけた主人公・文の人物像
「人を咲かせる女」「咲かせ系女子」の表現がピッタリだと思う。
大河ドラマは、それぞれの楽しみ方があっていいと思うが、
私は、この視点で今年は観ていきたいな。

P.S.
女性視点の「幕末男子の育て方」という表現も面白いかも。



2015年01月07日(水)
意地を張れ

書籍「狂気のススメ」(大杉学著・総合法令出版・219頁)から。
(常識を打ち破る吉田松陰の教え)
今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」、主人公は吉田松陰の妹・文。
だからと言うわけではないが「吉田松陰」に興味をもった。
本書は、{志気」「勇気」「熱気」「侠気」の四部に分かれていたが、
どれも興味深く、メモは当然のごとく溢れた。
その中で私が選んだのは「意地を張れ」。
「自分の正しいと思うことに意地を張っていく人がいなくなると、
この世は恐ろしくなる。
人から見ると意地っ張りのような変人に見えるかもしれないが、
自分が考えた正しいと思うことに、意地を張らないような人間だと、
大したことは何もできないだろう。
核となるものがなくなり、何となく、ムードや利害関係で動いてしまい、
そうしているうちに皆が不幸になる社会となる」。
そう言えば最近、人間関係の衝突を嫌がり「意地を張る」人がいない。
「そんなにムキにならないで」とか「まぁまぁ」と宥める人はいても、
最後は「つまらないことに意地を張るな」と叱られたりして、
「意地を張る」ことは、良しとされない風潮にある。
「意地」とは「気だて。心根。根性」という意味にも関わらず、
「意地が悪い」「意地を通す」「意地汚い」等、良い意味では使われない。
しかし、かの吉田松陰が背中を押してくれたから
「意地を張るところは意地を張ろう」と思う。
やっぱり、へそ曲がりかな、私は。

P.S.
「諸君、狂いたまえ」と吉田松陰は言う。
「狂う」とは、自分でも持て余してしまうような「情熱」のことである。



2015年01月06日(火)
抜いてみろ。抜けるものなら

正月・箱根駅伝のもうひとつの楽しみ方として、
番組スポンサーのインパクトのあるCMがあり、
いままでにも何度も取り上げた。今年は、サッポロビール。
私たちの地元、静岡県清水町出身の「佐藤悠基」選手を始め、
各区間記録保持者の堂々たる姿が小刻みに映し出され、
記録は破られるためにある、というメッセージかと思いきや、
彼らは「後輩たちに発破をかける」・・という言葉に続き、
「抜いてみろ。」という叱咤激励のメッセージ。
さらに、ちょっと時間をおいて「抜けるものなら」。
生半可な努力では、この記録は抜けるものではないぞ、という
区間記録を塗り替えてきたという、彼らのプライドが詰まった、
「抜いてみろ。抜けるものなら」であった。
そして、トレードマークの「★」(星)を意識して、
「新しい星をつかみとれ」で終わる。
短いながら、強いメッセージ性があり、思わずメモをした。
スポーツの世界だけでなく、仕事の面でも、
こうして、若い後輩たちに言い切れる先輩たちは少ない。
高度情報化が進み、仕事の仕方もどんどん変わり、
逆に若い人たちに教わることが多くなってきたことも事実だが、
だからこそ、このフレーズが私にはとても輝いて聴こえた。
カッコいいな・・「抜いてみろ。抜けるものなら」。



2015年01月05日(月)
刺激しあう

今年の箱根駅伝で総合優勝をした、青山学院大学監督、
原晋(すすむ)さんの人となりを表す、多くのコメントが
新聞紙上を賑わせていたが、私は選手の指導方法が目を引いた。
「月々の目標をノートに記させ、
選手同士で達成度合いを話し合う場を持たせている」と言い、
「書き込むことで自立させていく」と。
実は、今年の書初めで、この一年間を通して意識していく考え方、
あらゆる場面で意識することを「書」に認(したた)めた。
その5文字が「刺激しあう」。
力の強いものに頼り「刺激を受ける」のではなく、
基本的には、お互いが自立し「刺激しあう」関係を意識したい。
それは、仕事ばかりではなく、友達でも、サークルでも、
夫婦でも、親子でも「刺激しあう」関係になりたいと思う。
そして「刺激しあう」関係が築けた時、
チーム、グループなどでは最高の成果が得られ、
人間同士では、信頼しあえる関係になれる気がしている。

P.S.
今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に登場した、
「吉田松陰」と「小田村伊之助」もそんな関係なんだろうなぁ。



2015年01月04日(日)
一向に悔いが思い浮かばぬ

昨年末、衆議院選挙で一週間延期されだが、
NHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」が一年間の幕を閉じた。
黒田如水が、天下人になった徳川家康に、
「こののち徳川殿は、どのような世をおつくりなさるのか、
お聞かせ願いたい」と問い詰め、自分が天下を取った時、
目指したい思った世の中「戦いのない世」だった答えに、
如水の安堵した様子が、印象に残った。
そのうえで、家康がこう言葉を繋げた。
「天下は、それを治めるに相応しいものが治めるのが良い。
されど、天下はひとりの天下に非ず。天下は天下の天下なり」
実は、家康が病床で外様大名に語った言葉であるとされるが、
「天下はひとりの天下に非ず」は、今春、統一選挙を控えた、
立候補者の皆様には、肝に銘じて欲しいフレーズかも・・(笑)。
さて、最終回の「気になる一言」は、辞世の句に相応しい
「一向に悔いが思い浮かばぬ」。
いつでも自分で判断し、思い残すことなく乱世を生き抜いた
そんな満足感が感じられた台詞だったから。
昨年一年間、観続けた「軍師 官兵衛」を飾るに相応しい生き方、
私も是非、こうありたい思う。

P.S.
今日から始まる今年の大河ドラマ「花燃ゆ」を観る前に・・。
今年も、いろいろな台詞をメモしたいな。



2015年01月03日(土)
2015年は「泣いても笑っても、最終区間」

毎年、箱根駅伝の10区間と比較しながら、区間ごとの走り方を参考にし、
私なりの箱根駅伝、もうひとつの楽しみ方をしている。
「10巻・20年」を目標に掲げて書き続けている「気になる一言」、
既に9巻(18年間分)を冊子にし、昨年は「10区前半」の走りを参考にした。
「10区前半」に書かれていた「気温の上昇に注意」というアドバイスを、
「気持ちの高ぶりに注意」と解釈して、1年を過ごした。
それが、どう潜在意識に影響したかはわからないが、
「感情的」に判断したりすることは、少なかったと振り返る。(汗)(笑)
さて、今年は「10区後半の走り方」というよりも、
あらためて「10区のコース概要」を読み直してみた。
「泣いても笑っても、明暗が分かれる最終区間。
追われるランナーには重圧が圧し掛かり、追うランナーには焦りが襲い、
ペースを狂わせる。気温の上昇、ビル風・・、
ブレーキの要因となるポイントが多く、波乱を巻き起こす」とある。
この説明を参考にして、ラストの1年をどう過ごすか、と考えたら、
「いろいろなプレッシャーに負けない生き方」が浮かんできた。
そして、来年の正月は「書き続けてきた20年間の歴史」を振り返り、
穏やかな気持ちで「箱根駅伝2016」を見たい思う。
この1年は「泣いても笑っても、最終区間」のフレーズを常に意識し、
一歩一歩(一日一日)の足音を丁寧に聞きながら、過ごしたい。
総合優勝「青山学院大学」を始め、各大学がゴールテープを切る瞬間、
アンカーには満足感が溢れていた、私もそんな気持ちを味わいたいな。



2015年01月02日(金)
「未(羊)年」は「味のある、美しい1年」に。

今年の干支は「未」。(動物では「羊」。)
だからというわけではないけれど、
自分の人生の中で「味のある年」だったと思えるような
そんな一年にしたいな、と思う。
「未」という言葉の語源は「味」らしいから。
(曖昧の「昧」という説もあるらしいが・・(汗))
「美しい年」でもいい。
「羊」と言う字は、左右対称形でバランスがいいから、
「美しい」という意味が含まれている、というから。
だから、大きな羊は「美」と書きます。(笑)
ちなみに「義夫」の「義」という字も「羊に我」。
「きちんとしていて、傍目から見て美しく、
かどめが正しいと認められる方法」が「義(宜)」という
漢字の原義と知って、気持ちを新たにした。
ただ「羊」のように「集団で群れて行動をとる」のではなく、
「山羊」のように「独立した行動をとる」かもしれない。
逆に「山羊」のように「草以外の木の芽や皮も食べる」
(いろいろなものに手を出す)のではなく、
「羊」のように「草だけを食べる」(1つのものに集中する)、
そんな一年に出来たら・・と思う。
さらに・・以前から気になっていた「羊水」という言葉、
「胎児を保護し、分娩を容易にする。胎水。羊膜液」のように、
大事な瞬間をサポートできるそんな役割をしたい。
「羊ネタ」での気になる一言、挨拶のネタにどうぞ。(笑)